妄想旅行でリフレッシュ!?元搭乗員が選ぶ「世界で最も美しい街」6選
2021.04.05 07:10
なかなか海外旅行へ安心して行けない状況ですが、いつか行けるようになったらどこにしようか、と思いを巡らせるだけでも、ちょっとしたリフレッシュになりそう。今回は、元海外搭乗員が選んだ「世界で最も美しい街」をご紹介します。一度訪れたならきっと魅了されてしまう風景を、旅行に行った気分でご覧ください。
天空の美しい村。フランス「コルド・シュル・シェル」
フランスには「フランスの最も美しい村協会」という団体があり、歴史や景観が守られた魅力的な村々が点在しています。写真は、「コルド・シュル・シエル(天空のコルド)」。霞みがかった夕景の中、丘の斜面に張り付く小さな家々は、その名の通り、まるで天空に浮かんでいるかのよう。 1時間もあれば散策できてしまう程こじんまりした村ですが、石畳に蔦が絡む細い路地、可憐な花々がさり気なく飾られた軒先など、歩を進めるほどに、そこに積み重ねられた時間や暮らす人々の息づかいを肌で感じることができ、その温かみ溢れる魅力にきっとはまってしまうはず。
絵本の世界に迷い込んだよう。イタリア「アルベロベッロ」
ニョキニョキと立ち並ぶえんぴつ型の家々は、南イタリア・プーリア州にあるアルベロベッロの光景。愛らしく奇妙な形の建物は、その昔、家屋に掛けられた税金から逃れるため、すぐに解体できるよう石を積み上げ漆喰を塗るだけの工法で建てられたものだそう。 のんびりとした穏やかな田園地帯に突然現れる不思議な村。中に足を踏み入れれば、まるで絵本の世界に迷い込んだかのようです。メルヘンチックなとんがり屋根の家の扉からは、今にも小人や妖精がひょこっと出てきそうですね。
神秘の青い迷宮。モロッコ「シャウエン」
モロッコ北部の山間に、ひときわ異彩を放つ小さな街があります。「青の街」として知られるシャウエンは、文字通り全体が青色で統一された街。家の壁も路地裏の階段も、すべて青色に塗装されています。この理由については、夏の暑さを涼しげな色で紛らわせるため、虫除けのため、宗教的な観点からなど、諸説ありますが、決定的な理由は分かっていないのだとか。 400年以上にわたって異教徒の立ち入りを禁じてきたという、神秘のベールに包まれた街。その楽しみ方は、幻想的な青の世界にどっぷりとつかること。ここではマップもGPSも手放して、ただ気の向くままに青い迷宮をさまよってください。ふと出会うモロッカンスタイルの窓枠や家々のデコレーション、小窓から覗く怪しげなランプなどが、貴方を非日常へと導いてくれますよ。どこか懐かしいおとぎの街。チェコ「チェスキークルムロフ」
いつかどこかで見たことがあるような、それは幼い頃に読んだ海外のおとぎ話、あるいはお人形のための小さな玩具の家かしら?チェスキークルムロフを目にしたら、きっとそんな感想を抱く人が多いのではないでしょうか。チェコ南部、南ボヘミア州にあるチェスキークルムロフ旧市街は、うっとりするほど美しい川の畔に広がっています。 豊かな森に抱かれるようにして赤茶屋根の家々が集まり、その入口には中世のお城がそびえ立っています。川のせせらぎを聞きながら散歩をすれば、まるで自分がおとぎの世界の登場人物になったかのような感覚を味わえることでしょう。
エキゾチックな魅力。トルコ「イスタンブール」
日本からのアクセス、観光のしやすさ、親日度、食事の美味しさなど、どれをとっても満足度が高いのが、トルコの古都イスタンブール。その象徴ともいえる「ブルー・モスク」は、世界で最も美しいモスクと評され、世界遺産にも登録されています。 東のアジアと西のヨーロッパが出合う境界線に位置し、東西文化が交差するエキゾチックな街。にぎやかなスーク(市場)に足を運べばどこか東洋的な香りが、かと思えば石畳の通りに西洋風のカフェやショップが立ち並んでいたり、と、異国情緒を溢れる雰囲気を思う存分楽しめますよ。ノスタルジックな水郷。中国「西塘(シータン)」
中国の上海郊外には、運河が張り巡らされた水郷が点在しています。アジアいち美しい水の街と称され、「東洋のヴェニス」とも呼ばれるこの地域でおすすめなのは、上海から約1時間ほどの嘉興市にある「西塘(シータン)」。映画ミッション・インポッシブル3のラストでトム・クルーズが駆け抜けるシーンの舞台となった場所です。 運河の両側には赤提灯の下がったノスタルジックな家々が続き、古民家を利用した雰囲気のあるカフェやバーも素敵です。街が最も美しく見えるのは早朝や日没後。観光客が少ない時間帯には細い路地に昔ながらのローカルな暮らしが見られ、タイムスリップしたかのような気分に。安心して旅できるその日まで、妄想旅行を楽しんで
元搭乗員がおすすめする、世界で最も美しい街、訪れたい場所は見つかりましたか?どの街もそれぞれ個性あふれる魅力が詰まった場所ばかり。またその歴史や文化にも興味をそそるものがあります。いつの日か安心して旅できる日を夢見て、今は妄想旅行を楽しんでくださいね。
writer / Sheage編集部
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