

バニッシュ・スタンダードが「オムニチャネル接客」構想 ECの顧客データで実店舗の接客支援

店舗スタッフDX(デジタルトランスフォーメーション)アプリ「スタッフスタート」を運営するバニッシュ・スタンダード(東京、小野里寧晃社長)は、実店舗とECの顧客データを店舗スタッフが接客に活用できる「オムニチャネル接客」構想を掲げる。その主力機能となる「オムニチャネル顧客カルテ」の先行申し込みの受け付けを9月17日に始めた。オンラインの接客とともに、実店舗の接客支援にも乗り出す。
販売員と客数、双方の減少が予測されるファッション業界で、「スタッフの人時生産性向上と顧客のLTV(顧客生涯価値)向上が急務」(小野里社長)。そのため、売る側、買う側双方の満足度を高める。
第1弾として3日から接客支援AI(人工知能)を提供している。これまで、自身のコーディネート投稿経由の売り上げは把握できたが、誰が買ったかは分からなかった。その情報を可視化し、スタッフごとの顧客の背景やEC購買実績などが確認できる。
これらのデータをAIが分析し、最適なコーディネート投稿案なども提示、エンゲージメント向上を促す仕組みだ。「1年に3割が辞めるというアパレル業界で、お客のことがほぼ分からない新人は多い。そこをサポートできる」とする。
オムニチャネル顧客カルテは、顧客の店舗とEC双方の購買データなどをスタッフスタートアプリに集約し、店頭で販売員がチェックできるもの。26年1月に提供を予定する。提供先の事業者のアプリと連携し、同アプリの会員IDを読み取るとデータが表示される。スタッフは顧客情報をもとに接客ができる。
販売員がCRM(顧客情報管理)を実践できる機能も26年中に整備する。顧客にスタッフからメッセージを送信できる。チャットなどのやりとりで負担が増えている販売員の業務を効率化するため、誰にどんなメッセージを送るかは顧客データに基づき、AIがアシストする。
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