小松菜奈×菅田将暉、W主演で青春ラブストーリー 伝説コミック実写映画化<コメント到着>(C)ジョージ朝倉/講談社(C)2016「溺れるナイフ」製作委員会

小松菜奈×菅田将暉、W主演で青春ラブストーリー 伝説コミック実写映画化<コメント到着>

2016.03.07 05:00

女優の小松菜奈と俳優の菅田将暉が、映画『溺れるナイフ』(2016年秋公開)でW主演を務めることがわかった。原作は講談社「別冊フレンド」にて2004年10月から2013年12月まで連載された、10代の少年少女特有の、剥き出しのナイフのような激しい心と心のぶつかり合いを描き、広く共感を呼んだジョージ朝倉氏の同名コミック。累計発行部150万部以上(全17巻)を誇る、壮大な青春ラブストーリーである。

今作は2010年度「このマンガがすごい!」オンナ篇の第17位、第2回anan漫画大賞候補に選ばれるなど、人気と実力を兼ね備えた作品。まだ何者でもなく、何者にでもなれると感じる「10代の一瞬間(=全能感)」の謳歌、挫折、そして再生を、10代の少年少女たちを通して、激しくも儚く、そして美しく描いている。

メガホンを取るのは、2012年の『あの娘が海辺で踊ってる』デビューから、『おとぎ話みたい』『5つ数えれば君の夢』など目を見張るスピードで独自の美学溢れる青春映画を進化させている新鋭監督の山戸結希。第24回(2014年度)日本映画プロフェッショナル大賞・新人監督賞を受賞しており、「新世代ファンタジスタ」「日本映画界の大型ハリケーン」とも称される、今最も注目すべき若手監督の1人である。

小松菜奈、菅田将暉と2度目の共演「菅田さんで本当によかった」

小松は、ティーンモデルとしての絶頂期に田舎へ引っ越すことになり絶望していたが、コウとの出会いで何かが変わっていく主人公・望月夏芽(もちづきなつめ)役を演じる。2013年の映画『渇き。』での鮮烈デビュー以降、『近キョリ恋愛』(2014)『バクマン。』(2015)などの話題作に数多く出演し、その圧倒的な存在感で見る者の心を掴んで離さない若手演技派女優として注目を集める小松。これまで数多くの作品でヒロイン役を演じてきたが、今回が映画初主演となる。

そして夏芽の美しさに自分と同じ特別な力を感じて、ぶつかりあいながらも強烈に惹かれあう神主一族の跡取り息子・長谷川航一朗(はせがわこういちろう:コウ)役を演じるのが菅田だ。2013年に主演した映画『共喰い』で数々の賞を受賞して以降、映画・テレビ・CMにと出演オファーが引きもきらない、今最も注目を集める若手きっての実力派俳優と言っても過言ではない。菅田は恋愛映画としては初主演を迎える。

2人は今夏公開される映画『ディストラクション・ベイビーズ』から二度目の共演となるが、小松は「コウちゃんが菅田さんで本当によかったなと思います。あるシーンでは笑いあって本当に幸せなコウと夏芽がそこにはいました」と撮影時を回顧。一方の菅田は「バイクで2人乗りをするシーンでは背中から感じる夏芽の幸福感とコウへの切ない思いを映した空気感とともに、大人の恋愛の領域を超えた、原作が持つ子供同士の純度の高い恋愛を表現できたかなと思います」と自信を見せた。

重岡大毅、上白石萌音が脇を固める

上白石萌音(C)ジョージ朝倉/講談社(C)2016「溺れるナイフ」製作委員会
上白石萌音(C)ジョージ朝倉/講談社(C)2016「溺れるナイフ」製作委員会
さらに、共演者としてコウとの関係に傷ついた夏芽にそっと寄り添うクラスメイトの好青年大友勝利(おおともかつとし)役を、ジャニーズWESTの重岡大毅が、夏芽とコウの2人に羨望の眼差しを向けるウブなクラスメイトの松永カナ(まつながかな)役を、上白石萌音が演じる。

重岡は「同世代の共演者と一緒に制服を着てお芝居すると『あ~学生してるな』と楽しんでしまいました。この作品は、こういうことしたな、もしくは、やりたかったな、がいっぱい詰まっている作品です」とアピール。上白石は「スタッフの皆さんに支えていただいたり、共演者の皆さんも大好きな人たちでしたので幸せな時間を過ごしました」とコメントを寄せている。(modelpress編集部)

映画『溺れるナイフ』

あの頃、二人でいれば無敵だと思ってた―。ただ光を発する方へと突き進んでた―。東京で雑誌モデルをしていた美少女・望月夏芽(もちづきなつめ)は、ある日突然父の故郷である浮雲町(うきぐもちょう)に引っ越すことになる。東京から遠く離れた田舎町には刺激がなく、自分が欲する「何か」から遠ざかってしまったと落ち込む夏芽だったが、その土地一帯を取り仕切る神主一族の末裔で跡取りである長谷川航一朗(はせがわこういちろう:コウ)に出会い、強烈に惹かれていく。意地悪で気まぐれでエキセントリックな彼に反発しつつも、彼の発光するような神々しさに心を奪われ、いつか「コウちゃんはわたしの神さん」だと思うようになる。コウもまた、田舎では類を見ない夏芽の美しさに自分と同種の力を感じていく。徐々に気持ちを通わせていくふたり。「一緒にいれば無敵!」とさえ思っていた矢先、運命を変える出来事が起こる…。

「溺れるナイフ」第1巻(C)ジョージ朝倉/講談社
「溺れるナイフ」第1巻(C)ジョージ朝倉/講談社
「溺れるナイフ」キャストイラスト(C)ジョージ朝倉/講談社
「溺れるナイフ」キャストイラスト(C)ジョージ朝倉/講談社

キャストコメント

・小松菜奈
最初、夏芽のことがよく分からなくて、日々の撮影もハードな中で、不安になったりしました。迷惑をかけたり、悔しい思いもたくさんありました。でも、共演者やスタッフの方々が明るく接してくださり、私もリラックスして、夏芽として最後までやり通すことができました。菅田さんとは二度目の共演となりますが、コウちゃんが菅田さんで本当によかったなと思います。あるシーンでは笑いあって本当に幸せなコウと夏芽がそこにはいました。和歌山での撮影も含め、撮影期間の3週間はまるで三か月ぐらいにも思えましたが、自分と夏芽を重ね合わせられたことも良い思い出になったなって思えます。

・菅田将暉
僕自身、初めての経験でしたが、非常にピリピリした現場でした。だからこそ生まれるものがあると信じて臨んでいました。コウは、骨太というか芯のあることをあえて避け、美しい印象を与えながらも野性味に溢れている、そんな矛盾を抱えた人物なんだな、とシーンを重ねるたびに感じていました。バイクで2人乗りをするシーンでは背中から感じる夏芽の幸福感とコウへの切ない思いを映した空気感とともに、大人の恋愛の領域を超えた、原作が持つ子供同士の純度の高い恋愛を表現できたかなと思います。

・重岡大毅(ジャニーズWEST)
緊張感もありつつも楽しかった現場でした。自分の持っているもの全部だせたかな、って思います。ここで学んだ経験をきっかけにもっともっと自分を出していけるんじゃないかなって思います。大友を演じてみて、大友ってすごいなって。俺には絶対できないことをたくさんやっている。でも、自分の中の小さい部分を頑張って大きくだしていくところは、自分と共通しているところかな。そこがちゃんと見せれていたらいいなっと思います。同世代の共演者と一緒に制服を着てお芝居すると「あ~学生してるな」と楽しんでしまいました。この作品は、こういうことしたな、もしくは、やりたかったな、がいっぱい詰まっている作品です。原作ファンの方やそうでない方も楽しんでもらえると嬉しいです。

・上白石萌音
現場には1週間しかいなかったけどそうとは思えないほど濃密な時間でした。カナちゃんという役柄は、私にとって新境地でお芝居していた時も不安でしたけど、スタッフの皆さんに支えていただいたり、共演者の皆さんも大好きな人たちでしたので幸せな時間を過ごしました。特に菜奈ちゃんとの出会いは大きくて、これからも影響を受けていく女優さんだと思いました。この現場で学んだことを忘れずにこれからもがんばります。

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