＜薬屋のひとりごと＞「過去一ドキドキした」猫猫に迫る壬氏の色気あふれる姿と蛙を巡るコミカルな攻防が大反響

2025.06.28 19:00

日向夏の小説を原作とする後宮謎解きエンターテインメント、アニメ「薬屋のひとりごと」(毎週金曜夜11:00-11:30ほか、日本テレビ系／ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・Lemino・TVerほかで配信)。本記事では、第36話「華瑞月」をプレイバック。今話では、猫猫(CV.悠木碧)と壬氏(CV.大塚剛央)の“蛙”を巡るドキドキと笑いに満ちたやり取りが大きな話題に。さらには壬氏の素性が明らかになり、Xでは本作がトレンド1位を獲得。本編終了後には第2期第2クールの告知映像も流れ、SNSには喜びの声が殺到した。(以下、ネタバレを含みます)

その手に触れるものは蛙か否か――

洞窟の中で壬氏に抱き止められた猫猫は、ふと手に当たるものに違和感を覚えまさぐる。先ほど落ちてきた蛙にしては大きいような…と考えていると、壬氏は顔を紅潮させて身悶え、手をどかしてほしいと頼んでくる。ふたたび猫猫が“それ”をまさぐると、またしても過敏に反応する壬氏。猫猫は自分が触れているものが、後宮に立ち入る宦官にはあってはならないものだと気づく。

すると、壬氏は真剣な表情で猫猫に伝えたいことがあると切り出すが、猫猫は「蛙を潰してしまったかもしれない」ととぼけ、手を拭ってみせる。高官と下女という今の関係を崩したくない――そう願う猫猫だったが、壬氏は“それ”の正体を確かめてみるか？と猫猫に迫るも、唇と唇が触れる寸前、犬の鳴き声が聞こえ、壬氏の上に着地。

ギリギリのところで進展ならずとなった猫猫と壬氏の関係。蛙を巡る舌戦とドキドキの展開は、多くの視聴者を釘付けにしたようだ。SNSには「興奮しすぎて体温上がった」「過去一ドキドキした」と興奮を隠せない声や、「カエルのくだり面白すぎた」「そこそこ大きいは壬氏様の尊厳ズタズタで草」「あのカエルはまずい。けしからん！」など蛙絡みのコメントが殺到した。

猫猫の策により壬氏暗殺を目論んだ犯人が判明

李白に助け出された猫猫と壬氏が、何者かによって飛発(銃)で狙われたことを告げる。明らかに不機嫌な壬氏を気にかけながらも、猫猫は犯人を特定できるかもしれないと話す。宴会場にいた馬閃(CV.橘龍丸)は、作戦の全貌までは知らないままに、子北州の者たちと共に捜索を始める。

川辺で血のついた壬氏の衣と鷹の羽があしらわれた矢が見つかったと聞き、馬閃が高官たちの荷物をあらためると、1人の高官が同じ矢を所持していた。しかし、その高官は真っ向から否定し、部下たちも困惑している様子。一方の李白(CV.赤羽根健治)は、森の中もしっかり捜索するよう指示するが、これらの行動は犯人をあぶり出すための罠だった。

森へと捜索の手が広がり、焦った犯人は土中に隠した飛発を回収するため、まんまと猫猫たちの前に現れた。鼻の利く猟犬は、銃の火薬の臭いのみならず、その臭いがついた犯人までも探し当てたのだ。壬氏に振り回される格好となった馬閃は不満げだったが、こうして銃撃事件は一応の解決を迎える。

高順の口から明かされた壬氏の素性

壬氏の代理として宴の席にいた高順(CV.小西克幸)は、酔って絡んでくる高官をあしらい、部屋を抜け出して思案にふける。高官たちは皆、壬氏――帝の弟が皇位を継ぐにふさわしい者かを見定めようとしている。今後起こるかもしれない問題に対処するために、猫猫には壬氏の正体を知らせる必要がある。猫猫にはそれだけの利用価値があるのだから…と。今話のラストでは、高順の口から壬氏の真名が“華瑞月”であることも明かされた。

一方で猫猫は、今回の事件に使われた飛発が西方の物であることから、瓜二つの容貌を持つ特使たちについて思いを巡らせていた。そこへ壬氏が訪ねてくる。壬氏は驚かせて悪かったと詫び、扉の隙間から袋を手渡すと、洞窟で言えなかった真実を話そうとする。だが、袋の中身が貴重な牛黄だと知った猫猫は大興奮。壬氏の話どころではなく、牛黄に頬ずりして悦に入るのだった。

洞窟では「そこそこの蛙」呼ばわりされ、牛黄を先に渡したばかりに大事な話もできず、最後まで猫猫に振り回されてしまった壬氏。SNSには、「壬氏との急接近があっても猫猫がブレないところが良かった」「いいぞ…壬氏様もっと猫猫に振り回されろ…」「煮え切らない壬氏様が愛おしい」など、2人の関係や壬氏の魅力に言及する感想があふれた。

第2クールのOP・EDテーマが判明し、盛り上がりはさらに加速

ついに壬氏の正体が明かされ、大きな転機を迎えた本作。本編終了後には第2期第2クールの告知映像が流れ、さらに第2クールのオープニングテーマがMrs. GREEN APPLEの「クスシキ」、エンディングテーマがOmoinotakeの「ひとりごと」に決定したことが発表され、視聴者を大いに沸かせた。

それぞれのアーティストのファンからは、SNSに「主題歌がミセスなんて聞いてない。嬉しすぎて倒れそう」「EDにオモタケさん嬉しすぎます！」「まってやばい、激アツすぎるて。OP、ED神やろもう」など熱のこもった投稿が続々到着。2期1クール目に続く人気アーティストの楽曲と、ますますの盛り上がりを見せる謎解きストーリーとのケミストリーを楽しみにする声が多くあがっていた。

◆文＝帆刈理恵(スタジオエクレア)