「実は進行がんでした」VTuber夢川夢、治療の全記録を公表した理由

『夢川夢』が投稿した「実はがんでした。【お休み理由公表】【治る予定です】」は、2025年4月にデビューしたばかりのVTuberが8月から続けていた休止の理由を明かした。
活動開始からわずか4カ月、夢に向かって走り出したばかりの若き配信者を襲った病の正体は、進行がんだった。
しかし彼が語るのは絶望ではなく、同じ不安と闘う誰かへ届けたい希望の物語である。
撮影中に感じた違和感から始まった夢川の闘病は、あまりにも急速だった。
「お腹が圧迫されるというか、お尻が痛い」と感じた翌日、38度の発熱に見舞われる。
医師である母の助言を受けて受診すると、その日のうちに悪性腫瘍の可能性が告げられた。
朝8時半に軽い気持ちで家を出かけ帰宅したのは、12時間後の夜7時。
「気軽に行ってくるよ」と愛犬に声をかけただけだったのに、待っていたのは進行がんという現実だった。
術前診断ではステージ3、2年間の抗がん剤治療が必要と告げられる。
「半分くらい」という5年生存率の数字が頭をよぎったという。
だが彼は検索をやめることを選んだ。不安な期間は少ない方がいい。
そう気づいた彼は、情報収集用と普段使いのアカウントを分け、日常に病気を持ち込まない工夫をした。
手術は予定の2、3時間ではなく、7時間に及んだ。
しかしそれは悪い知らせではなかった。お腹を開いた結果、ステージ1だったのだ。
すべての病巣を取り切り、リンパ節郭清も完了した。目覚めた彼は驚くほど早く回復し、翌日には歩き始めた。
「若いっていいね」と看護師たちに何度も言われながら、彼は前を向いた。
公表を決めた理由は、同世代の情報があまりに少なかったからだ。
ただ治療していって元気に日常に戻っていった方の話が見たかった。しかし、検索しても見つかるのは、更新が途絶えたブログばかり。
だから自分がその希望になろうと決めた。現在、抗がん剤治療は半分を終え、経過は順調である。
「若くして病気になって一人で不安と戦う君へ。その境遇になったのは君一人じゃないよ」。
2025年4月のデビュー1周年での復帰を目指し、彼は今日も前を向いて歩き続ける。
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