斎藤工、壁ドンは「僕の一発芸みたい」
2015.06.14 23:57
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俳優の斎藤工が、“壁ドン”について語った。
14日、都内で行われた3夜連続『あん』大ヒット御礼トークイベントに、同作の監督・脚本を務めた河瀬直美監督とともに出席。この日が初対面という2人だったが、河瀬監督はテレビをほとんど見ないため、斎藤の存在を知らなかったそうで、斎藤は同イベントの撮影に来ていた写真家のレスリー・キー氏に促され、挨拶代わりに河瀬監督を壁ドンをしたことを明かし「僕の一発芸みたいになってしまっている」と吐露し、会場の笑いを誘った。
さらに「僕は照れてしまい、河瀬さんはピクリとも心が動いていないという正しい反応で、逆に壁ドンをしていただきました。そんな作品がレスリーのフィルムに収められました」と楽屋での裏話を語った。
斎藤工を“飼いたい”?
また、河瀬作品を第1作から見ているほどファンだという斎藤は、「2作目を見たときに“これ一番好きな作品だ”と思って、今回の『あん』を見て“ちょっと待てよ”って。毎回(1番が)更新されるんですよ」と語り、MCからそんな河瀬監督に“斎藤を起用するならどんな役”と質問が飛ぶと、斎藤は「台本にありましたけど、僕を前にその質問は…」と恐縮。すると河瀬監督は「今日初めて目を合わせたときに“可愛いな”“飼っておきたいな”と思った」と印象を語り、「同じ映像業界でお仕事をしていますので、ぜひともどこかでご一緒できたらと思います。そのときまでに役柄を決めておきますので」と約束し、斎藤を喜ばせた。同イベントは、同作で永瀬正敏が演じる千太郎の気持ちになって男性にも『あん』を見てほしいとの願いから河瀬監督が自ら企画したもので、俳優・監督という立場でゲストに呼ばれた斎藤は、イベント終了時間が過ぎても「まだ聞きたいことがある。僕に質問させてください」と熱く質問を投げかけ、河瀬監督の説明を食い入るように聞いていた。
どら焼き屋「どら春」を舞台に、人生を見失っていた雇われ店長の千太郎が、元ハンセン病患者の老女徳江(樹木希林)との出会いによって生きていく意味を見出していく姿を描いている同作は、作家、歌手、パーソナリティーとして幅広く活躍するドリアン助川の著書『あん』が映画化されたもので、全国で77館という小規模な公開からスタートしたにもかかわらず、6月7日までに1億4869万9400円(観客動員数12万7293人)の大ヒットを記録。現在も全国で公開中。(modelpress編集部)
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