渋谷の映画館、2時間映画を観た客に「筋トレしろ!」と激怒 ガチすぎる筋トレブースは「担当者の私物」と判明
19日公開の映画『ボディビルダー』を受け、東京・渋谷の映画館に出現した筋トレブースが話題に。「映画館でも筋トレしろ!」という熱いメッセージが反響を呼んでいる。
筋肉、それはあらゆる問題ごとを解決する人類の絶対的相棒である。筋肉は裏切らない。
現在X上では、東京・渋谷の映画館で発見された謎の筋トレブースに、称賛の声が相次いでいるのをご存知だろうか。
この映画館、何かがおかしい...
ことの発端は、とあるXユーザーが投稿した1件のポスト。
「ヒュートラ渋谷に『ボディビルダー』プロモーションで筋トレブースできてる。通路にも『2時間座って映画を観てただと?! 筋トレしろ!!』とか書いてあった」などと綴られた投稿には、映画『ボディビルダー』のポスターが展示されたブースに、数々のトレーニング機器が設置された写真が添えられていたのだ。

その熱量は相当なもので「映画館でも筋トレしろ!! 開幕時間でマッチョになれ!」という熱いメッセージが確認できた。
19日公開の映画『ボディビルダー』は、世界一のボディビルダーを目指す孤独な男の純粋な夢が狂気へと変わっていく様を描いたヒューマンドラマ。
「映画館に筋トレブースを設ける」という試みに狂気を感じた人は多いと思うが、作品のあらすじを知ると「この狂気は原作再現なのか...」と、納得(?)である。
「映画館で筋トレできるのヤバすぎ」と話題
当該のブースは瞬く間に話題となり、Xユーザーからは「映画館で筋トレできるのヤバすぎ」「マッチョ限定上映や、マッスル応援上映もやった方がいい」「どこに観に行くか迷ってたけど、渋谷に行きたくなった」「パンプアップして映画観ろってか」といった具合に、称賛の声とツッコミが多数寄せられていた。

そこで今回は、イカれた(褒め言葉)筋トレブースを設置した経緯をめぐり、映画配給会社・トランスフォーマーに詳しい話を聞いてみることに。
取材に際し、トランスフォーマー担当者は「本作『ボディビルダー』は、筋肉に人生の全てを注いだ孤独な男性の物語です。『ジョーカー』のような、胸が痛くなる場面もありますが、多くの困難を経てもなお、己の肉体を限界まで鍛え上げる姿には心が動かされます」と、語り出す。
続けて「私自身、自分の情けない肉体に嫌気がさし、最近トレーニングを始めたのですが、『ちょっとした隙間時間に遊び感覚でトライできるスペースがあれば良いな』と思っていたので、映画館の幕間時間でサクッと試せる筋トレコーナーができたら、ストイックなガチ勢はトレーニングできて嬉しいし、友人同士・恋人同士で来ているようなお客様には会話のネタや撮影スポットとして、また、相手に意外な一面を見せられる切っ掛けにもなって面白いのではないかと思いました」と、設置の経緯を説明してくれたのだ。
トレーニング機器、全て「担当者の私物」と判明

ヒューマントラストシネマ渋谷に設置されている器具は、チンニング(懸垂)、レッグレイズなどができる懸垂マシン。ディップス、ニーレイズなどができるディップススタンド。ブルガリアン・スクワット、インクラインプッシュアップなどができるトレーニングベンチの3点で、「ほとんど担当者の私物です(笑)」とのこと。
シネマート新宿ではフィットネスバイクやダンベル、アブローラー(通称:コロコロ)などを設置しており、現状はこの2館のみで展開しているブーストのこと。
しかし、「他にも設置希望劇場があれば、担当者の私物が残っている限り、喜んでお貸しします(笑)」とのコメントも得られており、この担当者、完全にノリノリである。

もちろん利用の際は「ふんっ!」といった気合いの声で周囲の人々を驚かせたり、開館から閉館までガッツリ筋トレをするようなことがないよう、気をつけた上でトレーニングに励みたい。
鑑賞後は筋トレがしたくなる?
男というのは単純な生き物で、映画の影響を強く受ける習性がある。男ならば誰しも、『ロッキー』鑑賞後に生卵を飲み干したり、ランニングを始めたくなるもの。
それならば、『ボディビルダー』鑑賞後は多くの男性が筋トレをしたくなるのは、自然の道理と言えるだろう。
トランスフォーマーの担当者も「様々な困難に打ちのめされながらも一心不乱にトレーニングに打ち込む主人公の姿に、何度も胸を揺さぶられますし、鑑賞後には、きっとトレーニングをしたくなると思います。このブースのことを知って少しでも映画館や本作に興味を持って頂いた人がいるとすれば、ぜひ劇場に足を運んで頂けたら嬉しいです」と、力説してくれた。
動画配信サービスが人気を博している昨今だが、「この映画は劇場で観るべき」という傑作も存在する。ぜひこの『ボディビルダー』は、劇場に足を運んで観てほしい。
執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。週2〜3回ペースでトレーニングをするゴールドジム勢。
(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)
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