本田圭佑

本田圭佑、300社超に出資する"異次元の勝負勘" 松井秀喜との対談で語った投資哲学

2026.06.12 14:11
提供:ENTAME next

サッカー元日本代表の本田圭佑氏と、米大リーグのヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏の対談動画が6月9日、YouTubeで公開された。星稜高校の先輩後輩にあたる2人の対談は、高校時代の秘話から互いのセカンドキャリア論、AI時代における人間の価値にまで及び、大きな反響を呼んでいる。

動画の中で本田氏は「この10年ぐらい、小さい生まれたての会社に投資する仕事をしている。個人では300社以上に投資している」と明かし、自身の投資哲学を展開。投資先を選ぶ基準はテクノロジーがベースであるとし、「普通の人が100人聞いても、ほぼ100人が『そんなことは起こらない』と思うような非現実的なアイデアを可能性として受け止める」と語った。

投資の世界での失敗の多さを認めつつも、「10回やったら8回失敗する。でも2割の成功が8割の失敗を上回ればいい」と自らを2割バッターに例える本田氏だが、その投資実績と規模は凄まじいものがある。

「本田さんの投資手法は、著名人の名義貸しのような形ではなく、創業期の非常に早い段階で資金を投じるエンジェル投資である点が特徴です。クラウドファンディングのプラットフォームを運営するMakuakeへの投資では、上場後に株式を売却して数千万円の投資から巨額のリターンを得たとされています。また、今や街中で見かけない日はない電動キックボード大手のLuupに対しては、2020年に発表された累計4億500万円の調達に参加していました。直近では、2兆円規模の市場とされるスナック業界のDX化を目指す企業『スナテク』への出資も発表されています。この資金調達には、実業家として実績のあるGENDAの片岡尚社長や元放送作家の鈴木おさむ氏らも参加。こうした顔ぶれと有望なスタートアップに投資を実行できるのは、投資家として独自のネットワークを構築している証拠でしょう」(経済ライター)

本田氏の投資活動のスケールは国内にとどまらず、筑波大学発の宇宙スタートアップである「ワープスペース」や、AIを活用した採用アプリを開発する企業など、多岐にわたる。「世界的な著名人や大手金融機関を巻き込む手腕は、実業家としても規格外です。2018年には米国の著名俳優であるウィル・スミス氏と共同でベンチャーキャピタルファンド『ドリーマーズファンド』を設立し、1億ドルの資金集めを目指したことで当時大きな話題となりました。さらに2025年には、本田さんが立ち上げた投資ファンド『X&KSK』が153億円の資金調達を完了。このファンドには、SBIホールディングスや三井住友銀行、野村ホールディングスといった大手金融機関に加え、前沢友作氏が率いるファンドも名を連ねています」(ビジネス誌ライター)

ネット上でも、"投資家・本田圭佑"について「普通の人が無理だと思うアイデアにあえて投資するっていう基準が本田さんらしくてブレない」「大企業を巻き込んでこれだけの資金を集められるのは、名前だけでなく投資家としての実績が信頼されている証拠だと思う」「誰も目をつけないようなニッチな市場を狙う着眼点が面白い」といった感嘆が聞かれるが、ビジネスの世界でこれほどの実績を積み重ねる一方で、本田氏はサッカーの舞台からも退いてはいない。自身が考案した「4v4」という新しいサッカー競技の普及に努めるほか、今年8月からはシンガポール・プレミアリーグで選手としてプレーすることが決定。さらに、サッカーワールドカップ北中米大会の日本代表戦において、NHKの解説者に起用されることも発表されている。

「前回のカタール大会ではABEMAでの親しみやすく的確な解説が"神解説"として大きな話題となりましたが、今大会でも公共放送の舞台でその本田節が聞けるとあって期待が高まっています。本田氏の解説が人気を集めるのは、ピッチ全体を俯瞰し、数手先を読んだ鋭い戦術分析があるから。W杯3大会連続ゴールという実績を持ち、今なお現役選手としてピッチに立ち続ける彼だからこそ、この質の高い解説ができるのでしょう。周囲が気づかないわずかなスペースやチャンスの種を瞬時に見抜く卓越したサッカーセンスは、世間がまだ注目していない創業期のスタートアップに可能性を見出す投資の着眼点にも通じるものがあります」(スポーツ紙記者)

現在も現役引退を表明せず、ピッチに立ち続ける本田氏。その勝負師としての感覚で挑むビジネスの世界でも、2010年のW杯南アフリカ大会で流行語となった「本田△(ほんださんかっけー)」の言葉通り、今後も存在感を放ち続けそうだ。

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