

<ヴィジランテ>蜂須賀改め珠緒との激しい“親子バトル”が決着、ナックルの覚悟に「泣ける」の声続々

「僕のヒーローアカデミア」の公式スピンオフ作品「ヴィジランテ -僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-」(毎週月曜夜11:00-11:30、TOKYO MXほか/ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・Lemino・TVerほかで配信)の第12話が6月23日に放送された。ナックルと、蜂須賀改め・珠緒の親子バトルがついに決着。必死に娘を救おうとするナックルの父としての行動が視聴者の涙を誘った。(以下、ネタバレを含みます)
「ヴィジランテ-僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-」
「ヴィジランテ-僕のヒーローアカデミア ILLEGALS-」は、古橋秀之の脚本、別天荒人の作画で2016年から2022年までマンガアプリ「少年ジャンプ+」(集英社)にて連載された、「僕のヒーローアカデミア」(通称、“ヒロアカ”)の正史に連なる公式スピンオフ作品。
“ヒロアカ”本編で描かれた物語から数年前の日本を舞台に、人々に認められ活躍する<ヒーロー>の裏側で、誰にも認められずとも誰かを救わずにはいられない非合法(イリーガル)ヒーロー<ヴィジランテ>たちのドラマが展開される。
今回のアニメ化にあたっては、監督を鈴木健一、シリーズ構成・脚本を黒田洋介、キャラクターデザインを吉田隆彦、音楽を林ゆうき、山城ショウゴ、古橋勇紀が担当。アニメーション制作は「僕のヒーローアカデミア」同様ボンズフィルムが務める。
ポップが見せたアイドルとしての成長に反響
敵<ヴィラン>の“個性”の影響で停電したマルカネ百貨店。イレイザーヘッド(CV:諏訪部順一)により敵<ヴィラン>は無事に確保されたが、送電の復旧目処が立たず、ポップ☆ステップ(以下、ポップ/CV:長谷川育美)たちはイベント中止の危機に追い込まれる。
キャプテン・セレブリティ(CV:森川智之)が非常用の発電機を調達しに行ってくれることになったが、問題は誰がその間、MCで客席を繋ぐか。みんなが頭を悩ませる中、自宅にあるものを取りに帰っていた灰廻航一(以下、コーイチ/CV:梅田修一朗)が戻ってくる。コーイチが持ってきたのは、ポップがいつも路上ライブで使っているマイク。「こういうの得意だよね」とコーイチに背中を押されたポップは、一人でステージに立つことを決意するのだった。
みんなの思いを背負い、ステージへと向かったポップ。まずは状況説明と軽い自己紹介を済ませる。視聴者の間で話題となったのは、ポップの声を務める長谷川育美の演技だ。努めて明るく振舞っているポップの緊張を声の上擦りや震えで見事に伝え、「ポップちゃん声が震えてる」「緊張の演技めちゃくちゃ上手くてびびる」「長谷川育美って改めて凄いんだなと感じさせられた」「緊急事態、とっさの出演ということで、ポップさんの緊張している感じがよく出ていると思います」という声が上がった。
ポップは緊張しながらもスムーズかつユーモアのあるMCで場を繋いでいく。さらに観客の不安が和らいできたところで、コーイチへの思いを歌った新曲「My☆Hero」を披露。その堂々としたパフォーマンスに、最初はポップをバカにしていた“FeatherS(フェザーズ)”の2人も「相変わらずヘタクソだし…」「なのに、可愛くてズルい」と認めざるを得なかった。
そして、ついに発電機が到着。ロックバンド“MAD HATTER”の演奏に合わせて、ポップ&美羽(CV:竹達彩奈)&由羽(CV:鈴代紗弓)たちのスペシャルユニット”FeatherHATS”が「マルカネ百貨店のうた REMIX」をキュートに歌い上げ、その後ろで鳴羽田東高校のダンス部がキレッキレに踊る。ポップの「跳躍」を生かしたパフォーマンスもステージを大きく見せ、観客は大いに湧き上がった。ピンチの中で自信のなさを乗り越え、自称アイドルから本物のアイドルに。そんなポップの成長ぶりに、「ポップちゃんの跳躍ほんっとかわいいしステージ映えすごい!何だか泣きそうになっちゃった」「高くジャンプする瞬間、最高にアイドルしてる」「ポップちゃんの晴れ舞台最高だった~」「ポップちゃんよくがんばったね!」と視聴者も感慨深い気持ちになっていた。
娘を思うナックルの父としての行動に「泣ける」
ポップがステージを成功させた裏で繰り広げられていたのは、ナックルダスター(以下、ナックル/CV:間宮康弘)と蜂須賀九印(CV:千本木彩花)の激しい“親子バトル“だ。前回、蜂須賀の正体が、ナックルの娘・雄黒珠緒と判明。珠緒は「女王蜂」の“個性”に操られている状態だった。
蜂須賀の逃走経路を逆算し、袋小路に誘導したナックル。追い詰められた蜂須賀は電極化した爪をナックルの胸に刺し、その体内に直接放電する。感電による心室細動でナックルは心停止に。誰もが一瞬、絶望したことだろう。しかし、ナックルは持っていたスタンガンで自分の心臓にショックを与えることで生還する。
その並大抵ではない覚悟の強さの裏には娘を傷つけてしまったことへの後悔があった。典型的な亭主関白で家族に対して横柄な態度で接していたナックル。やりたいことも認めてもらえず、自由を奪われた結果、珠緒は父親に強い恨みを持つように。「女王蜂」はそんな人間の負の感情に漬け込み、寄生するのだろう。自分の未熟さが娘を闇に落とし、さらには妻を命の危機に晒した。その責任を取るため、ナックルは珠緒と真正面から向き合う。
蜂須賀は生還したナックルに驚きつつ、次の攻撃に出る。その強烈な殺意を感じ取ったナックルは、蜂須賀が珠緒の肉体を使い果たす覚悟で向かってきていることに気づいた。次に放つ自らの攻撃の反動で珠緒は死ぬ。そんなことを父であるナックルがみすみす許すはずがない。“無個性”のナックルにとって、攻撃の手段は「殴る」ことのみ。
「善人も悪人も愛する者も憎むべき敵も、それら一切の区別なくただ踏み込み殴る」
ナックルは覚悟を決め、スタンガンを取り付けた拳を思いっきりその肉体にぶつけた。これにより脳が停止し、蜂須賀はまともに思考することができなくなる。そして、統制を失った群れの蜂は死にゆく珠緒の肉体から本能的に脱出。すかさずナックルは左目に寄生している女王蜂を引き抜くと、群れの蜂を誘き寄せるためのフェロモンを搭載した時限爆弾でもろとも爆破させた。
驚くべきはその後の行動だ。寄生蜂を排除することに成功したナックルは、あらかじめスタンガンに搭載していたAEDで仮死状態となった珠緒に心臓マッサージを施す。娘の心臓を一度止めたのち、寄生蜂を追い出した上で蘇生させる。ナックルの強引だが、父としての深い愛情が感じられる作戦に、視聴者からは「父としての想い…泣ける…」「一度心臓を止めて、再起動させるという、なかなか激しい内容でした」「絵面としてはとんでもないんだけど、それでも娘のために必死になってる姿がちゃんと父親のそれだと思える」「ナックルの娘さんが助かると良いんだが…」という声が上がった。
■文/苫とり子
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