竹野内豊、主演作が初の国際映画祭出品決定<本人コメント>
2015.07.10 20:53
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俳優の竹野内豊が主演をつとめる映画『at Home』(8月22日公開)が、8月27日から9月7日までカナダ・モントリオールにて開催される、第39回モントリオール世界映画祭フォーカス・オン・ワールド・シネマ部門に正式招待されることがわかった。
主演作品が国際映画祭に出品されるのは今回が初めてとなる竹野内は「とても嬉しいです。監督やスタッフ、キャストの方々と作り上げた映画ですので、監督の喜びを考えると、感慨もひとしおです」と喜びのコメント。「自分が主演させていただいた映画で海外映画祭に出品されたことは初めてに等しいので、外国の方々に、この“他人同士”という一風変わった設定がどのように受け止められるのかがとても楽しみですし、人と人の、日本的な機微を感じてもらえたらと思っています」と期待を込めた。
また、メガホンを執った蝶野博監督も「家族の在り方は国によって様々だと思うので海外でどのように受け止めてもらえるのか楽しみです」と語った。
偽装家族の愛を描く
同作は、原作の映画化が相次ぐ小説家・本多孝好氏の珠玉の同名短編小説を映画化。DREAMS COME TRUEの名曲を映画化した『未来予想図~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~』の蝶野氏が監督を務める。一見どこにでもある普通に幸せそうな家族。しかし彼らは、決して振り返りたくはない過去を持つ、偽装家族だった。さらに父・和彦(竹野内)は泥棒、母・皐月(松雪泰子)は結婚詐欺師、長男・淳(坂口健太郎)が偽造職人で、長女・飛鳥(黒島結菜)とまだ幼い次男・隆史(池田優斗)も「犯罪で生計を立てていること」を知っていた。なぜ、5人は危ない橋を渡る歪な関係を選んだのか?このリスキーな生活もついに綻びが生じ、母親が監禁され誘拐されてしまう事態に発展する。
アカデミー賞の前哨戦
モントリオール世界映画祭は、2008年『おくりびと』が最優秀作品賞を受賞、その後10年に『悪人』で深津絵里が最優秀女優賞、11年に『わが母の記』が審査員特別賞グランプリを、そして昨年は『ふしぎな岬の物語』が審査員特別賞グランプリとエキュメニカル審査委員賞の2冠を、『そこのみにて光輝く』が最優秀監督賞を獲得したことなどで知られており、毎年8月下旬から9月初頭にかけてカナダのモントリオールで開かれる国際映画製作者連盟(FIAPF)公認の北米最大規模の国際映画祭。アカデミー賞の前哨戦としても注目されている。(modelpress編集部)
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