

【絶景】まるで黄色のじゅうたん! 新潟・津南「日本一の河岸段丘」に咲く50万本のひまわり畑
広大な敷地の中に夏を代表する花、ひまわりが畑いっぱいに広がる津南(つなん)のひまわり広場。夏の強い日射しが照らす大輪の黄色い花が一面のじゅうたんのように集まるひまわり畑の風景は、訪れる人々にも強い印象を焼き付けてくれます。(画像:筆者撮影)
暑い夏を飾る花といえば、誰もが思い浮かべるのがひまわり。大輪の花が一斉に太陽の方向を向いて咲いているさまは、まさに夏の風景と言えますね。
日本各地に点在しているひまわりの名所の中から、今回は新潟県にある津南(つなん)のひまわりを紹介します。信濃川が作り出した丘の上に咲く一面のひまわり畑は、まさに黄色のじゅうたんそのものですよ。
河岸段丘の上に設けられた広大なひまわり畑!
津南は、新潟県の南部にある山間の町。東西に長い新潟県の地図を開くと、真ん中の下辺りに位置しています。
町の中心には日本で一番長い川、信濃川が日本海へ向かって流れます。この信濃川水系の支流の川が長い歳月をかけて両岸に階段状の地形を刻んだ「河岸段丘」と呼ばれる大きな丘が、津南町内のあちらこちらで確認できます。河岸段丘の規模としては日本一を誇ります。
冬は豊富な積雪量を生かして、ウィンタースポーツでにぎわう津南。夏は、町中の至る所で津南町の町花に制定されているひまわりを見かけることができます。
その中でも河岸段丘の1つである沖ノ原台地の上には、4ヘクタールの広さを誇るひまわり畑「津南ひまわり広場」が設けられ、夏限定の観光名所として毎年たくさんの方が訪れます。
人の顔ほどの大きさの花を咲かせる津南ひまわり広場のひまわりは全部で約50万本にもおよびます。
ひまわり広場のひまわりは背丈が高く、間近に近寄ると花を見上げる格好となります。ひまわりをバックに記念撮影するにはこれでも十分ですが、できることならひまわり畑の全景もしっかり見ておきたいところ。
そんな方のために、ひまわり畑の端に十数人程度登ることができる簡単な展望スペースが用意されていて、ここからひまわり畑の全景を見渡すことができます。
なお、津南ひまわり広場のひまわり畑は3つに区切って種を蒔く時期を調整しています。この方法で夏の約1カ月間にわたって、どこかの畑でひまわりの花が楽しめるように工夫がなされています。
天候に恵まれれば、畑の向こうに信濃川の対岸にある山も見ることができ、ひまわりの花とセットで絵になる風景を楽しむことができますよ。
ひまわり畑の迷路に迷い込んで……
津南ひまわり広場のひまわり畑には、「ひまわり迷路」と名付けられた迷路が用意されています。
人の背丈よりも高いひまわりの中を歩くため、曲がり角を曲がっていくうちに方向感覚がわからなくなります。行き止まりもあり、出口にたどり着くまでに結構時間を取られることがあります。
真夏の日射しが照りつけている中を歩きますので、帽子や水分補給など熱中症対策は十分に取っておきましょう。
ひまわり畑の一角に飾られる「かかし展示会」にも注目したい
津南ひまわり広場のひまわり畑の一角には、ちょっと変わった光景が。ひまわりを背にしてユニークなかかしが並ぶ「かかし展示会」が行われています。
全て手作りのかかしとのこと。話題の人を模したものからキャラクターものなどさまざまなバリエーションがあり、暑いさなかでもふっと息抜きができそうですね。
大輪のひまわりが広大な畑に咲き誇る津南のひまわり畑をご紹介しました。夏限定の美しい絶景を楽しみに、津南まで出かけてみてください。
津南ひまわり広場へのアクセス
入場料:無料(駐車場は自転車も含めて有料)
開場時間:9時~17時
毎年7月下旬~8月中旬に開催
★2025年は8月1日(金)~24日(日)開催予定
<鉄道>
上越新幹線 越後湯沢駅より、北越急行 ほくほく線の電車に乗り十日町へ。JR飯山線に乗り換えて津南駅下車。または長野新幹線 長野駅より、JR飯山線で津南駅下車。
津南駅から津南ひまわり広場へはタクシー利用。電動アシスト自転車のシェアサイクルも利用できます。
<車>
関越道 塩沢石打インターチェンジから国道353号線で野沢温泉方面へ(国道353号線は魚沼丘陵を越える部分で急坂急カーブが続く区間がありますので、運転には注意してください)。国道117号線との交差点を左折して飯山方面に向かい、国道405号線との大割野交差点にて秋山郷方面に左折。
「津南ひまわり広場」の案内に従って右折し、段丘を登り切った先に津南ひまわり広場の駐車場に到着。長岡まつり大花火大会前後の日にちなどの混雑期は30分以上の駐車場待ちが発生することがありますので、時間に余裕をもって訪れることをおすすめします。
執筆者:村田 博之(名所・旧跡ガイド)
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