竹野内豊、玉木宏(C)モデルプレス

竹野内豊×玉木宏が導く奇跡の駆逐艦―奥平大兼・當真あみら若き才能も共鳴 映画「雪風 YUKIKAZE」

2026.01.20 18:00

俳優の竹野内豊が主演を務める映画「雪風 YUKIKAZE」がPrime Videoにて独占配信中。本記事では同作の魅力を紹介する。

  

竹野内豊主演「雪風 YUKIKAZE」

奥平大兼、竹野内豊、玉木宏(C)モデルプレス
太平洋戦争中に実在した、いくつもの死線を越えて隊員たちを生還させた駆逐艦「雪風」の史実を元に、戦中から戦後、さらに現代へとつながる激動の時代を懸命に生き抜いた人々の姿とその運命を壮大なスケールで描いたヒューマンドラマ。主人公の艦長・寺澤一利を竹野内、寺澤とぶつかり合いながらも階級の差を超えて信頼し合う先任伍長・早瀬幸平役を玉木宏が演じている。

(左より)山田敏久監督、長谷川康夫氏、田中麗奈、奥平大兼、竹野内豊、玉木宏、當真あみ、中井貴一(C)モデルプレス
「雪風」とは、太平洋戦争中に実在した一隻の駆逐艦の名前。誰もが知る「大和」や「武蔵」といった戦艦などに比べると、遥かに小型で軽量、高速で小回りが利く。その機動性ゆえに、先陣を切っての魚雷戦及び艦隊護衛に加え、兵員や物資の輸送、上陸支援、沈没艦船の乗員救助などに駆り出され、“海軍一の働きもの”“海の何でも屋”として、数々の過酷な戦場で活躍、そして消耗し、次々と海に沈んでいった。

主力だった甲型駆逐艦38隻のうち、激戦を生き抜き、沈むことなく、ほぼ無傷で終戦を迎えたのは、「雪風」ただ一艦。その戦いの中で「雪風」は、敵の攻撃によって沈没した僚艦の乗員たちを救い続けた。生きて帰り、生きて還す。それがこの艦にとって戦う意味だった。アメリカを始めとする戦勝国からも讃えられた、伝説の“不沈艦”「雪風」。本作はその勇姿を、史実に基づいたフィクションとして甦らせる。

竹野内豊×玉木宏のコントラスト

竹野内豊(C)モデルプレス
玉木宏(C)モデルプレス
物語の核となるのは、冷静沈着なリーダー・寺澤一利と、荒っぽくも情に厚い駆逐艦乗りの兄貴分・早瀬幸平の2人。この相反する2人の息の合った掛け合いは、観る者を一気に物語へと引き込む。さらに、中井貴一、田中麗奈といった日本を代表する名優たちが脇を固めることで、作品全体に揺るぎない重厚感と説得力がもたらされている。

奥平大兼・當真あみ、次世代キャストも輝き放つ

奥平大兼(C)モデルプレス
ベテラン陣が築いた盤石の土台の上で、自由に、そして力強く躍動するのが若手キャスト陣。特に、若き水雷員・井上壮太役の奥平大兼に対する評価は高い。特別試写会にて、共演経験のある田中は「大兼くんは、お芝居がもう完成されている。主役を演じられる華があり、ひとたび演技に入ればその役を自分のものにしてしまう深みがある」と絶賛。その存在感は、本作の大きな見どころの一つと言えるだろう。

玉木宏、當真あみ(C)モデルプレス
また、早瀬幸平の妹・サチ役を演じた當真あみが見せる繊細な表現も見逃せない。初日舞台挨拶では、兄・幸平(玉木)からの手紙を読む重要なシーンの裏側が明かされた。玉木の出演シーンは既に終了しており、當真は映像の中の玉木と対峙する形で撮影に臨んだといい「実際に会いたいけれど会えない。その物理的な距離感と、役としての心の距離感がリアルに混ざり合い、いい緊張感の中で撮影できました」と振り返った。その言葉通り、この撮影方法によって生まれた切実な感情は、観客の涙を誘う名シーンへと昇華されている。

「雪風 YUKIKAZE」あらすじ

真珠湾奇襲攻撃による日米開戦以降、ミッドウェイ、ガダルカナル、ソロモン、マリアナと、すべての苛烈な戦いを生き抜き、どの戦場でも海に投げ出された多くの仲間たちを救い、必ず共に日本に還って来た一隻の駆逐艦があった。その名を「雪風」。いつしか海軍ではこの艦を“幸運艦”と呼ぶようになる。それは沈着冷静な艦長の卓越した操艦技術と、下士官・兵を束ね、彼らから信頼される先任伍長の迅速な判断によるものだった。時にぶつかりながらも、互いに信頼し合っていく2人。そして「雪風」は、ついに日米海軍が雌雄を決するレイテ沖海戦へと向かうことになる…。
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