藤原竜也主演、実写化不可能と言われた名作映画化 土屋太鳳・風間俊介・西野七瀬・豊川悦司も出演<鳩の撃退法>
2021.02.25 07:00
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佐藤正午のベストセラー小説『鳩の撃退法』(はとのげきたいほう)の映画化が決定。俳優の藤原竜也主演で2021年8月27日に全国で公開される。
実写化不可能と言われた『鳩の撃退法』、藤原竜也主演で映画化
原作は『月の満ち欠け』で第157回直木賞を受賞した作家・佐藤の数ある傑作のなかでも最高到達点との呼び声高いエンターテインメント小説。累計発行部数は16万部を突破し、第6回山田風太郎賞を受賞するなど高い評価を得るとともに、実写化不可能と言われ続けてきた本作が実写映画として“観客参加型謎解きエンター<転>メント”に生まれ変わる。主演は映画『藁の盾 わらのたて』(13)『22年目の告白-私が殺人犯です-』(17)『Diner ダイナー』(19)『カイジ ファイナルゲーム』(20)など数々の話題作に出演し、今や日本映画界を代表する唯一無二の怪優・藤原が務める。
土屋太鳳・風間俊介・西野七瀬・豊川悦司も出演
数々の名役を演じてきた藤原だが今回は、藤原史上、最も謎めいた元直木賞作家・津田伸一(つだ・しんいち)を演じる。そんな津田に翻弄される担当編集者・鳥飼なほみ(とりかい・なほみ)を演じるのは、「今際の国のアリス」(20/Netflix)での熱演が記憶に新しい・土屋太鳳。そしてある日、突然家族と共に姿を消したバーのマスター・幸地秀吉(こうち・ひでよし)を約5年ぶりの映画出演となる俳優・風間俊介、津田の行きつけのコーヒーショップ店員・沼本(ぬもと)をTVドラマ「あなたの番です」(19/日本テレビ)など話題作への出演が続く女優・西野七瀬、彼らが暮らす地方都市の裏社会を仕切る男・倉田健次郎(くらた・けんじろう)を豊川悦司がそれぞれ熱演する。
監督はドラマ「赤めだか」(15)でギャラクシー賞ほかドラマ界の賞を総なめするなど、映画だけではなくTVドラマ・バラエティ・ミュージックビデオとジャンルを問わず、マルチに活躍するタカハタ秀太が務める。
“観客参加型謎解きエンター<転>メント”に
かつては直木賞も受賞した天才小説家の津田伸一。津田はとあるバーで担当編集者の鳥飼なほみに、書き途中の新作小説を読ませていた。富山の小さな街で経験した“ある出来事”を元に書かれた津田の新作に心を躍らせる鳥飼だったが、話を聞けば聞くほど、どうにも小説の中だけの話とは思えない。「大量の偽札」 「囲いを出たハト」 「一家失踪事件」 「裏社会のドン」…鳥飼は津田の話を頼りに小説が本当にフィクションなのか【検証】を始めるが、そこには【驚愕の真実】が待ち受けていた―。小説と現実、そして過去と現在が交錯しながら進む物語。小説(ウソ)か現実(ホント)か。その謎に挑む、主人公はあなた――。これはただの映画ではく、天才小説家・津田伸一が仕掛ける史上最大のエンター<転>メント。文字通り、目まぐるしく転換する物語。なぜ偽札は津田の元に舞い込んだのか? 囲いを出たハトとは一体何なのか?消えた家族の行方は?などなど…いくつもの謎が仕掛けられており、観客が楽しみながら謎に挑んでもらえる映画に仕上がった。
土屋太鳳、藤原竜也との共演に「感動です!」
藤原は「撮影中はどんな映画になるのだろうと想像もつきませんでしたが、完成した映像を観たとき、『こうやって表現するのか!』とタカハタ監督の手腕に驚くと同時に、演じていた僕自身も主人公・津田が仕掛ける【現実と小説】が入り混じる世界観に引き込まれました」と作品を観た感想を明かした藤原。「今作で演じるのは【天才小説家】という役柄になりますが、僕の執筆する小説が観客の皆さまを『鳩の撃退法』の世界に引き込み、巻き込んでいけるか、とても楽しみです」と公開への期待を語っている。土屋は「この動揺と興味と感動は鳥飼なほみとしての感情なのか、それとも津田さんを演じる藤原竜也さんの演技を凝視出来る土屋太鳳としての感情なのか…佐藤正午先生の原作に翻弄された感覚のまま、痛快に突っ走った撮影の日々でした」と撮影を振り返り、「藤原竜也さんには16歳の時に撮影所の片隅でご挨拶したことがあり、数年後『這い上がってきたなぁ』とおっしゃっていただきましたが、さらに這い上がって、やっと直接、演技をご一緒出来ました。感動です!」と藤原との共演に対しての喜びも表現した。
映画『鳩の撃退法』特報映像&第1弾ポスタービジュアルも解禁
さらに特報映像&第1弾ポスタービジュアルも解禁。特報映像は、いるはずのない2人目の藤原がこちら側に語りかける意味深な冒頭から始まり、姿を消した家族、積まれた札束などまさに謎だらけ。「その謎に挑む、主人公はあなただ」という言葉通りの挑戦的な特報映像となっている。
合わせて解禁となる第1弾ポスタービジュアルはまるで本物の小説のようなデザイン。津田が意味深な眼差しでこちらを見つめる、<現実と虚構>が入り混じるミステリアスな仕上がりとなっている。(modelpress編集部)
キャスト&スタッフコメント
原作者:佐藤正午(キーワード:ウソとホントの境界線)
あちこちに仕掛けがあって、決して単純ではないはずなのに、ストーリーの流れに気持ちよく乗せられてしまう。この映画を見ていると、ウソとホントの境界線がだんだんと消えていって、「どこでもドア」のように、両方の世界を登場人物が自在に行ったり来たりする。見終わってそれが自然に思えるのは、小説でいえばキモの文体、この映画の俳優陣の魅力に拠る所が大きいのではないでしょうか。これでおまけに本が売れれば、原作者としても文句のつけようがありません。藤原竜也/主人公・津田伸一(つだ・しんいち)役(キーワード:囲いを出た鳩)
撮影中はどんな映画になるのだろうと想像もつきませんでしたが、完成した映像を観たとき、「こうやって表現するのか!」とタカハタ監督の手腕に驚くと同時に、演じていた僕自身も主人公・津田が仕掛ける【現実と小説】が入り混じる世界観に引き込まれました。タカハタ組の優秀なスタッフ、豪華な共演者の皆さま、そして全編通してロケをさせていただいた富山県の皆さまに心から感謝したいと思います。今作で演じるのは【天才小説家】という役柄になりますが、僕の執筆する小説が観客の皆さまを『鳩の撃退法』の世界に引き込み、巻き込んでいけるか、とても楽しみです。土屋太鳳/鳥飼なほみ(とりかい・なほみ)役(キーワード:翻弄と真実)
この動揺と興味と感動は鳥飼なほみとしての感情なのか、それとも津田さんを演じる藤原竜也さんの演技を凝視出来る土屋太鳳としての感情なのか…佐藤正午先生の原作に翻弄された感覚のまま、痛快に突っ走った撮影の日々でした。藤原竜也さんには16歳の時に撮影所の片隅でご挨拶したことがあり、数年後「這い上がってきたなぁ」とおっしゃっていただきましたが、さらに這い上がって、やっと直接、演技をご一緒出来ました。感動です!風間俊介/幸地秀吉(こうち・ひでよし)役(キーワード:ピーターパンの本)
『物語』という概念を、根底から覆すような作品です。 誰かが頭の中で思い描く『物語』、現実にあった出来事を語り継ぐ『物語』。 この映画は、そのどちらか、将又、そのどちらでも無いのか。 答えは、出演した僕にも分かりません。 僕が演じた役は、そこにいるのか、もしくは、小説家の頭の中の存在か。 人々が遥か昔から愛してきた『物語』という概念を揺さぶる『鳩の撃退法』 是非、劇場でご覧ください。西野七瀬/沼本(ぬもと)役(キーワード:コーヒーの滲み)
クランクインの日、とても緊張していました。現場に入ってみると、キャスト・スタッフの皆さんが温かく迎えてくださり、シーンを重ねるごとにどんどん現場が楽しくなっていき、今回こうして沼本として皆さんとご一緒させていただけたことが嬉しかったです。全編富山ロケで、あるときは私自身山脈に癒されながら撮影したこともあったりして、そういった空気感もスクリーンから伝わったらいいなと思っています。ぜひ楽しみにしていただけたらと思います。豊川悦司/倉田健次郎(くらた・けんじろう)役(キーワード:床屋の決闘)
「本通り裏の男」というシビれるような役をもらって、イカした毛皮のコートを羽織り、雪降る富山の夜を闊歩した。もう充分にカッコよくて、涙がチョチョ切れた。「ワル」を演じるのは喜びだ。これほど面白いストーリーの中では特にね。タカハタ秀太監督(キーワード:本の栞)
担当編集者「津田さん、書いちゃいけないことを書いてるんじゃ?」津田「小説家が書いちゃいけないことって何だ?」
恐らく書いてはいけないことを書いている小説家・津田伸一。それは、ある家族の失踪事件を解決するサスペンスなどではない。小説家は結末を変える。しかしそれが嘘か現実か、決めるのは皆さんです。そして、小説家は何故『鳩の撃退法』というタイトルを思いついたのか、そこも考えてみてください。
『鳩の撃退法』ストーリー
元直木賞作家の津田伸一(藤原竜也)はとあるバーで担当編集者の鳥飼なほみ(土屋太鳳)に、書き途中のある新作小説を読ませていた。富山の小さな街でドライバーとして、その日暮らしを続ける津田伸一は、かつては直木賞も受賞した小説家だった。
1年前、津田はいきつけのコーヒーショップで偶然幸地秀吉(風間俊介)と出会い、今度会ったらピーターパンの本を貸そう、と<約束>をして別れる。しかしその夜を境に、幸地秀吉は愛する家族と共に突然姿を消してしまう。
それから数か月後、津田の元に三千万円を超える現金が転がりこむ。ところが喜びも束の間、思いもよらない事実が判明した。
「あんたが使ったのは偽の一万円札だったんだよ」
偽札の動向には、一年前に家族三人が失踪した事件をはじめ、この街で起きる騒ぎに必ず関わっている裏社会のドン・倉田健次郎(豊川悦司)も目を光らせているという。倉田はすでに偽札の行方と共に、津田の居場所を捜し始めていた…。
津田の体験を元に書かれた新作に心を躍らせる鳥飼だったが、話を聞けば聞くほど、どうにも小説の中だけの話とは思えない。鳥飼は津田の話を頼りに小説が本当にフィクションなのか【検証】を始めるが、そこには【驚愕の真実】が待ち受けていた―。
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