「『東京リベンジャーズ』聖夜決戦編」第33話より

<東リベ>“無敵のマイキー”が一瞬で状況を変える「東卍(オレら)は時代を創る 黙って見とけ」

2023.03.15 08:10
「『東京リベンジャーズ』聖夜決戦編」第33話より

TVアニメ「『東京リベンジャーズ』聖夜決戦編」(毎週土曜深夜2:08-2:38ほか、MBSほか/ディズニープラスで定額制見放題独占配信)の第33話「Dawning of a new era」が3月5日に放送・配信された。12月25日の深夜、教会にやってきたタケミチ。黒龍(ブラックドラゴン)を潰して未来を変えようとボロボロになりながらも奮闘を続け、柴八戒の変化があったりしたが、黒龍の総長・柴大寿の前に劣勢な状況は変わらない。しかし、そんな状況をひっくり返すほどの異変があった。教会の外から聞こえてきたマイキーのバイク“バブ”の音。教会の前でおよそ100人の黒龍のメンバーが待ち構える中、マイキーが到着し、「メリークリスマス こんな日に何やってんだよオマエら」と笑顔を見せるが、その笑顔はスーッと一瞬で消えた。(以下、ネタバレを含みます)

マイキーの底知れないすごみ

マイキーは大寿の顔を見て、「黒龍?」と言ったところを見ると、ここに大寿らがいることを知っていて来たわけではないようだ。大寿の威圧感もすごいが、マイキーの底知れないすごみも負けていない。その笑顔が消えた顔を見て、タケミチも含め、全員が固唾を飲んだ。

三ツ谷が「オレのせいでこうなった」と、自分が結んだ和平協定を破ったことをマイキーに詫びるが、「兄貴が気付いたんだ オマエのインパルスの音に… そしたら場地がね こんなにコールがうめぇのは絶ッ対ェ三ツ谷だ!って 二人がここに導いてくれた」と、訳の分からないことを口走る。マイキーの兄・佐野真一郎も親友・場地圭介ももうこの世にいないのに…。

いろんな出来事が続いて、マイキーが弱っている。そんな話を耳にしていたタケミチは、その言葉を聞いて、マイキーはメンタル的にもかなり弱っているのではないかと不安がよぎった。

大寿を見て、「アイツらがオマエの敵だな?……なんで邪魔すんだ?また“みんな”で走りてぇだけなのに」と無表情で話し、「三ツ谷がいなくなっちまったら兄貴も場地も悲しむだろ!?」と言ってスイッチが入ったかのように思えたが、大寿が振り下ろした拳一撃でマイキーが沈んだ。

マイキーが一発KOと思いきや…

ちょうど深夜0時になり教会の鐘が鳴り響き、タケミチたちの叫び声がその音にかき消された。やはり大寿には勝てない。無敵のマイキーでさえ一撃で倒され、床に横たわっている。高笑いする大寿は「聖夜の鐘までオレの勝利を祝福してる!!」と勝利宣言。

しかし、ここからが本番だった。「聖夜(いのり)は終わった」と、いつの間にかマイキーは立ち上がっていて、「一発もらったのは自分への戒めだ」と言い放ち、次の瞬間、今度は大寿が床の上で伸びていた。

電光石火、形勢逆転。マイキー以外の全員何が起こったのか理解できず思考停止している。顔面への蹴り一発で、あんなに誰もが苦戦していた大寿を沈めたのだった。まさに“無敵のマイキー”の本領発揮。

「クリスマスはね 兄貴と場地と走るって決めてたんだ」と言って大切なお守りを見せ、「兄貴のバブ(形見)に乗って場地のお守り(形見)持ってさ 雪の中走ってたら一緒にいる気がして」と、教会に入ってきた時の言葉はおかしくなって口走ったのではなく、大切な人たちを思っての言葉だと気付かされた。

「兄貴も場地もオマエらも みんなオレの心(ココ)にいる だからオレは強くいれる」というマイキーの言葉が沁みる。一人じゃなくて、みんな一緒。そんなマイキーの気持ちはしっかりとタケミチや三ツ谷、千冬にも届いた。

マイキーがみんなに声をかけて帰ろうとするが、外には黒龍のメンバーが待ち構えていたはず。しかし、東卍のバケモン級の人間はマイキーだけじゃない。表の100人はドラケンが一人で全滅させていた。

「黒龍は強いよ でも時代は創れねぇ オマエは喧嘩が強えぇだけ 心がねえ 東卍(オレら)は時代を創る 黙って見とけ」

「黒龍はもう死んだ!」と、マイキーが勝利宣言。そして、黒龍は完全に終了した。大寿も八戒も柚葉も三ツ谷も、誰も死ななかった。未来を変えるためのタケミチのミッションも無事コンプリート。三ツ谷の「マイキー…ドラケン オマエらのおかげで黒龍に勝てた 。でも今日の一番はタケミっちだ」という言葉に誰もが納得する。

戦意喪失し、全てを失った大寿に声をかけた八戒と柚葉。「家族ってなんだろうね?死んで欲しいほど嫌いだけど愛してる」、柚葉の言葉に家族の絆が見えた。

気を失ったタケミチを乗せてマイキーはバイクを走らせ、到着した所にいたのはヒナタだった。マイキーとドラケンのすごさを再確認したと同時に、タケミチの成長と強い一面もしっかりと感じ取ることができた。

◆文=田中隆信

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