《平成ストリートスナップ》ヘッドポーターが欲しい! 〝巡礼地〟に連日行列(2001年3月10日付)

90年代後半から00年代にかけて、本紙にストリートスナップの記事をたびたび掲載していました。30年近く前の、都会の一瞬を切り取っただけの記事ではありますが、その背景を店や企業に取材し、ときには売り上げなどの数字も入れていて、当時の商売の動きも少しわかります。“平成リバイバル”など様々なレトロが注目を集めている昨今、改めて読み返すことで、ビジネスに通じるヒントが見えてくるかもしれません。ベテラン記者が振り返ります。
※本文は読みやすく直しています。社名やブランド名などは原文のまま掲載します。
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ヘッドポーターが欲しい! 〝巡礼地〟に連日行列
2001年3月10日付
裏原宿の狭い路地をふさぐように行列ができる場所がある。超人気ショップ、ヘッドポーターだ。並んでいる若者はみんな「ヘッドポーター」のバッグを手にさげているが、お目当ては新作や別アイテム。出しても出しても売れてしまうからだろう、店頭の棚は半分以上がカラになっている。
このあたりでは行列は珍しくないが、連日お昼ごろから日が暮れるまでとなるとちょっと物々しい雰囲気になる。1カ月間閉店して2月下旬に改装オープンしたこと、ウェアの新ブランド「ヘッドポーター・プラス」を発売したこと、バッグの新作が並んだことが重なって大行列になったようだ。「早く手に入れないとなくなってしまうと、お客さんたちの方で沸き立っているようです」とプレス担当者。原宿に来たらとにかく寄って、何か買って帰るという〝巡礼地〟になっている。
新作バッグの目玉はパイソン柄プリントのシリーズ(Sサイズ1万6000円)。14型を出し、4日間で完売した。ダントツ人気のトートバッグに迫る勢いなのが、MA‐1をイメージして作ったタンカーシリーズのウエストバッグ。アメリカの日傘メーカー製の布を使った「サンブレラ」の新色も話題を盛り上げた。
ヘッドポーターは98年7月に原宿店がオープン。大阪・南堀江、ニューヨークにも店舗がある。
《記者メモ》
店の棚にほとんど商品がない光景を今も覚えています。行列の熱気とは反対に、店はなんだか冷めた雰囲気に見えました。
(赤間りか)
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