オノ・ナツメ原作のTVアニメ「リストランテ・パラディーゾ」無料放送上品で色気漂う“イタリア老眼鏡紳士”の物語

2025.04.15 17:00

オノ・ナツメ原作の同名マンガをアニメ化した「リストランテ・パラディーゾ」(2009年放送、全11話)。老眼鏡の紳士がおもてなしする至福のリストランテ(レストラン)を描いたTVアニメ「リストランテ・パラディーゾ」(全11話)が、4月9日(水)夜11時30分よりＢＳ松竹東急(全番組無料放送・260ch)にて放送中。4月16日(水)には第2話が放送される。そこで本記事では、第1話のあらすじや見どころについて紹介していく。

“老眼鏡紳士萌え”という新ジャンルを築いた大ヒットコミックをアニメ化

折笠富美子、山野井仁、立川三貴、黒田崇矢、寺田はるひなどの声優陣が出演する本作。“老眼鏡紳士萌え”という新ジャンルを切り開き、単巻で30万部を超えたオノ・ナツメ原作の同名漫画が原作となっている。

イタリア・ローマの不思議なリストランテ「カゼッタ・デッロルソ」で従業員として働く、老眼鏡を着用した素敵な紳士たち。博識で女性や金に執着せず年相応の雰囲気を纏う彼らと、店に訪れる人々の心の触れ合いがやさしいテンポで描かれる。

一人の女性が老眼鏡紳士ばかりの不思議な店に訪れる…第1話あらすじ

ローマの真ん中から少し外れた通りにあるリストランテ「カゼッタ・デッロルソ」。ある時、オーナーのロレンツォ(CV:乃村健次)を訪ねて一人の女性・ニコレッタ(CV:折笠富美子)が店を訪れる。しかし「カゼッタ・デッロルソ」にいるのは女性客ばかり。さらに、接客をするのは老眼鏡をかけた紳士ばかりという、一風変わった店だった。

ニコレッタが店を訪ねた理由は、子どもの頃、再婚のため祖母に自分を預け出ていった母親に会いに行き、何も知らない再婚相手のロレンツォにすべてをバラすため。ニコレッタが来ていることを知らない母親のオルガ(CV:寺田はるひ)は、ロレンツォと一緒に店に戻ると、彼女の姿を目にして驚く。

自分と親子関係であることを口止めしようとニコレッタをなだめながら、ロレンツォには“友人の娘”と紹介するオルガ。そんな中、カメリエーレ(ウエイター)長のクラウディオ(CV:山野井仁)がテーブルに料理を運んできた。物腰が柔らかくどこか色気漂う振る舞いに、ニコレッタは思わずうっとりしてしまう――。

個性的で紳士的な振る舞いの“老眼鏡紳士”たち

第1話では、主人公のニコレッタが「カゼッタ・デッロルソ」へ行き、クラウディオを始めさまざまなカメリエーレたちに出会うシーンが描かれた。本作のコンセプト“老眼鏡紳士”の通り、第1話からさまざまなタイプの老眼鏡紳士たちが登場。

特にニコレッタが惹かれたクラウディオは、穏やかで真面目なオーラを放ち、店のカメリエーレの中でも特段落ち着いた雰囲気を持つ紳士。ローマの街中で偶然ニコレッタと出会った際も、通行人にぶつかってよろけたニコレッタをさっと抱きとめ、「大丈夫ですか？」とやさしく声をかける。彼の放つ雰囲気とローマの美しい景色がマッチしており、より一層色気を引き立てていた。

また本作には、陽気なムードメーカー・ヴィート(CV:黒田崇矢)、無口なジジ(CV:喜山茂雄)、男らしく豪快なテオ(CV:上田燿司)、小言は多いが意外に照れ屋なルチアーノ(CV:立川三貴)、一流シェフのフリオ(CV:西松和彦)など、個性豊かなキャラクターたちも登場。

本作を通して、“推し”の老眼鏡紳士を見つけてみるのも楽しいかもしれない。