同僚がいつまでも敬語……の心理「黒い感情が存在する」

同僚がいつまでも敬語……の心理「黒い感情が存在する」

2013.11.12 21:46
丁寧な言葉である「敬語」ですが、時と場合によっては「どうして敬語なの?」と戸惑うこともありますよね。毎日一緒に仕事をしている同僚に、いつまでたっても敬語で話される……というのも、そんなケースの一つです。

いつまでも敬語で接する同僚の、心に隠された心理を探ることで、もっと上手な付き合い方を探ってみましょう。

■抑圧

いつまでも、自分に対して敬語で接する同僚の心の中には「抑圧された感情」が眠っているのかもしれません。抑圧とは、自分の中の強い願望や衝動を、無意識に締め出している状態のことを言います。人間なら、強い感情を持つことは、ごく自然なこと。

しかし、時にそれは、自我を脅かしてしまうこともあるのです。そうならないための防衛機制の一つが、この抑圧なのです。

ひょっとしたら、いつまでも敬語で話す同僚の心の中には、あなたにもっと近づきたいという気持ちがあるのかもしれません。しかし、同僚という立場では、自分の強すぎる欲求を開放することは難しいでしょう。自分の欲求を抑圧し、その結果、過度な敬語で接してしまっているのかもしれません。

■反動形成

いつまでも敬語で接する同僚の中に潜む気持ちは、好意的なものであるとは限りません。自分の中で処理できない気持ちを、強く抑圧するために、反対の行動を取るというケースも存在します。これを心理学の言葉で「反動形成」と言います。

同僚の中に、あなたに対する強い嫉妬や妬み、嫌悪感が存在するとします。しかし、同僚という立場上、職場でそれを大っぴらに表現するのは難しいでしょう。黒い感情は、自分でもどうすることも出来ず、心の中に抑圧されがちです。

しかし、ずっと抑圧し続けるのは難しいものです。どう処理すれば良いのかわからない黒い感情を、「敬語で、相手に丁寧に接する」ことで、打ち消そうとしていると考えられます。解けそうになる抑圧を、さらに強めるためだとも言えるでしょう。

■同僚の心にあるものは?

同僚がいつまでも敬語で話しかける場合、同僚の心の中には、自分に対する何か強い気持ちがあるようです。その強い気持ちが、同僚の心理的バイアスとなり、「いつまでも敬語」という行動をとらせているのでしょう。どのような種類の気持ちなのかは、敬語だけでは判断できません。

その他の状況も併せて、総合判断してみてください。

いつまでも敬語で話す同僚は、自分に自信がないタイプであることも多いもの。「どうしてこんな話し方をするんだろう?」と不思議に思うこともあるでしょうが、「自信がないから」だとわかれば、適切な対応方法も実践できそうですね。

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