柳楽優弥&瀬戸康史、亡き漫画家への思いを語る
2015.07.22 17:00
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俳優の柳楽優弥と瀬戸康史が、亡き漫画家への思いを語った。
映画「合葬」(9月26日公開)で主演を務める二人。同作は、伝説の漫画雑誌「月刊漫画ガロ」に連載され日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した、杉浦日向子さんの傑作漫画「合葬」を実写映画化。幕末、時代に翻弄された「彰義隊」の若く儚い一生涯を、現代の若者にも通じるリアルな青春群像として紡ぎ出す。柳楽と瀬戸は、原作者・杉浦さんの命日である7月22日にコメントを寄せた。
自身が演じた極については「悲しいくらいにまっすぐ生きています」といい、「その生き方は、とても勇気がいることだと感じました。そんな極にどこまで近づけられるかという事が自分にとっての一つのテーマでした」と撮影を振り返った。原作者・杉浦さんへ「できることならば、是非杉浦さんに観て頂きたいです」と願いを語り「自信をもってお届けできる作品です」と胸を張っている。
柾之助を演じるにあたり、瀬戸は「原作の異質な雰囲気は壊したくなかったですし、時代や人を少し違った目線で見ている柾之助を大切に演じました」と心がけを紹介。「彰義隊の隊士達はほとんど亡くなってしまいますが、僕は生き残った者に悲しさよりも希望をみた。杉浦さんが今作を見て、最後にはどこか希望を感じられる作品になっていたらと思う」と作品にかける思いを語った。
鳥羽・伏見の戦い後、将軍の警護および江戸市中の治安維持を目的として有志により結成された「彰義隊」を舞台に時代に翻弄された数奇な運命を描く同作。将軍に熱い忠誠心を持ち、自らの意思で彰義隊に加わった青年・極を柳楽が、養子先から追い出され、行くあてもなく赴くままに彰義隊へ入隊した柾之助を瀬戸が演じる。(modelpress編集部)
柳楽優弥のコメント
今年没後10年を迎える杉浦さんに向けて、柳楽は「初めて杉浦さんの漫画、『合葬』を読んだとき、すごく引き込まれ、切なさや儚さがある中でも親しみやすい作品だと思いました」と作品の印象を明かし、「時代劇であり青春の要素も含まれ、どの世代の方にも共感して頂ける作品になったと思います。魅力的に存在する登場人物も、『合葬』に親しみやすい要素のひとつです」とコメント。自身が演じた極については「悲しいくらいにまっすぐ生きています」といい、「その生き方は、とても勇気がいることだと感じました。そんな極にどこまで近づけられるかという事が自分にとっての一つのテーマでした」と撮影を振り返った。原作者・杉浦さんへ「できることならば、是非杉浦さんに観て頂きたいです」と願いを語り「自信をもってお届けできる作品です」と胸を張っている。
瀬戸康史のコメント
柾之助役の瀬戸は「杉浦日向子さんの原作を知ったのは、今作の映画『合葬』に関わらさせていただくことになってからで、それから何作か続けて読みました」と明かし、「共通して思うのは、杉浦さんはタイムトラベラーなのではないかということ」とコメント。その理由を「そうでなければ、登場人物や風景をあんなに細かく描けないと思う。僕が『合葬』で演じた吉森柾之助もそうです」と説明した。柾之助を演じるにあたり、瀬戸は「原作の異質な雰囲気は壊したくなかったですし、時代や人を少し違った目線で見ている柾之助を大切に演じました」と心がけを紹介。「彰義隊の隊士達はほとんど亡くなってしまいますが、僕は生き残った者に悲しさよりも希望をみた。杉浦さんが今作を見て、最後にはどこか希望を感じられる作品になっていたらと思う」と作品にかける思いを語った。
今もなお愛される杉浦日向子さん
杉浦さんは1958年、東京で生まれ、漫画家、江戸風俗研究家、文筆家としてテレビでも活躍。1984年「合葬」で日本漫画家協会賞優秀賞、1988年「風流江戸雀」で文藝春秋漫画賞を受賞し、1980年代の「江戸ブーム」を牽引した。代表作に「百日紅」「百物語」「一日江戸人」「江戸アルキ帖」「YASUJI東京」などがある。鳥羽・伏見の戦い後、将軍の警護および江戸市中の治安維持を目的として有志により結成された「彰義隊」を舞台に時代に翻弄された数奇な運命を描く同作。将軍に熱い忠誠心を持ち、自らの意思で彰義隊に加わった青年・極を柳楽が、養子先から追い出され、行くあてもなく赴くままに彰義隊へ入隊した柾之助を瀬戸が演じる。(modelpress編集部)
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