元SKE48江籠裕奈「声が出なくなったら終わり」ソロの恐怖と挑戦 6thシングルは山手線で閃いた
元SKE48のメンバーで、現在はソロのアイドルとして活動する江籠裕奈が6枚目のシングルをリリースする。タイトルは『りあるくらっしゅ』。本人が作詞を手がけた意欲作だ。また、ソロとして活動する自身の課題についても語ってくれた。
――それはシングル用の新衣装ですね?
江籠 そうです。ほんとはパジャマにしようかと思って、衣装さんにイメージをお伝えしました。いつも衣装さんにはデザイン画を2つ送ってもらうんですけど、今回はパジャマとジャージの2パターンをいただいて。ジャージはぶっ飛んでて面白いなと思って、これにしました。
――イメージは、ジャージを着たメイドさんですね。
江籠 見てください。名札もついてるんですよ?
――あっ、撮影中は気づかなかったです!
江籠 ジャージ素材だからめちゃくちゃ動きやすくて、これでも全然踊れます。背中には羽根が生えています。
――羽根はもはやデフォですね。ところで、驚いたんですよ。ソロになって、もう6枚目のシングルかと思って。
江籠 ハイペースです。他にアルバムもリリースしているから、常に前作と並行して、新作に向けて動いています。
――今作はご本人が作詞していますが、音源を聴いてみてイメージを膨らませたんですか?
江籠 こういうイメージでいきたいというのはありました。前作が『D∞ll』で人形がテーマだったから、今回は人間味のある曲がいいなと思っていて。だとしたら、人間らしい恋の歌かなと思いました。
どう思いついたかというと、山手線に乗っているとき、モニターに映像が流れるじゃないですか。そこで推し活に使える英単語を紹介する動画が流れていて。ガチ恋という意味で紹介されていたのが「real crush」という言葉だったんです。いい響きだなと思って、スマホにメモしておいたのが始まりでした。
それから、イメージに合う音源を探しました。ちょっと怪しげな音で、雰囲気が合うなと思って、この曲に落ち着きました。
――歌詞に「運命だあ」とありますが、なんで「だぁ」じゃないんですか?
江籠 小文字はあんまり好きじゃないんです。理由は特にないですけど。自分のイメージに近い表記にするようには気をつけています。たとえば、この曲の「キミ」は片仮名だなとか、この漢字の後ろだったら平仮名だなとか。いろいろ使い分けてはいますね。
でも、今回の曲はパズルみたいにして作りました。スマホのメモにキーワードになりそうな単語をいっぱいストックしてあるんですけど、そこから強いワードをいくつか置いて書いたんです。入れたい単語がいっぱいあるから、それをどうつなげるか、みたいな。意味が通っていないといけないから、頭を使いました(笑)。
――メモしておくんですね。
江籠 そうです。ふとした瞬間に思いつくんです。お風呂に入っているとき、犬の散歩をしているとき……。その単語を忘れないように唱えながら、急いでメモしています。
――3月と4月にはライブもありますね。
江籠 3月29日は名古屋でバースデーライブがあります。このシングルのリリースイベントは4月です。バースデーライブはやりたいことをやる、お祭りみたいなライブになります。今年初めてのワンマンライブだから頑張るぞとは思っているけど、楽しみたい気持ちが強いです。リリースイベントはまだ中身が決まっていないけど、ちゃんとしたライブをやる予定です。
――それにしても、SKE48を卒業してからも江籠さんは変わらないですよね。
江籠 自分でもそう思います。将来もこのままなんですかね。SKE48の卒業生に会うと、やっぱり変わっていないんです。(高柳)明音ちゃんとか(斉藤)真木子さんとか。私もそのままなのかなと思います。
――ただ、その2人と違うのは、江籠さんが以前と変わらず歌って踊るのを生業にしているということです。
江籠 たしかに。私はまだSKE48とライブで共演することがあるから(笑)。私は流れのままに生きているから、今後変わるかどうかはわからないです。
――体力が落ちたりは?
江籠 グループのときみたいに激しいダンスはしていないから、どうなんですかね。歌いながら移動することもないですし。あと、大きく変わったのは歌うパートが増えたこと。前までは歌割りがあって、全部を歌うことはなかったけど、今は一人ですから。
――今の自分に何かオプションを加えるとしたら、何を足しますか?
江籠 歌唱力です。SKE48時代はダンスに重きを置いていて、その中で歌も頑張るという感じでした。でも、今は歌ありきなので。常に喉の調子が万全じゃないといけなくて。声が出なくなったら終わりだなという恐怖が常にあります。
――先日、高柳さんのソロライブを観に行きましたけど、一人で歌い続けていましたね。すごい体力だなと思って。
江籠 そうなんです。歌うのって体力なんです。いわゆるスポーツの体力とはちょっと違うんですけど。
――江籠さんもSKE48で体力は培われてきたはずですよね。
江籠 そうですね。あれだけ踊ってきたので。でも、歌を頑張ろうと思ったら、あの頃みたいにがむしゃらなダンスはできないじゃないですか。そこが自分的にまだ変な感じがするんです。両立できるのがベストだけど、なかなか難しいです。
私は小学生のときにこの世界に入って、10年以上の歴はありますけど、ちゃんとしたベースがないまま進んできた感じがしていて。もっと早く「こうすればいいんだよ」と教えてもらえてたらなって思います。でも、過去は変えられないので、これからどうするかが大事です。
――これはアイドルが避けられない、永遠のテーマだと思います。
江籠 そうですね。AKB48グループの場合、まずステージに上がれるようにならないといけないという教えなので。レッスンでもみんな歌いながら踊ってはいるんですけどね。そうすることで体力をつけて、歌うコツを掴んでいくんです。
――では、3月と4月のライブは歌唱力に注目ということで。
江籠 はい! 頑張ります!
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