

一条 〝和歌山×リユース〟をテーマに新業態を拡大 ゴルフ、工具、釣り具、楽器など

リユース業の一条(和歌山市、田中良太社長)は、リユース・ゴルフウェア専門店「ストスト+(プラス)」の2号店となる和歌山店を7月に和歌山市の大浦街道沿いにオープンした。隣に楽器のリユース専門店「アンコールズ」も開設し、楽器の買い取り・販売も始める。今後も「〝和歌山×リユース〟をテーマに、様々なリユース事業を拡げ、一つの買い物の選択肢になりたい」(田中社長)考えだ。
(小田茂)
印刷業から参入
同社は84年に印刷業の一条タイプとして設立。88年に現社名の一条に改組した。90年に和歌山市内で新社屋を建設、94年からは近隣に「印刷館」の出店を開始した。現在、印刷事業は一部の年賀状を除いて停止している。
リユース事業は14年から開始し、同じく和歌山市内で古着・ブランド品買い取り・販売店「ストスト」をオープンした。ゴルフウェアの買い取り・販売、ECも16年ごろから本格化。19年には中古工具専門店「工具ヘルパー」を出店、20年には和歌山で唯一の「パーリーゲイツ」の正規取り扱い店となる「ゴルフハンズ」を開店した。
好調で新店、増床を
ストスト+は23年に大阪・難波のなんばパークスに1号店を開設。これまでもストストではゴルフウェアを扱ってきたが、ストスト+では全ての商品を1点1点手作業で丁寧にメンテナンスし、良質な状態を保ったウェアだけを販売する「一格上の業態」とした。
田中社長は今年5月に就任。なんばパークス店を開店後、好調なことから和歌山店の出店を決めた。なんばパークス店は販売が主体のため、本社から近い場所で、ゴルフ関連の買い取りにも対応できる店舗を作った。和歌山店の店舗面積は198平方メートル。パーリーゲイツや「マーク&ロナ」「キャロウェイ」など人気ブランドのゴルフウェアを豊富に取り揃える。商品構成はウェアが8割、キャディーバッグなどグッズが2割。

和歌山店の滑り出しは順調で、SNSでの反響もあり、「来店客の滞在時間も長く、需要はある」と期待する。有名ブランドのほか、レディスでは「アルチビオ」、関西は派手な柄が好まれることから「ダンスウィズドラゴン」も人気がある。コロナ禍後に増えた新興ブランドの勢いは落ち着いてきたが、スタイリッシュな「ブリーフィングゴルフ」、ラグジュアリー系では「ウノピゥウノウグァーレトレ」が台頭している。
これで店舗数は7店となった。工具ヘルパーも8月11日に移転し、店舗面積396平方メートルに増床。エアガンやサバイバルゲーム用品の「ガンコレクト」、釣り具の「フィッシングコレクト」という買い取り・販売コーナーも店内に設けた。
今後もストスト+については新規出店を検討している。関西ではゴルフ場の多い兵庫県や関東地区でも東京近郊の周辺都市などを候補に挙げている。

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