撮影/大宮高史

安倍乙「感情を見せない役は本当に難しかった」謎の“藤色の封筒”に挑んだ25歳の転機

2025.12.14 08:03
提供:ENTAME next

11月6日より新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」で配信中のドラマ『藤色の封筒』に主演している安倍乙。秋元 康プロデュースの『劇団4ドル50セント』に所属している25歳で、劇団の舞台公演をはじめ、グラビアやドラマでも活躍してきた。17歳で大阪から上京して8年、『仮面ライダーガッチャード』(テレビ朝日系)では陽気な関西人・銀杏蓮華役で存在感を見せた安倍に、謎めいた作品への抱負や芸事への思いを聞いた。(前後編の前編)

――まず『藤色の封筒』ですが、都市伝説がテーマですが公式サイトにも作品紹介がなく「藤色の封筒」の伝説が載っているだけと謎めいています。どんな作品でしょうか?

安倍 謎の「藤色の封筒」がいろんな人の家に届いて、それを受け取った人には、なんだか変わったことが起こるという噂がストーリーのきっかけです。その謎を、都市伝説好きが集まるバーで皆で解明していきます。私の役の西田響は都市伝説に興味があるジャーナリストで、彼女の家にも過去に「藤色の封筒」が届いて、お父さんが亡くなってしまったという背景があって、事件を追っていくんです。

――今回、第1話からバーで煙草をふかしていたりと、かなりクールな役どころです。

安倍 今まで結構明るい、等身大のキャラクターがすごく多かったので、こういうクールでミステリアスな役は新しいですね。特に難しかったのは、感情をあまり表に出さないところ。目線の動かし方だったり、表情一つだったり、セリフの言い方も、言葉の一つひとつをどう表現するか、すごく考えましたね。

――撮影はもう終わられたそうですが、クランクアップしての感想は。

安倍 撮影日数も短い中で、朝から晩まで撮りきる、というハードな現場だったのでプレッシャーはありました。でも、無事に終わった時は、すごくほっとしました。「やっと終わったー!」って解放感がきました(笑)。それと同時に、大きな達成感もありましたね。

――安部さんは都市伝説や怪談に興味は?

安倍 好きですね。小学生の頃から都市伝説が好きで、YouTubeでもそういう題材にまつわる動画はよく見ています。「きさらぎ駅」も5ちゃんねるがきっかけで、小学生の時にはもう知っていました。

――ちなみに、どんな都市伝説にハマっていたんですか?

安倍 特に好きなのがUMA(未確認生物)ですね。あと、宇宙人の話とか、アメリカの大統領にまつわるミステリーとかも好きです。

――すると、ホラーや怪談などもお好きなんですか?

安倍 見るのはめっちゃ好きですね。昔は「自分の身に本当に起こるんじゃないか」って信じてたので怖くて見られなかったんですけど、今は見られるようになりました。実際に番組の企画で心霊スポットになっている八王子のトンネルに行ったこともあります。

――そういう時、何かが取りついてしまうと言う人もいますが、心霊体験はありましたか。

安倍 それが、あったんですよ!そのロケの日に家に帰って、寝ようと思ったら、突然iPhoneがパッて起動して、意味の分からない動画が流れ始めて…。あれはちょっと怖かったですね。でも、それ以降は何もなかったので安心しました(笑)。

――安倍さんといえば大阪府出身で、『仮面ライダーガッチャード』での銀杏蓮華では関西弁も自然でした。でも今は標準語で話されていますが、普段はなまらないんでしょうか?

安倍 普段はこんな感じで、あまりなまらないですが『ガッチャード』の時は、共演の皆さんにも関西出身の方が多くいらしたんです。だからそのおかげで、自然と言葉も関西のものに近づいていったと思います。

――今回は東京が舞台の作品ですね。

安倍 気づかないうちに、標準語からズレることはありました。『藤色の封筒』は長台詞が多い役だったんですが、自分では普通に話しているつもりでも、イントネーションが指摘されることがあって。録り直しになっちゃう時もあったので、言葉はもっと気をつけたいです。

――この『藤色の封筒』は、「ABEMA」でドラマが配信された後、来年3月に続編として舞台公演もあります。舞台版への抱負は?

安倍 ドラマが終わって続きは舞台で、という形はあまり見たことがないので、すごく新しい取り組みだなと思います。ドラマの衝撃的な展開のあと、舞台で真相が明らかになっていくので、ぜひたくさんの方に観に来ていただきたいです。

――ちなみに、最近好きなエンタメはありますか?

安倍 海外の映画やドラマが好きですね。週に1本は必ず映画を観ることにしていて、今はamazonプライムで、洋画にハマっています。タイムループSFにラブロマンスに…と何でも観ています。

〇安倍乙 あべ・おと 2000年1月18日生まれ、大阪府出身。2017年に劇団4ドル50セントに入団しデビュー。舞台・映像・グラビアなどで活動し、2022年に1st写真集『吐息の温度』を発売。2022年『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系)あざと連ドラに出演。2023年9月から1年間『仮面ライダーガッチャード』銀杏蓮華役で出演。

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