海のきゅうり「ナマコ」がガンに効く―シカゴ研究

2013.11.19 11:48

ナマコは英語でシーキューカンバー、そう「海のきゅうり」といいます。その名前から、野菜や海藻だと思っている人も多いようで、ナマコは海の底にうねうねする大きなみみずのような生物であり、食べる事も可能、とアメリカでは紹介されています。

中国では何百年も前から薬としてナマコが使用されていましたが、その効果は関節炎や炎症性疾患、頻尿、そしてなんとEDにもあるそうです。

2011年シカゴにあるロバートHルリーがんセンターで行われた研究では、膵臓（すいぞう）がんのがん細胞に、ナマコのエキスが使われました。するとどうでしょう、がん細胞が増えなくなっただけでなく、5分もたたない間にすべてのがん細胞が死滅したというのです。

また、ナマコは、腫瘍が大きくなるのも防いでくれることが分かりました。

乳がんの細胞を使った実験では、ナマコの力が免疫システム中の細胞をアクティブにし、乳がん細胞を攻撃することが分かりました。この免疫応答が確認されたことにより、ナマコがすべてのガンに効果を示す可能性が高くなりました。

ナマコには、フロンドシドAという成分が含まれており、最近の研究では、95％の乳がん細胞、90％の黒色腫細胞、90％の肝臓がん細胞、88％の肺がん細胞をフロンドシドAが殺すことが分かりました。これは、抗がん剤治療と同等の作用で、副作用もないのです。

ナマコのエキストラクト、液体のものと粉末のもの、そしてタブレットになったものが売られているそうです。気になる方はお試しを！

参考：Sea cucumber kills cancer cells with amazing efficiency
http://www.undergroundhealth.com/sea-cucumber-kills-cancer-cells/

海のきゅうり「ナマコ」がガンに効く―シカゴ研究

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