【奈良】大河主人公・豊臣秀長ゆかりの地!大和郡山城下町を地元メディアが案内

奈良の情報を日々発信する「Narakko! 奈良っこ」と「anna」がタッグを組み、新連載がスタート。奈良の街を、暮らすように歩きながら、その土地ならではの魅力を探していきます。
第二回は、2026年NHK大河ドラマの主人公・豊臣秀長ゆかりの城下町、奈良県大和郡山市へ。郡山城を中心に広がる町をぶらり歩きながら、老舗の味や町家カフェ、歴史を感じるスポットを巡ります。

大和郡山城下町とは?
2026年NHK大河ドラマの主人公の主人公で、兄・秀吉の右腕として天下統一を支えた豊臣秀長。1585年に郡山城主となり城下町を整備。その優れた才覚と人望で現代に通ずる大和郡山の礎を築きました。秀長が築きあげた郡山城では春になると城内を桜が彩り、お城まつりでにぎわいます。
また当時の町割りがよく残る城下町では、メインストリート「柳町商店街」を中心に江戸・明治から続く老舗と、風情ある町家を生かした新しいショップやカフェが交じりあい活気にあふれています。3月には「DMG MORIやまと郡山城ホール」内に大河ドラマ館もオープン。2026年は秀長フィーバーに沸く、アツい城下町を体験できるかもしれません。
旅のお供に。駅前スタンドでコーヒーをテイクアウト

城下町さんぽのスタートは、近鉄郡山駅前のコーヒースタンド「K COFFEE」へ。“飲みやすい、淹れやすい”をコンセプトに、自家焙煎コーヒーを提供する人気店で、昨年オープンした駅前店なら出発前に気軽に立ち寄れます。


店先には、豆やドリップバッグ、希釈用コーヒーが買える自動販売機も。お土産探しにもぴったりです。グアテマラ、ブラジル、ケニアの豆を使った深煎りブレンドの「秀長ブレンド」も大人気。まずは一杯、旅の合図にどうぞ。
K COFFEE 近鉄郡山駅前店
住所:奈良県大和郡山市南郡山町232
営業時間:13:00~18:00(休日は10:00~)
休業日:不定休
町家で楽しむ、やさしい味わいのスパイスカレー

ランチは、辛いスパイスをあまり使わず、誰でも食べやすいやさしい味が特徴のカレー店「tabi tabi」へ。

おすすめは5種のカレーを盛り合わせた「ミールスフルセット」。奈良県産米と古代米(黒米)を混ぜたライスの周りには、奈良県産オーガニック野菜を使ったカレーが3種と、お肉のカレーが2種類(鶏・豚)あいがけになっています。お肉のカレーには辛いスパイスを使っていますが、混ぜ合わせながら食べると程よい辛さでとてもおいしい! パパドを砕いて散らしてみたり、副菜と一緒に食べてみたり、お皿の中で自由に味変を楽しみましょう!

tabi tabi
住所:奈良県大和郡山市矢田町通1-1
電話:070-4133-4751
営業時間:11:00~17:00
休業日:月曜日
限定御朱印も。秀長の功績を伝える菩提寺へ


食後は、秀長の菩提寺「春岳院」へ。鎌倉中期に創建されたと伝わる高野山真言宗の寺院で、当初は東光寺と呼ばれていましたが、秀長の菩提寺となってからは戒名にちなみ「春岳院」と改まったそう。


境内には、江戸時代に描かれた秀長の肖像画をはじめ、秀長が定めた自治制度「箱本制度」に関わる資料や朱印箱が伝わり、近年奉納された秀長の木像も本堂に安置されています。現在は、秀長の450回忌(2040年)に向けて令和の大改修が進行中。新設の授与所では、絵馬や切り絵御朱印など、秀長にまつわる授与品も頒布されていますよ。


春岳院
住所:奈良県大和郡山市新中町2
電話:0743-53-3033
拝観時間:9:00~16:00(最終受付)
拝観料:500円(小学生以下無料)
古民家クラフトビールバルで、城下町の夜を楽しむ

夜は、町家らしい“うなぎの寝床”の一番奥にひっそり佇むクラフトビールバル「KISSA」へ。小さなお店ですが、静かな城下町で一杯やりたい夜にぴったりの雰囲気です。


奈良をはじめ全国各地の醸造所から仕入れたクラフトビールがそろい、ラインナップは仕入れ状況に応じて日々変化。訪れるたびに、新しいビールとの出会いがあるのもステキ。おつまみからスナック、パスタなどフードも充実しています。

さらに貸し切りサウナも併設。城下町の夜をクラフトビールと“ととのう時間”をセットで楽しんでみては?

KISSA 喫酒と喫サ
住所:奈良県大和郡山市柳4-35
電話:080-1610-2671
営業時間:18:00~23:00
休業日:月・火曜+不定休
少し足をのばして。秀長が眠る「大納言塚」でお願い事を



もうひと寄り道するなら、秀長が眠る「大納言塚」へ。1591年、52歳でこの世を去った秀長の官職(大納言)にちなみ、「大納言塚」と呼ばれています。豊臣家の滅亡後に一時荒廃したものの、1777年に春岳院の僧が郡山町中の協力を得て五輪塔を建立し、土塀をめぐらせて現在の姿になりました。

墓所前には「お願いの砂箱」があり、名前と願い事を唱え、箱の中の穴に砂を3回通すと願いが叶うといわれています。「学問の知将」と呼ばれた秀長にあやかって、お願いを。

大納言塚
住所:奈良県大和郡山市箕山町14
【お土産】豊臣秀吉に献上された銘菓「御城之口餅」


お土産に選びたいのは、1585年創業の老舗和菓子店「本家菊屋」の名物「御城之口餅」。店祖・菊屋治兵衛が、郡山城主・豊臣秀長の命で秀吉に菓子を献上したことが始まりと伝えられています。
「御城之口餅」は、つぶあんを餅で包み、きな粉でまぶしたもの。北海道十勝産や丹波産の最高級小豆を炊きあげたあんこは上品な甘さで、国産青大豆の香ばしいきな粉とも相性抜群です。お餅も近江産のもち米をつくところから作られていて、できたては特にとろけるような柔らかさです。


本店では、城下町を眺めながら軒先の縁側でお茶と一緒にお菓子を楽しめます。赤膚焼の茶器でいただくお茶とともに優雅なティータイムを過ごしてみて。

本家菊屋 本店
住所:奈良県大和郡山市柳1-11
電話:0743-52-0035
営業時間:9:00~18:30
休業日:元日
秀長フィーバーの到来を感じさせる、2026年の大和郡山城下町。大河ドラマの中で秀長がどのように描かれるのか、今から楽しみですね。
城下町には、堀の跡や「御土居」と呼ばれる土塁など、往時をしのばせる景色が点在。古社寺や妓楼建築の残る遊郭跡など、歩けば歩くほど“歴史に当たる”のがおもしろいところです。一方で、老舗に加えてカフェやショップなど新しい店も増え、藍染め体験や、名産の「金魚」にちなんだ金魚すくいができる道場など、体験スポットも充実。春のお城まつり以外にも、毎月第4土曜に外堀緑地で開かれる青空市「大和是好日」、10月に柳町商店街で開催される「金魚ストリート祭り」など、イベントも盛りだくさんです。
秀長が築いた城下町の物語とともに、今の大和郡山の魅力をたっぷり味わってみてください。
※最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
写真・文/Narakko!奈良っこ編集部
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