レディスアパレル「エフィ」 空間設計やおもてなしでブランドの世界を表現

エメゾン(東京)が運営するDtoC(消費者直販)レディスウェア「エフィ」は、ブランドの世界を表現するイベント開催に力を入れている。アイテムを販売するだけでなく、空間設計やノベルティーを強化するなど来場者の体験価値を高める工夫が目立つ。
25年11月下旬に東京・代官山のイベントスペースで顧客向けに開いた26年春夏展示会では、「本能は、無から生まれる」をテーマにした新作を披露。芸術家のパブロ・ピカソからインスピレーションを受けたコレクションなど、春夏前半の商品を揃えた。会場は「パリの美術館」をイメージして、余白や静けさを表現した。来場者には製本したルックブックと額縁に入ったアート作品を配布した。


12月17~25日には、クリスマスシーズンに毎年開催する「ホリデーポップアップ」と題した期間限定店を、東京・表参道の路面の2層のスペースで開催。同イベントはブランドの定番企画で、複数回訪れる客もいたといい、売り上げは目標を超えた。20~30代を中心に幅広い来場があった。
会場の1階では、25年秋冬物を揃えた販売会を行ったほか、路面から見える位置に大きな鏡と大型のクリスマスツリーを設置したフォトスポット、クリスマスのディナーをイメージしたコーナーを設けた。



2階は「VIP限定フロア」として上顧客を招待し、マンツーマンで接客する特別な空間とした。同フロア限定でスエードのハンドバッグも販売した。会場で税込み4万円以上購入した客には、オリジナルのマグカップをプレゼントした。


エフィは、看護師や韓国の大手セレクトショップでディレクターとしての経験を持つ神崎蓮音さんが、22年にスタートした。従来のアパレルブランドの枠にとどまらず、「服を通して触れられる感情」を伝えることがテーマ。ブランドのインスタグラムのフォロワー数は約15万人、神崎さんにも18万人近くがいる。ブランドECでの販売が主だが、リアルの接点も強化しており、現在、イベントは3カ月に1度ほどのペースで開いている。25年は渋谷パルコや阪急うめだ本店でも期間限定店を開いた。
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