心身の状態を“見える化”する、スマートリング『Oura Ring 4』がスゴい！

スマートウォッチやスマートバンドなど、年々注目が高まる“ウェアラブルデバイス”。みなさんは、その指輪版、心拍数や体温、生理周期まで測定してくれるスマートリングがあるのをご存知ですか？

今回ご紹介するのは、女性の健康をサポートするさまざまな機能を搭載した『Oura Ring 4』。なんと、妊娠にまつわる新機能がリリースされたということで、メディア向け勉強会に参加してきました！　気になる『Oura Ring 4』の機能や使用感、実際にリングを付けて生活した体験レポートを紹介します。

■カラダの声を届けてくれる！　『Oura Ring』って？

『Oura Ring』は、ウェルビーイングの国・フィンランドのŌura社が提供するスマートリング。近年、健康志向の高まりにより、日々の体調や運動量を記録してくれる “ウェアラブルデバイス”が注目を集めていますよね。そんな中、本格ジュエリーのようなオシャレさ、機能性の高さで人気を集めているのが、この『Oura Ring』なんです。

Oura Ringのコンセプトは、カラダの声を届けること。よりよく、より長く生きるためには、病気になる前のケアが重要。「自覚症状があるわけじゃないけど、なんとなく本調子じゃない……」という微妙なカラダの変化もデータとして可視化することで、体調を崩す前に自分の状態を知り、ケアにつなげる手助けをしてくれます。

■毎日身につけたくなる！　生活になじむジュエリーのようなリング

ウェアラブルデバイスというと時計やバンド型を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、Ōuraがあえて“指輪”という形を採用したのは、指の内側が心拍を正確に測るのに適しているといわれているからなのだとか。

さらに、『最高のウェアラブルデバイスとは、実際に身につけたくなるもの』という考えのもと、デザインや付け心地にもこだわったリングを展開しています。

リング内側には多数のセンサーを搭載しており、心拍数、体温、運動量、ストレス度や回復度、生理サイクルまで、さまざまな角度で健康管理ができる仕様。ここからは、詳しい機能と最新機種『Oura Ring 4』を実際に指にはめて生活してみた感想をレポートします！

■24時間付けっぱなしでOK！　Oura Ring生活スタート

Oura Ringはサイズ選びが肝心。リングをつける指は、脈をできる限り正確に測るため、人差し指が推奨されています。購入前はサイジングキットで付け心地を確認できるので、人差し指にぴったりフィットするものを選んでくださいね。

サイズを選んだら、色をチョイス。『Oura Ring4』は、ゴールド・シルバー・ローズゴールドなど計6色のカラー展開。どの色も可愛くてかなり悩んでしまいましたが、熟考の末、私は（パーソナルカラーを信じて）ゴールドを選びました。

いざ開封！　箱の中には、リング本体、充電器、充電コード、説明書などが入っており、説明書に記載されているQRコードからアプリをダウンロード&アカウント登録すると、リングで取得したデータをスマホで確認できるようになります。

登録を済ませ、ウキウキで早速装着！　私は手が小さいほうなので、「ゴツく見えるかな？」と不安な気持ちもありましたが、まったくそんなことはなく、とってもオシャレ。シンプルで高級感のあるデザインなのでリングの重ね付けもできますし、カジュアルからフォーマルまで服装を問わずに身につけられます。

ちなみに、睡眠中も運動中も、お風呂やサウナなど水に触れるシーンでも、24時間付けっぱなしでOK！　1回充電すると7〜8日ほど持続する電池持ちの良さもうれしいポイントです。

■うっかり昼寝も検知されていた……！　心身の体調を教えてくれる機能も頼もしい

心拍数や運動量などさまざまな状態をリアルタイムで記録してくれるのですが、驚いたのは入眠までの時間や呼吸速度なども測定してくれていたこと。体温、心拍、睡眠効率など20以上もの生体情報を測定し、それらにもとづいて “今日のコンディション”を教えてくれます。

コンディションが最適な時は、「運動できそうな状態ですね」と教えてくれるOura Ring。厳しすぎない、寄り添ってくれるやさしさも心地いい……。

ちなみに、Oura Ringをゲットしてからスパに行ってみたのですが、夜の睡眠だけでなく、岩盤浴後のうっかり昼寝もしっかり検知されていました。

私は使い始めなのでまだ確認できませんが、一定のデータがたまるとストレス状態なども教えてくれるのだそう。心の状態って見てみないフリをしてしまいがちですし、「今こんな気持ちなのはなんでなんだろう」と自分を理解したり、それに対応する手助けをしてくれたりするのも頼もしいですよね。

また、『疫病の検出と回復』という項目も。こちらも一定のデータがたまったあと、Oura Ringが「普段と体調が異なるな」と検知したら、症状レーダーが“兆候”を教えてくれるのだそうです。レーダーが来た2〜3日後に本当に体調を崩したというユーザーもいるのだとか！

■生理周期の予測だけじゃない！　母体ケアの新機能・妊娠インサイトも登場

『Oura Ring』の機能はこれだけではありません。これまでにも「生理周期の予測」「妊娠可能期間」など臨床的根拠に基づいた女性特有の機能をリリースしていましたが、今回新たに “妊娠”に関連した新機能も登場しました。

これは、症状の記録や平均体温の推移などをデータ化し、妊娠前・妊娠中・妊娠後まで一括管理することで、母体の変化を理解しやすくする“母体ケア支援”的な機能。

妊娠中、妊娠後は心身の変化に敏感になりやすい時期。通院時に正確に自分の状態を伝えたくても、「自分でもどういう状態かわからない」というのはもどかしいですよね。そんな時、少しでも“今の自分の状態”が自分で理解できていれば、安心材料になるはず。

Ōuraでは「女性の健康に欠かせない人生の伴走者になる」というビジョンのもと、ライフステージの変化を一緒に過ごしていくための機能を搭載するため、現在も世界中の研究機関と共同でさまざまな研究を進めているのだそうです。

■自分の健康や生活習慣を意識するのが楽しくなった

Oura Ring生活はまだ始まったばかりですが、自分の状態が“見える”のが思いのほか楽しくて、朝・昼・夜とŌuraのアプリを確認するのが日課になってきました。さらに、睡眠やコンディションが数値で示されるので、「もっと良い点取りたい！」と、健康意識が高まったようにも感じます。

リング自体の厚みはありますが、重さは感じず付け心地も快適。なにより見た目は高級ジュエリーそのもので、付けているだけで気分が上がるのが良い！　データがたまるほど確認できる項目が増えて、『自分の体の取扱説明書』のようになるのかなと思ったら、これから使い続けるのもとても楽しみです。

「毎日身につけられる、一生モノのジュエリーを買いたい」と漠然と考えているみなさん、ぜひ健康管理につながるスマートリング『Oura Ring 4』も選択肢の一つに考えてみませんか？

（取材・文：仲野もも）