結婚への“本気度2%”参加者に怒り爆発! 多くの婚活女子がぶつかる壁に共感【時計じかけのマリッジ5話&6話】
※本コラムは『時計じかけのマリッジ』第6話までのネタバレを含みます。
■結婚への“本気度2%”参加者にMCも怒りを見せる
30日後の結婚式に向けて“同棲”か“婚約破棄”かという決断を毎日しながら“本気”の婚活をする参加者たちですが、気になるのが男性参加者の本気度です。特にゆかは、年齢が分からない男性ランキングの中から選んでいるにもかかわらず年下が多く、「本当に結婚する気ある?」と聞きたくなるような相手も存在しましたが、それは今回も例外ではありませんでした。
新たなデート相手として選んだリョウスケは、俳優を目指しながらテレビ局で働く27歳のイケメン。しかし問題なのは、彼が今も夢を追っている真っ最中だということです。
ゆかは「今までデートした男性の中では1番タイプに近い」と好意を抱き、デート後に合鍵を渡したり、友人とのランチ会に“婚約者”として参加したりと距離を縮めていきます。さらにリョウスケから「この人のために生きたいと思える相手ができたら向き合う」と言われたことで、ゆかも少し安心したのでしょう。
しかし、友人に紹介した後の心境の変化を聞かれたリョウスケは、「状況的にも逃げられない」と口にします。これにはさすがのゆかもモヤモヤ。おそらくリョウスケに悪気はなかったのでしょうが、“責任”より先に“プレッシャー”を感じてしまっている時点で、結婚への準備がまだ整っていないことが見えてしまいます。
恋愛は勢いでも始められる。でも結婚は、“自由が減る怖さ”と向き合う覚悟が必要になる。ふと出た彼の言葉には27歳らしい未熟さとリアルが滲んでいました。
翌日、ゆかが本心を問いかけると、リョウスケはこの婚活プログラムに参加するまで「結婚は絶対にしないというスタンスだった」「2%くらいは結婚するかもって気持ち」だったと告白。
さらに、俳優志望であることにちなんで「(婚活プログラム参加の狙いが)少し、夢のためもあった?」と尋ねると、「そういう下心がないと言ったら嘘になる」と答えます。前回も結婚への熱量の違いで“婚約破棄”を経験しているゆかにとって、これはキツすぎる。
「2%の気持ちでは参加してほしくない」「もう嫌になるんですけど」と涙を滲ませ、翌日ゆかから“婚約破棄”を選択することとなりました。
スタジオMCの森香澄さんが「売名きっかけでも好きになることもあるのでは」とフォローする場面もありましたが、エルフ・荒川さんは「違います!この番組は“30日後に結婚する”って番組なんです!」と番組の趣旨を改めて訴え、「(リョウスケは)どっか行ってくださいよ!」と、ゆかと視聴者の思いを代弁するかのように怒りを口にします。
結婚の意志が感じられない人を2人も引いてしまったゆかのつらさは計り知れませんが、今回ゆかが言葉のひっかかりを見逃さずに“婚約破棄”を決められたのはかなり大きいです。
実際、リョウスケのような“夢を追っている男性”に惹かれてしまう女性は少なくありません。「自分だけは理解者でいたい」「特別な存在になりたい」と思ったり、「これから成功するかもしれない」「いつか結婚を選んでくれるかもしれない」と、相手の可能性を信じる気持ちがあるからです。
でも、好きになるほど、人は相手の“今”より、“いつか変わるかもしれない未来”を見てしまうもの。だからこそ、今回のゆかのように、“期待”ではなく、“今の態度”を見て決断できるかは、自分の思い描く未来を手にするためにも大切なことなのかもしれません。
■条件が良くても“好き”がなければ結婚できない婚活の壁
一方で、結婚への本気度も条件も申し分なくても、“好き”がなければ結婚できないという、当たり前のようで難しい問題をより感じさせたのが、なつえとチェンでした。
なつえにとってチェンは、年収1億円で結婚への本気度も高く、自分への愛情も真っ直ぐに伝えてくれる、“結婚相手としては理想的な人”。居心地も良く、不安もない。けれど、「この人と生きていきたい」と心が動く相手ではなかったのでしょう。
人として好きでも、“恋愛としての好き”がなければ踏み切れないのが結婚の難しいところ。チェンは「俺は絶対に離れたくない」「こんなこと思える人は今までいなかった」と真っ直ぐな想いを伝え、決断直前には、出会ってから書き溜めていた“なつえの好きなところ100個”まで読み上げます。
それでもなつえは、「こんなに想ってくれる人がいるのに」と苦しみながらも、“心からこの人だと思える相手”に出会う未来を信じて“婚約破棄”を選択しました。
自分を大切にしてくれて、条件も申し分ない。それでも、“好き”がなければ前に進めない。“幸せにしてくれそう”と、“この人と生きていきたい”は、似ているようで全く別。条件が良く、自分を大切にしてくれる相手だからこそ、「好きにならなきゃ」と自分に言い聞かせてしまう人も少なくありません。
それでも、毎日を共に生きる結婚だからこそ、“ちゃんと心が動くか”をごまかせないのもまたリアル。“大切にされる幸せ”と、“心が動く恋”は別物だからこそ、なつえの決断には、多くの婚活女子が直面する悩みが詰まっていたように思えます。
■あやかの止まらない暴走でまたも婚約破棄の危機!?
また、あやかの新たなデート相手として登場したのが、年上の高身長経営者・ヒロキ。「身長高い」「ヒゲ生えてる」と大喜びし、年収3000万円という条件面も申し分なかったのか、すぐに合鍵を渡して“同棲”をスタートさせます。
実際に一緒に生活を始めると、ソファで寝転ぶヒロキに自分から抱きつきにいき、「ずっとくっついてたから離れてない」「ついに見つけちゃったかもしれない、運命の人」と完全に恋愛モード。“婚約破棄”で落ち込んでいたとは思えないほどの切り替えの早さに、あやかは“安心感”や“結婚”というより、“刺激”や“恋愛”を求めているタイプなのだと改めて感じます。
「ドキドキしたい」「追われたい」という恋愛の高揚感が強い分、結婚に必要な“安定した関係性”に物足りなさを感じてしまう。だからこそ、相手を好きになるスピードが早い一方で、冷める時も一瞬なのかもしれません。
そして今回も、その不安定さが大きく出てしまいます。前回も“カマかけ”や言葉選びで“婚約者”との関係を壊してしまったあやかでしたが、今回もヒロキに対し、「なんて言うんだろうって気になる」という理由でKEEPデート(婚約者の承諾があれば、他の男性とデートに行くことができるルール)の話題を持ちかけます。
しかしヒロキは、「その意志を聞いた時点でちょっと無理かなって思った」と返答。ここで問題だったのは、実際にデートへ行くかどうかではなく、他の選択肢を考えていることそのものでした。
それでも、あやかは「私がKEEPデート行ったら嫌ってこと?」と確認し、「それは嫌だよ」と返されると、どこか安心したような表情を見せます。おそらく、“嫉妬されている=愛されている”と感じたかったのでしょう。
しかし、あやかが「行かないよ」と冗談のように種明かしをしても、ヒロキの気持ちは話題を持ちかけられる前には戻らない。「そう思うことが嫌」「本当にそう思ってた?」と空気は一気に不穏になります。
恋愛では、愛されているか確認したい気持ちから、わざと相手を不安にさせたり、試すような言動をしてしまったりする人もいます。でも、その愛情確認は、一時的に安心できても、相手の信頼を少しずつ削ってしまう。特に結婚を前提にした関係では、“ドキドキ”より、“安心して向き合えるか”の方がずっと大切になっていくことを痛感します。
さらに、セックスレスに対する価値観の違いも浮き彫りに。“性欲=知りたい欲”で「性欲がなくなって関係が終わる」あやかと、“性欲=愛情表現”で「セックスレスになったことがない。そうなる前に別れてきた」ヒロキ。恋愛観も結婚観も真逆だったことで、好きな気持ちが「100から5くらいになっちゃった」と語るあやか。どんなに小さいことでも気になってしまい「もう無理!」と言い放ちます。
その後の話し合いでもあやかは「他の人を好きになったり、いいなって思うことはあると思う」と、またもや言わなくてもいい“全部言い”を披露。これにはヒロキも無理だと思ったのか「理想を追い求めて、結果そうなっちゃったらその時に考えればいいけど、最初からそれ(浮気)ありきの考え方がなんでって思う」と言い、セックスレスについても「今までは絶対になってきたから」というあやかに「無理かも俺」「一緒に居れないかも」とピシャリ。
まだ起きてもいない浮気を匂わされ、これまで絶対セックスレスになってきたと言われて、関係を進めたい人間がいるわけもない。
さらに問題なのは、あやかが最後まで自分が相手を不安にさせた感覚を持てていなかったこと。「そんな浮気したからどうのこうの言ってることがアホらしい」と話していましたが、本音を言うことと、相手を傷つけないことは別。恋愛では許されてきた“試し行動”も、結婚では通用しない。あやかの動向には、恋愛と結婚の違いの難しさが、かなり色濃く出ていたように思えます。
■結婚1週間前で“時を戻すデート”が可能に
また、なつえはジャックとの“婚約破棄”後、以前ゆかがKEEPデートをしたキョウスケとデートし、そのまま合鍵を渡して“同棲”をスタートさせます。
ここで気になったのが、ゆかの反応でした。これまで結婚への本気度が低い相手が続いていたからこそ、「仕事が充実しているので結婚したい」と語っていたキョウスケの誠実さが、今になってより大きく見えたのでしょう。ゆかは、以前“合鍵を渡さなかった”自分の選択を振り返り、思わず後悔の涙を流します。
その後、年収1億円のタカユキや年収6000万円のケンともデートをするものの、条件が合わなかったり、自分の心が動かなかったりと、合鍵を渡すまでには至らず。だからこそ、なつえがキョウスケと“同棲”を始めたことで、“もう戻れない”現実をより強く実感したのかもしれません。ゆかは「ちゃんと後悔はしてる」「今まで出会った男性の中で一番良かった」と本音をこぼしていました。
恋愛って、不思議なことに「失うかもしれない」と思った瞬間に、その人の大切さに気づくことがあります。 一緒にいる時は当たり前だった安心感も、他の誰かの隣に行った途端、「あの人は自分にとって特別だったのかもしれない」と気づいてしまう。
特に婚活では、ドキドキする相手を追いかけるうちに、ちゃんと向き合ってくれる人の大切さを後から実感する人も少なくありません。ゆかの後悔には、そんな婚活のリアルが詰まっていたように思えます。
さらに番組では、結婚1週間前となったことで、“時を戻すデート”の実施が発表。時計の針を一時的に初日に戻し、過去に出会った相手と再びデートできるというものですが、使用できるのは女性1人だけ。 ゆかは「“独身”のキョウスケ君がいたら(このルールを)使ってましたよ」と本音を漏らしながらも、「一緒にいる2人を壊してまで行けない」と複雑な胸の内を明かします。
ただ一方で、なつえに対して“もし(なつえとキョウスケが)婚約破棄すれば(ルールを)使うかもしれない”と匂わせる場面も。 「もう遅い」と分かっていても、心だけは簡単に整理できない。ゆかの言葉からはそんな後悔が滲んでいるように思えました。
結婚式までラスト10日。それぞれが最後にどんな決断を出すのか目が離せません。
ABEMAオリジナル婚活リアリティーショー『時計じかけのマリッジ』
毎週火曜日夜10時~放送中
https://abema.tv/video/title/90-2058
(瑞姫)
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