日本人の「どっちでもいい」フランスでは失礼に… その“理由”に木村拓哉も感心
フランスで20年、チーズ熟成士として活躍する女性が明かしたフランス人と日本人の違い。「どっちでもいい」は逆に失礼?
29日放送の『世界くらべてみたら』(TBS系)に、俳優の木村拓哉さんが出演。パリでのロケ中、日本とフランスの文化の違いに驚く一幕がありました。
日本人チーズ熟成士の店へ
主演映画『グランメゾン・パリ』の公開にちなんで、フランスの食文化を学ぶべく、チーズ熟成士の最高位メートル・フロマジェを受勲した久田惠理さんの店を訪れた木村さん。
久田さんによると「カマンベールチーズ」は、本来は発祥の地であるカマンベール村にて、厳格なレシピに則って作られたチーズのことであり、個性的な香りとクセのある味わいで日本製とは別物だといいます。
20年以上フランスで暮らす久田さんは、こうしたチーズの個性からフランスと日本の文化の違いに気づいたそう。
フランスで「食べやすくてマイルド」は好かれない
久田さんは「“食べやすくてマイルド”っていう言葉はポジティブだと思っていたのに、この国ではポジティブではない」と切り出し、フランス人はチーズそれぞれの個性を楽しむため、「食べやすいものは(フランスでは)逆に売れない」のだとか。
また、「人間もそうですよね、意見を持っていない人は人間じゃないっていうぐらい、フランスでは“どっちでもいい”はダメなんです」とも話し、以前「コーヒーと紅茶どっちがいい?」と聞かれた久田さんが「どっちでもいい」と答えたら、凄く変な顔をされたそう。
「どっちでもいい」は失礼
久田さんは「『あなたが紅茶を飲むなら紅茶でいいし、コーヒーを飲むならコーヒーでいい』っていう意味で言った」つもりが、フランスではこの応対は逆に失礼に。
「『コーヒー飲みたい! 紅茶飲みたい!』って言うことが、相手へのリスペクトなんです。せっかく聞いてくれているから」「日本では良いとされることをやると、逆に失礼だったりすることを、この国に教わりました」と話す久田さんに、木村さんも感心していました。
木村、日本人は「皆から良く思われたい」
その後スタジオで、本家本元のカマンベールチーズを試食すると、出演者たちはクセのある味に「ぜんぜん違う!」「うわ~~!」と驚愕。
千原ジュニアさんが「広がりが全然違う」とこぼすと、木村さんは「いまのジュニアさんみたいに“広がり”と言える人もいれば、俺みたいに『なんじゃこりゃ!』って思っちゃう人もいる。それぐらい個性が強くないと(フランスでは)皆喜んでくれないってさっき久田さんが言ってたけど、まさにそれだよね」としみじみ。
万人ウケする食べやすい日本製カマンベールと比較し、木村さんは「食べ物も人も、同じ感じになってるよね。皆から良く思われたい日本人と、俺のこと素敵って言ってくれる1人がいればいいフランス人」と改めて語りました。
『世界くらべてみたら』は2月5日までTVerで見逃し配信中
(文/Sirabee 編集部・衣笠 あい)
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