矢吹奈子「酸欠になるほど全力で挑んだ」“あざといけど絶対に嫌われない”役作り新境地
HKT48やIZ*ONEで活躍した矢吹奈子は、今年も俳優として好調だ。4月からは連続ドラマレギュラー役が続き、オシドラサタデー『ターミネーターと恋しちゃったら』(テレビ朝日系)ではドラマの舞台となる少女マンガ雑誌編集部のメンバー・秋本梨沙役で出演している。作中屈指のあざとい女子だという梨沙を演じる抱負や、芸能界で過ごしてきて気づいた自身の個性を聞いた。(前後編の前編)
テレビ朝日系4月クールドラマ オシドラサタデー『ターミネーターと恋しちゃったら』は、400年先の未来からやってきたターミネーターの時沢エータ(宮舘涼太)と、少女マンガ誌『ヴァイオレット』の編集部に異動になった元記者の神尾くるみ(臼田あさ美)を軸に展開されるオフィスラブコメ。くるみを守るべく編集部アルバイトとして働き始めたエータの同僚の1人が、矢吹が演じるあざといぶりっこ気質の秋本梨沙だ。
――『ターミネーターと恋しちゃったら』、略して「タミ恋」の秋本梨沙は、かなりの「あざとい女子」だそうですが、どんな役作りをしていきましたか。
矢吹:最初に「どういうあざとさなんだろう?」と思って、プロデューサーさんと話し合って「あざといんだけど絶対に嫌われない、それをキャラとして受け入れられている」女の子を作っていきました。
――絶妙なバランスが求められそうですね。
矢吹:梨沙はずっとモテてきて、今まで誰かから嫌われたこともない子だなと思います。だから彼女にとっては狙っているとか媚びるなんてことは全然なくて、いつも素なんですね。そんな真っ直ぐさを前面に出すように意識しました。
――最近はあざといという言葉も定着していますが、矢吹さんは「あざとい女子」に対して、どんなイメージを持っていますか。
矢吹:ただかわいいだけでなく、自分に自信があっていつもポジティブにいられることが魅力なのかなと思います。私はそういう女の子らしさを前面に出すのって、意外と恥ずかしくて苦手で。ストレートに自分のかわいさを武器にできる子が、ちょっと羨ましくもあります。
――そんな梨沙は、宮舘涼太さん演じるアンドロイドのエータに猛烈なアタックを仕掛けていきます。
矢吹:でもエータはくるみさんを護るというミッションに一途なので、梨沙のことは全然振り向いてくれないんです(笑)。それでも彼女はエータのそんなところも格好いい!って思っちゃうような女の子なんですね。「あれ? 私って振られたの?」ってなるのは梨沙ちゃんにとって多分初めての経験なんですが、落ち込まないで明るくいられるのが梨沙ちゃんなので。悔しい時も「ムカつく!」みたいに言うところがかわいくて。気持ちをストレートに表現することを大事にして演じました。
――今作はアンドロイドと人間の恋という、SFラブコメディーですが、矢吹さん自身はこうした世界観はお好きですか?
矢吹:実は私が初めて好きになった韓国ドラマにちょっと設定が似てるんです。『星から来たあなた』で、宇宙人と女優さんが恋に落ちる物語でした。最初は友達に教えてもらったんですが、「宇宙人との恋? 全然現実味がないじゃん」って思いながら観始めたんですよ(笑)。
――そこから、どうやってのめり込んでいったのでしょう。
矢吹:どんどんヒロインのソンイに共感していきました。「ありえない」って思っていた物語にも、リアリティが感じられるようになって。ドラマの中の「行かないで!」っていう韓国語の「カジマ!」が初めて覚えた韓国語になりました。
――どっぷりと没入されたんですね。
矢吹:全然興味がなかったはずのものにハマるんだなって、自分でも思います。最近、恋愛リアリティショーも好きなんですよ。私自身はあんな華やかな日々に縁はなくて「全然共通点ないよな」と思いながら見ていたのに、ハマりました。
――「タミ恋」の現場の空気感はいかがですか?
矢吹:全然緊張しなくて、挑戦しやすい現場でした。宮舘さんが座長として、みんなが言いやすい空気感を作ってくださったおかげだと思っています。結構アドリブも試してみたんです。
臼田あさ美さんと、「現場の空気感で作品の良さが決まってくる」というお話をずっとしていて。本当に過ごしやすい作品だったので、きっと映像にも表れていると思います。
――少女マンガといえば、去年も少女マンガが原作の『君がトクベツ』で七瀬えみかを演じていました。梨沙へのイメージも作りやすかったのでは。
矢吹:『君がトクベツ』も原作から好きでしたし、幸田もも子先生とご飯に行く機会がありました。そこで、漫画家さんと編集者さんのやり取りやアシスタントさんのお話なんかをお聞きしていて。今までドラマで見ていたイメージも補強しながらお芝居ができたのもよかったです。自由な業界なので、髪型を凝らしています。
――少女マンガの編集部が舞台なだけに、華やかな雰囲気を出せたと。
矢吹:梨沙のセリフの中に「朝は何かと忙しいんですよ」という言葉があるんですけど、彼女はきっと朝からしっかり自分を綺麗に見せている子なんだろうなと思ったんです。それに衣装も毎回素敵なものを用意していただいたので、メイクさんと相談して毎回髪型を変えてみました。だから現場だと私が一番メイク時間がかかっているかも(笑)。
――毎朝仕事に行く気分になりきっていますね。
矢吹:カットがかかると私が一番に着替えに行って、一番最後に楽屋を出るような感じです。心の中で「梨沙早く!」ってアドレナリンが出ていました。彼女のような明るくて元気な役って普段の私と全然違うので、現場では「酸欠になるかも」と思うくらい、エネルギーを出し切っています。家に帰ったら寝落ちのようにすぐ寝る時もありますね。
――アイドル経験もありますから、明るい役は得意なのかと思ったら、意外です。
矢吹:でも全力でお芝居ができるので、最高に楽しいですね。心身を削っているかも、と思えるくらいの体験ができていることが、俳優としても幸せです。
□矢吹奈子(やぶき・なこ)2001年6月18日、東京都生まれ。13年8月、HKT48の第3期生オーディションに合格し、15年9月からは、AKB48のチームBとも兼任する。18年には韓国で『PRODUCE 48』に参加し、IZ*ONEとしてデビュー。21年4月にIZ*ONEとしての活動期間を終了。HKT48に復帰後、23年4月にHKT48を卒業。同年10月期の朝日放送・テレビ朝日系『18歳、新妻、不倫します。』で連続ドラマ初ヒロイン。26年はオシドラサタデー『ターミネーターと恋しちゃったら』(テレビ朝日系)や、『サレタ側の復讐~同盟を結んだ妻たち~』(テレビ東京)などに出演している。
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