

<メダリスト>光の圧巻の演技シーンには視聴者も騒然「これは歴代最高のフィギュアシーンかも」「もはや劇場レベル!!」の声

フィギュアスケート選手を目指す少女・結束いのり(CV:春瀬なつみ)と、元アイスダンス選手のコーチ・明浦路司(CV:大塚剛央)がタッグを組み、フィギュアスケートの世界で頂点を目指す「メダリスト」(毎週土曜深夜1:30-2:00ほか、テレビ朝日系で放送/ディズニープラス「スター」にて単独最速配信開始、ABEMA・FOD・Hulu・Leminoほかで順次配信)。原作は「アフタヌーン」(講談社)で連載中の人気漫画で、「次にくるマンガ大賞2022」コミックス部門第1位をはじめ、第68回小学館漫画賞一般向け部門、第48回講談社漫画賞総合部門を受賞するなど、面白さは折り紙付き。2月1日に放送されたscore05は、いのりのライバル2人の演技が光った「名港杯 初級女子FS(後)」。(以下、ネタバレを含みます)
ミケ、連続ジャンプ失敗でメンタル崩壊!?
初めての大会ながらも見事な演技を披露したいのりは、「12.64」という高得点をゲットして暫定一位に。そしてそのまま迎えた初級最後の演技は、いのりのライバルでもある三家田涼佳(ミケ、CV:木野日菜)。大人の言うことを信じないミケは、コーチの那智鞠緒(CV:戸田めぐみ)から激励の言葉をもらうも、「ミケはひとりで滑り切る!」と心に誓うのだった。こうして始まったミケの演技は、スタートこそ快調だったものの、那智が「勝敗を分ける」と案じていた連続ジャンプでバランスを崩してしまい、単独ジャンプで終わってしまう。これに動揺したミケは、リカバリーにまで頭が回らず、立て直すことができないままフィニッシュするのだった。
ミケの演技シーンでは、彼女らしい明るく元気な曲に合わせた躍動感のある滑りが印象的。しかし連続ジャンプを失敗したことで様子が一変するなど、ミケのメンタルの弱さも明らかとなった。裏を返せばそれだけ連続ジャンプに自信を持っていたということだが、 那智がすぐにリカバリーのことに考えを巡らせたのに対し、ミケは「何が起きた?」と半ばパニックとなり、気持ちを切り替えることができないまま。フィジカル面では圧倒的なアドバンテージをもつミケだが、やはりフィギュアはメンタルが大切なスポーツなのだということがよく分かるシーンだった。ミケの演技シーンには、SNSでも「ミケの猫っぽいダンスめっちゃ可愛い!」「引きずっちゃうのも無理ない…」などの声があがっていた。
ミケ&那智はハングリー度MAXな似た者師弟!?
思ったような演技ができなかったことに凹むミケは、那智に「先生、ごめんなさい」としおらしい態度を見せるなど、いつもの生意気さも影を潜めてしまう。このままでは上を目指せないと感じたミケは、自分の勝ち気な性格を変えなくちゃいけないと涙を流すが、那智は「今さら可愛こぶるんじゃない」とミケを一喝。負けん気の強さは武器だと断言する那智は、それを証明するためにも強くなろうとミケを鼓舞するのだった。
ここでは、これまでいつも勝ち気で生意気だったミケの落ち込みっぷりが見どころ。「私が焦ってしまったので」と敬語で謝るミケの姿は、那智も思わず頭を打ったのかと疑うレベルで、とても先ほどまでと同一人物とは思えないほどの豹変っぷり。またミケの回想シーンでは、気性の荒さが災いして、先生たちが自分を信じてもらえなかった暗い過去が描かれた。大人から可愛がられるのがうまい子供たちのなかで、幼稚園児にしてひとりで生きていくことを決意するミケの気持ちを考えると、胸が締め付けられるものがある。これにはSNSでも「あんなんされたら人間不信になるなぁ」「似たような経験ある。辛いよね」など、同情の声が多く寄せられていた。また一方で「あんたは、あんたのままで絶対に強くなれる!」など、那智の言葉の熱量も相当に高く、司にも負けないほどに熱い人間であることが分かる。じつは那智もまた口の悪さから孤立した経験があり、つまりふたりは似た者同士というわけだ。そんなハングリー精神MAXの師弟コンビは、いのり&司とはまた違った魅力があり、今後の活躍がますます楽しみだ。
2分30秒、ノーカットの衝撃!
初級の大会結果はいのりが優勝、ミケは3位入賞となり、プログラムはノービスBの試合へと移っていく。会場の熱気も高まっていくなかで、ひときわ大きな注目を集めたのはやはり狼嵜光(CV:市ノ瀬加那)。演技曲「死の舞踏」に合わせて滑り出した光は、高難度のジャンプを軽々と着氷させ、同時に素晴らしい表現力で会場中の観客を魅了する。最初から最後まで、一貫して圧倒的な演技を見せつけた光は、97.23点という高得点を叩き出す。改めて光の実力を目の当たりにしたいのりは興奮冷めやらず、光と直接話をしようと控え室へと向かうが、その途中で光のコーチである夜鷹純(CV:内田雄馬)と遭遇。いのりを探しに来た司も加わったことで、偶然にもふたりのコーチが対面することとなる。いのりに向かって「一生かけようが、君が光に勝てることはないよ」と言い放つ純に、司は「あなたに、未来は決められない」と、強い口調で宣戦布告するのだった。
終盤の見どころは、なんと言っても光の演技シーンだろう。前話のいのり、今話前半のミケと、ここまでのフィギュアシーンも十分に高いクオリティーではあったが、光の滑りはそれらをあっさりと凌駕するほどで、掛け値無しに超名作画と言える。いのりやミケの演技シーンでは、選手のモノローグやコーチたちの会話、回想シーンなど、演技以外の描写を盛り込んでの演出だったが、光の演技ではそれらすべてを排除し、2分30秒にも及ぶ演技をノーカットで見せているのが特徴。それだけでも製作陣の並並ならぬ覚悟が伝わってくるが、実際に表情や身体の動きはもちろん、リンクの質感、照明と影、氷が削れるSE、音楽、カメラワークなど、どれをとっても一級品で、それらが一体となることで珠玉のシーンとなっている。とくに3Dの特性を活かした激しいカメラワークは印象的で、手持ちでの接写からドローンによる鳥瞰、会場カメラでの俯瞰など、あらゆるアングルとカットを駆使することで、ダイナミックかつ繊細な光の滑りを完璧に表現している。このクオリティーの高さにはSNSでも「これヤバない?」「マジで鳥肌が止まらない」「光のラスボス感半端ない!」など、絶賛の声で溢れていた。アニメーションにおけるフィギュアスケート描写のひとつの到達点ではないかとすら感じる光の演技シーンは、ぜひなんども繰り返して細かくチェックしてほしい。さて次回score06「初戦の夜」は2月8日に放送済み。次回のレビューもお楽しみに!
◆文/岡本大介
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