

“未経験を武器に”【阿達慶】が語る「初めて」と「これから」――休日の意外な素顔にも迫るインタビュー
映画『リライト』で300年後の未来から来た転校生・保彦を演じ、映画初出演となる阿達慶さん。役に挑んだ想いはもちろん、取材では“素顔のまま”の言葉で、これまでの経験や印象的な思い出、そしてこれからの夢について語ってくれました。休日には御朱印帳を手に神社を巡ったり、お兄さんと寿司巡りを楽しんだり――。そんな阿達さんの「今」と「これから」に迫った、素顔たっぷりのインタビューをお届けします。
6月13日(金)公開!【阿達慶】初出演作品・映画『リライト』
“史上最悪のパラドックス”と呼ばれた衝撃作「リライト」
が、松居大悟監督×上田誠脚本の強力タッグにより待望の映画化。300年後の未来からやってきた転校生・保彦役
に、オーディションを経て見事抜擢されたのは、本作が映画初出演になる阿達慶さん
。未経験を味方につけて挑んだ撮影現場でのエピソードや、役作りに込めた思い、そして“未来人”をどう演じたのか――たっぷりと語ってくれました。

経験の差を逆手に!“慣れていない自分”を活かした役作り
“300年後の未来から来た転校生”という難役にどう挑んだのか、その胸の内を語ってくれました。
Question
初出演が決まったとき、どのように感じましたか?
「
シンプルにうれしかった
です。
オーディションで選ばれたということもうれしかったですし、映画も初めてだったので、うれしさと同時に“できるかな”という緊張もありました
」
Question
オーディションではどんなことを意識して挑みましたか?
「台本を1シーンだけいただいたときは、正直役についてあまり理解できていなかったんです。
でも、そのシーンだけでも『これはどういう役なんだろう』とたくさん考えて、
“自分なりの300年後の未来”
を想像しながら、セリフを入れていきました」
>>阿達さんが想像した300年後の未来とは?
「相手がなにも言わなくても、伝えることができたりするのかなと思います。
自分の未来人のイメージは自由な感じ
です」
Question
撮影の際、役作りで意識したことは?
「
『300年後の未来から来た』
というセリフがあるのですが、それを読んだとき、自分のなかで特に違和感もなく、すんなりと言葉にできました
。
保彦(役名)のセリフに対してはほとんど違和感なく、割と素に近い感じで挑めたと思います。
あと、
“ベテランの俳優さんたちと一緒に演技をする”という異質感
がいい感じに未来人感を出せたと思います。池田エライザさんとは約10歳差なので、そもそも“未来人”として、そのままの姿でいるわけではないんですが、変に未来人らしさを意識してつくり込むよりも、
自然体でいたほうが保彦らしいかなと思い、あまり作りすぎずに演じました
。僕がいくら上手くやろうとしても、やっぱり経験の差はあるので、
逆に“慣れていないこと”を武器にしよう
と考えました。その未熟さが、未来人として現代のクラスに来たときの“異質さ”
と上手く重なったんじゃないかと思います」



松居監督のアドバイスが“自分なりの保彦”に導いてくれた
映画初挑戦とは思えないほど自然体で現場に溶け込んでいた阿達さん。
尾道での撮影エピソードや、松居監督との信頼関係、演技への向きあい方について語ってくれました。
Question
映画の現場はどうでしたか?
「先輩や会社の人など目上の方がいるときは緊張するんですけど、尾道に行って衣装を着て、いざ演技をしてみると、意外とリラックスできて…
もちろん緊張もしたけど、いつもの緊張感とはまた違う感じでした。
監督の松居さんもほかの共演者さんもとても優しかったです。
『任せてもいいんだ、思う存分甘えるぞ』
と感じさせてくださいました。最初は全く映画のことがわからなかったので、気になったらすぐに聞いていましたし、
松居さんはずっと笑顔でいて、聞きやすい雰囲気がありました(笑)」

Question
尾道での撮影の思い出はありますか?
「自転車を借りることができたので、
尾道ラーメン
を食べに行きました。あと、尾道の物産展にみかんジュースがあったのでそれを飲みました」
Question
松居監督との印象的なやりとりはありますか?
「松居さんご自身が俳優としてもご活躍されているので、アドバイスがとてもわかりやすかったです。
でも、すべてを教えてくださるわけではなくて、
そこにたどり着くための“ヒント”をくださるようなアドバイス
だったので、とてもやりがいがありました。僕なりの保彦を見つける手助け
をしてくださったと思います。また、演じる日程と保彦のタイムリープが何回目かを記した
“タイムリープスケジュール”
も作ってくださって、本当にありがたかったです」
阿達慶の「初めて」と「これから」
過去に戻れるならやり直したい運動会の思い出や、300年後の未来への想像――。
まっすぐでどこかユーモラスな視点から、「初めて」と「これから」について語ってくれました。
Question
タイプリープできるなら過去と未来、どっちに行きたい?
「未来に行くと、そこで見た通りに行動してしまいそうなので行きたくないです。
過去に行きたい
です。記憶にはないんですが、幼い頃、家族でシンガポールに行ったとき、僕が体調を崩してお母さんをホテルに閉じ込めてしまったそうなので、
体調のいい状態で戻って楽しませてあげたい
です」>>ほかにも戻りたい過去はありますか?
「
幼稚園の年中の頃
に戻りたいです。年中の運動会で、豚の絵がついた帽子を被って踊っていたんですが、帽子の紐を自分でちぎって泣いてしまって…。たくさん練習したのに本番で踊れなくて、それはやっぱり
今ステージに立つ仕事をしている身としてあり得ないことなので戻ってやり直したいです(笑)
。戻ることができたらそこでバチバチに踊ります!」
Question
もし300年後の未来に行けるならなにをしたい?
「
アイドルという職業がどうなっているか見てみたい
です。今はいろいろなアイドルの形があるので、生身としてあるのかなと疑問に思います。
でもなくならないと思いたい
です」Question
初めてカメラの前に立ったとき、どんな気持ちでしたか?
「ダンスを習っていて、ステージの上で踊ることはもともとすごく好きでした。でも、それがお仕事になったとき、自分はどう感じるんだろうとずっと思っていました。
2019年に入所しましたが、ちょうどコロナ禍に入り、お客さんの前で踊ることができず、無観客のステージはダンススクールで踊っていた頃と景色があまり変わりませんでした。
でも、いざコロナが明けて、目の前にお客さんがいるステージに立ったときは、
楽しさと同時に感動もありました
。それまで自分のダンスを見てくれるのは親戚くらいだったので、
それ以外の方に見てもらえることが、とても不思議で新鮮な感覚
でした。人前で話すのは苦手でしたが、ステージに立ってみると、それすらも楽しいと思えるようになりました」
Question
阿達さんが思い描く「10年後の自分」とは?
「今は与えられてばかりなので、ファンの方に対してもそうだし、いち俳優としてもアイドルとしても、
誰かになにかを与えたり伝えたりできる人になりたい
です」
素顔にクローズアップ/意外な休日の過ごし方って?
Question
最近ハマっていることは?
「
後輩が神社に詳しくて御朱印帳を集めていたので、僕も感化されて始めました
。神社は建物がカッコよくて好きです。御朱印帳はまだ1ページ目なのでこれからもっと集めていきたいです」
Question
休日の過ごし方は?
「
お兄ちゃんに車を出してもらって回転寿司を巡ったりしています
。チェーン店や地方のお店などいろいろなお店に行きます。
最近は、茨城の魚市場の近くの回転寿司に行ってみたらネタがめちゃくちゃ大きかったです。
お寿司は
お兄ちゃんが好きで、影響されて僕も好きになりました。
1番好きなネタはしめ鯖
です。最近びっくりしたのは、
タコの卵のお寿司
があって、色は黄色で食感はいくらみたいな不思議な感覚でした。味はおいしかったです」Question
尊敬している俳優さんは?
「
中島健人くん
です。世間にアイドルとしての“中島健人”というイメージやキャラが定着しているのに、役者として演じるときはそのイメージを全く感じさせないところがすごいなと思います」Question
最後に、“俳優としてこれだけはぶれさせたくない”という軸はありますか?
「
“初心忘るべからず”
というように、今回出演させていただいたありがたみ
や感じた感覚
は常に持ち続けていきたいです」
映画『リライト』作品情報
出演:池田エライザ、阿達 慶、久保田紗友、倉 悠貴、山谷花純、大関れいか、森田 想、福永朱梨、若林元太、池田永吉、晃平、八条院蔵人
篠原 篤、前田旺志郎、長田庄平(チョコレートプラネット)、マキタスポーツ、町田マリー、津田寛治、尾美としのり、石田ひかり、橋本 愛
脚本:上田 誠
原作:法条 遥 「リライト」(ハヤカワ文庫)
主題歌:
Rin
音「scenario
」音楽:森 優太
製作・配給:バンダイナムコフィルムワークス
©2025
『リライト』製作委員会
スタイリング/柴田拡美(Creative GUILD)ヘア&メイク/浅津陽介
お問い合わせ Taiga Igari(taigaigari@gmail.com)
Ray WEB編集部 大竹萌寧
カメラマン・撮影 結城拓人
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