撮影/大野代樹

セレブダンサーYUYU、「新宿二丁目でヒールで頭叩かれ鍛えられました」CYBERJAPAN加入までの1年半

2026.05.02 08:03
提供:ENTAME next

「親が敷いたレールの上を走る汽車のような人生だった」と振り返るYUYU。だが、コロナ禍による進路の挫折をきっかけに、その人生は大きく動き出した。CYBERJAPAN DANCERSに憧れ、戦略を立て、1年半越しで加入を果たすまで――。後編では、転機となった出来事と加入までの道のり、そして今後の展望を聞いた。(前後編の後編)

――これまでさまざまな経験をされてきていますが、人生で一番の転機はなんでしたか?

YUYU 間違いなく、CYBERJAPAN DANCERSへの加入です。それまでの私は、親が敷いたレールの上を走る汽車のような人生でした。海外の大学を目指していて、その大学の留学枠を使うために、わざとレベルを落とした日本の大学に入ったんです。でも、そのタイミングでコロナ禍になってしまって……。

――目指していたのはどこの大学だったのでしょう。

YUYU 中国の大学でした。なので、コロナ禍になったことで100%行けなくなってしまって……。その大学に入ることだけを目標に生きていたので、人生で初めて、そしておそらく最後の挫折を味わいました。本当に落ち込んで、心が折れてしまいましたね。

――それは辛い経験でしたね。

YUYU そんなとき、両親に相談したら気分転換にヨーロッパ旅行に行かせてもらったんです。趣味のF1観戦が目的だったのですが、レースの合間に1週間空いたので、スイスに立ち寄って「氷河特急」という観光列車に乗りました。8時間くらい乗っている列車で、景色はきれいなんですけど、正直すごく暇で(笑)。

――その暇な時間で何かが起きた。

YUYU たまたまインスタグラムを見ていたら、昔からの友達がCYBERJAPANに入っていて、その子が「YouTubeに出ました」という投稿をしていたんです。何気なくその動画を見たら、それがもう、くだらなくて最高に面白くて。

――どんな内容だったんですか?

YUYU 目隠しをして人を探して、見つけたら叩く(気配斬り)、みたいな企画でした。それを見た瞬間に、衝撃を受けたんです。「私はこんなに真面目に生きてきて、たった一度の挫折で苦しんでいる間に、他の人たちは目隠しして人を叩いて大爆笑している。なんてもったいない生き方をしてしまったんだろう」って。こんなことで落ち込んでいるなら、自分も笑える人生にしよう、と決めたんです。

――一本の動画が人生を変えたんですね。

YUYU 本当にそうです。そこからCYBERJAPANのYouTubeを全部見て、元気をもらって「このグループに入りたい!」と強く思うようになりました。私もずっとダンスをやってきて、クラブで踊ったりもしていたので、やるからにはダンサーのトップを目指そう、と。

――そこからすぐに行動を?

YUYU はい。でも、ただDMを送るだけではダメだと思いました。まずはボスのMITOMI TOKOTOさんにフォローを返してもらわないと始まらないな、と。そこから1ヶ月くらいかけて、他のメンバーのインスタを研究して、興味を持ってもらえそうな世界観で自分のアカウントを作り込みました。

――すごい戦略性ですね。

YUYU 完全に父譲りですね(笑)。うちの家族、MBTI(=性格診断)が全員ENTJ(指揮官タイプ)で、戦略を立てるのが得意なんです。準備万端でボスをフォローしたら、すぐにフォローが返ってきて。そこからは、ボスが何か投稿するたびに、瞬時に「いいね!」を押すのを毎日続けました。

――アピールを続けられたと。

YUYU でも、それだけやってもDMには行き着きません。なので、ある日突然それをパタッとやめたんです。毎日「いいね!」リストの一番上にいた私がいなくなったら、「あの子どうしたんだろう?」って気になるじゃないですか。その作戦がうまくいって、1週間後くらいにまた「いいね!」を押したら、すぐにボスから「明日、会えませんか?」とDMが来たんです。

――まるで恋愛テクニックのようです。それで面接にこぎつけたと。

YUYU はい。でも、そこからが長かったです。面接はしたものの、結局1年半くらいグループには入れませんでした。「あなたには売りがない、キャラクターが見えない」とずっと言われ続けて。

――1年半は長いですね。諦めようとは思わなかったですか?

YUYU 思いませんでした。その間は父の会社を手伝いながら、クラブでダンサーをしたり、新宿二丁目でドラァグクイーンの方たちと一緒に踊ったりしていました。ヒールで頭を叩かれながら「このブス!」って言われたり、すごく鍛えられましたね(笑)。

――そんな下積み期間があったとは。何がきっかけで加入できたのですか?

YUYU 本当に意外なことでした。1年半経ったある日、ボスから連絡があって「そういえば、あなたってお金持ちでしたよね?『週刊さんまとマツコ』の番組に出てみたら?」と軽い感じで言われたんです。

――ご自身から「実家がお金持ちです」とアピールしていたわけではなかったのですね。

YUYU 全くしていませんでした。飼っている犬の写真をストーリーに載せたときの背景で「もしかしてお金持ち?」と気づかれたみたいで。それが私の「売り」になるとは、自分でも思っていませんでした。その番組出演がきっかけで、ようやく正式にメンバーになることができたんです。

――加入して約1年半ですが、実際にグループに入ってみて、想像とのギャップはありましたか?

YUYU 入る前は、みんなキラキラしていて、自分も入れば自然とキラキラできるんだろうな、と思っていました。でも、実際は全然違いましたね。初めて練習場所に行ったとき、あまりにも美しい先輩たちがずらっと並んでいて、その視線が冷たく感じて「怖い!」って思ってしまいました(笑)。もちろん、心が冷たいわけではなくて、きれいな人って真顔なだけですごくオーラがあるじゃないですか。圧倒されて「ここでやっていけるのかな……」と不安になりました。

――キラキラの裏側には努力があると。

YUYU まさにそうです。皆さんが見ているキラキラした姿は、一人ひとりがものすごく考えて、裏で努力して、セルフブランディングして作り上げているものなんだ、と加入してすぐに気づかされました。ただ踊ってインスタを投稿しているだけでは、そうは見えない。どうすれば魅力的に見えるか、皆さんすごく分析しているんです。

――現在はご自身の活動と並行して、お父様のビジネスも手伝われていると伺いました。幼少期に学んだ中国語も活かせていますか?

YUYU はい。私は中国語、兄はスペイン語、両親は英語ができるので、家族で主要な言語をカバーして、グローバルな情報を集められています。20歳までは親の言うことを聞く、という約束だったので決められたレールの上を走っていましたが、今は自分の意志で行動できています。

――窮屈に感じることはなかったんですか?

YUYU 当時はありましたけど、今はすごく感謝しています。両親が敷いてくれたレールは、人生というキャンバスに描いてくれた「下書き」だったんだな、と。土台をしっかり作ってくれたからこそ、20歳になって「自由にしていいよ」と言われたときに、自分の好きな色で絵を描いていける。そのおかげで、今、自由に活動できているんだと思います。

――貴重なお話をありがとうございました。最後に、今後の目標を教えてください。

YUYU 今は個人的に韓国にも家を借りて2拠点生活をしている最中なので、チャンスがあったらCYBERJAPAN DANCERSとして韓国のクラブでも踊ってみたいと思っています。個人としては、もっとバラエティ番組にも出てみたいです。泥だらけになるようなドッキリとか、どんどん仕掛けてほしいです(笑)。グラビアにももっと挑戦して、いろいろな一面を見せていきたいと思っています。

▽YUYU(ゆゆ)7月17日生まれ、東京都出身。 2024年にCYBERJAPAN DANCERSに加入。TBS系『週刊さんまとマツコ』への出演で注目を集め、『FLASH』やヤンマガWebでグラビアを披露するなど活躍の場を広げている。

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