

「喧々諤々」ってなんて読む?意外と読めない《難読漢字》4選
意外と読めない「難読漢字」をご紹介します。「喧々諤々」って、なんと読むかわかりますか?ヒントは、会議中に見られる光景です。今回は、ビジネスシーンで使われることが多い漢字をまとめてみました。
易々=やすやす
「易々」は「やすやす」と読みます。「物事を簡単に行う・すんなりと事態が進展する」という意味があり、「難題を易々とクリアする」このような使い方をします。類語には、「楽々」「軽々と」「容易に」という言葉があり、反対語には「辛うじて」「渋々」などがあげられます。
尚々=なおなお
「尚々」は「なおなお」と読みます。「より大きく・さらに進む・もっと広く」という意味があり、「尚々書(なおなおがき)」という単語がよく知られています。「尚々書」は、日本の中世に見られた書式で、本文の後に別紙に文を書き添えることを指します。「尚々書」は、「追而書(おってがき)」とも呼ばれ、現在の「追伸」に近い言葉です。
喧々諤々=けんけんがくがく
「喧々諤々」は「けんけんがくがく」と読みます。「大勢で口うるさく議論する・意見を言い合って騒がしくなる様子」を意味する熟語で、「喧々諤々として会議が長引く」このような使い方をします。「喧々諤々」は、大人数で好き勝手に騒ぐ「喧々囂々(けんけんごうごう)」と、正しいと思うことを堂々と主張する「侃々諤々(かんかんがくがく)」を合わせて生まれた言葉です。
種々=しゅじゅ
「種々」は「しゅじゅ」と読みます。文字通り「種類が多いこと」を指す漢字で、諸事情を意味する「種々の事情」、複数の手続きを意味する「種々の手続き」、このような使い方をします。ビジネスシーンや文書では、口語的である「いろいろ」は「種々」に置き換える、と覚えておくといいですよ。「くさぐさ」や「しゅしゅ」と読む場合もありますが、「しゅじゅ」と読むのが一般的です。
難読漢字いくつ読めた?
「易々(やすやす)」「尚々(なおなお)」「喧々諤々(けんけんがくがく)」「種々(しゅじゅ)」、4つの難読漢字を紹介してきましたが、いくつ読むことができましたか?日常会話ではあまり使わない言葉も多かったと思いますが、知っていると役立つことがあるかもしれません。この機会に、ぜひ覚えておいてくださいね。
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