安藤サクラ&Hey! Say! JUMP山田涼介“阿吽の呼吸”で掛け合い 「騙されかけた経験は?」にも回答<BAD LANDS バッド・ランズ>
2023.10.08 12:35
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女優の安藤サクラ、Hey! Say! JUMPの山田涼介らが10月7日、大阪で行われた安藤が主演を務める映画『BAD LANDS バッド・ランズ』公開記念舞台挨拶in大阪」に出席。撮影秘話や“過去に騙されかけたこと”について語った。
安藤サクラ&山田涼介、大阪で公開記念舞台挨拶実施
映画『BAD LANDS バッド・ランズ』が9月29日に公開されてから1週間が経過したこの日、舞台となった大阪の映画館に安藤、安藤の弟役を務めた山田、今作のメガホンを取った監督の原田眞人、原作小説『勁草』の作者黒川博行氏が登場。物語の舞台であり、ロケも行われた大阪で迎える舞台挨拶に、4人はすっかり慣れ親しんだ様子を見せた。上映後には拍手が巻き起こり、ボルテージが上がり切った会場に、安藤、山田、原田監督、黒川氏が登場すると、客席からは割れんばかりの大きな拍手が。興奮冷めやらぬ観客を前にして、安藤が「やっと映画を観てコミュニケーションを取れるのを楽しみに来たら、もうこん中スゴイ!」と興奮した様子で話すと、山田も「熱気がね!」とすかさず合いの手を入れ、作中の姉弟さながらのテンポの良さを見せた。
安藤は続けて「そう熱気が!いい回になるなと思っております」と会場の空気を感じながら舞台挨拶への期待を口に。山田は「気になる点沢山あるのかなと思いますので、なんでも我々に聞いてください!楽しみましょう!」と観客とのコミュニケーションを楽しみにしている様子だ。続けて、原田監督が「色々面白い質問が出てくることを楽しみにしています」とコメントすると、黒川氏も「映画も本当に良い出来なので、良かったと思います。ありがとうございます」と喜びをにじませた。
安藤サクラ&山田涼介、プライベートでも反響実感
特殊詐欺を生業とする主人公のネリと、その弟ジョーによる予測不可能なクライムサスペンスとなっている今作。「関西の人からの反響は届いているか」といった問いかけに対し、安藤は「昨日も商店街で『BAD LANDS バッド・ランズ』見ました!と女性に声をかけられました。私は一昨日(劇場に)見に行きました。どんな人が観ているんだろうと気になって…」とプライベートでも反響があり、自身も作品を気に入っている様子。山田も「凄く反響がありまして…関西出身の方からも大阪のあんな場所で撮影したんだね。ほんとに関西弁が全く問題ないよと言っていただけたのが凄く嬉しくて、安藤さんも山田君もめっちゃ頑張ったでしょと言われたのが本当に嬉しかった」と大阪舞台の作品ゆえの反応が新鮮だったようだ。また、映画化の話を原田監督に振られた黒川氏は「原田監督に映画を作っていただけると聞いて、1も2もなく賛成しました。この映画も良く出来ています。面白いです。とても嬉しいです。」と喜びを噛みしめるように想いを伝えた。原田監督は、原作の発売後、長い年月を経て映画化されたことについて聞かれると、「やはり原作が、映画人を引き付ける原作ですよね」と満足げに答えた。
安藤サクラ&山田涼介、観客からの質問に回答
さらに、観客が作品を観た感想や気になることをキャストや監督に直接ぶつけるスペシャルトークコーナーがスタートすると、100人近い観客が我よ我よと積極的に挙手。「特殊詐欺をテーマにした映画ですが、皆さんが騙されかけたことはありますか?」という質問が飛び出し会場に笑いが起きると、安藤は「オレオレ詐欺の電話かかってきたんですよ!実家に。でも警察に電話したんで。だから、うちにかけてきても、うちは騙されません!!そんなつもりでかけてきてもうちの実家は騙されません!」と映画のキャラクターとは真反対の言葉で会場を盛り上げた。「思い入れのあるシーン、こんな事があったというエピソードが聞きたい」という質問には、「中之島プロムナードのシーンで、200人近いエキストラをその場でフリーズさせると、普通の通行人がパニックになってしまって。その光景が面白くて撮りたかった」とロケ撮影ならではの撮影秘話が原田監督から飛び出した。
安藤は「思い入れのあるシーンがいっぱいあるので選ぶのが難しいのですが…(小道具の)瓶を割っちゃったんです。もう1回撮り直して、割らないのも撮ったんですけど、映画だと割ったのが使われてて、割って良かったなと思いました。一味良かったなと思って…」と間違えてもカットをかけるまで演技を続けなくてはいけない原田組の厳しいルールの話を交えながら、山田とジェスチャーで戯れながら、茶目っ気たっぷりに撮影秘話を明らかにした。すると原田監督も「カットをかけても続けるルールを守れなかったのは宇崎さんだけです」と暴露し会場に笑いを起こした。
山田は劇中で安藤演じるネリと詐欺を働くシーンをあげ、「あのシーン1番緊張してたんです。ものすごく関西弁もセリフも難しいし、何度か嚙んだりして、厳しいルールもあってドキドキしちゃって…何度かNGを出して」と当時の心境を明かすと、安藤が「あれお正月だったんじゃない?年明けの最初みたいな。ほらお正月、いっぱい歌って踊ったから」と茶々を入れ、山田も慌てて「ちょっとアイドルの方が…自分を見失ってたのかもしれないですね」と阿吽の呼吸の掛け合いで仲の良さを垣間見せた。
また、「撮影中、撮影期間中に食べた美味しかったものはありますか?」という質問には安藤が、「ネリが自分で作って食べてるのが、切り干し大根とささみとナンプラーと、みたいな割と食べたことの無い料理なんですけど、監督の凄くこだわりのレシピで、それめっちゃ美味しいんで後でTwitter(X)に載せますね」と観客へのサービス発言をすると、会場には大きな拍手が。山田が「滋賀で食べた近江牛です!」と即答すると、笑いが起こった。
安藤サクラ&山田涼介、観客へメッセージ
そして、あっという間に最後のメッセージに。山田は「この映画ありがたいことに面白いという反響をいただいています」と真摯な感謝を伝えた後、黒川氏からあった賭場のシーンに関する解説を持ち出し、「黒川さんからもありました賭場講座!また観たくなったでしょう!ぜひ何度も何度も劇場に足をお運びください」と笑顔で挨拶を終えた。安藤はSNSでの発信を「皆様の中に残ったジョーだったり、ネリだったり、曼荼羅(演:宇崎竜童)だったりを書いていただけたらより広がっていくのかなと思います。どうぞ今後ともよろしくお願いいたします」と安藤らしい言葉で呼びかけ、舞台となった大阪での舞台挨拶は幕を下ろした。(modelpress編集部)
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