北野瑠華、グラビアが大きな転機に「変に恥ずかしがったり躊躇したらいい作品にはならない」
「グラビアが大きな転機となった」そう語るのはSKE48卒業後に発売した1st写真集が大きな話題を呼んだ北野瑠華だ。12月19日には2nd写真集『ヴィーナスの、誕生』の発売も決定しており、11月26日発売のグラビアムック『ENTAME 36℃』vol.02では特別版の表紙を務めている。今回、『ENTAME 36℃』撮影時に収録したインタビューを全文公開する。
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約12年間在籍していたSKE48を昨年卒業して、ずっと暮らしていた岐阜から上京してきました。東京での生活は、最初はなかなか慣れませんでしたね。ホームシックで、頻繁に岐阜の実家へ帰っていました。実家が一番いいです。
実家に帰ると「もう一生出たくない」って思っちゃうんです。母が作ってくれるご飯を食べたり、自分の車を運転できるのも大きなリフレッシュになります。ドライブがてら少し遠くまでご飯を食べに行ったり、1人で岐阜タンメンを食べに行ったり。東京ではまだ運転が怖いです。
お仕事の面では本当にありがたいことに、アイドル時代より忙しくさせていただいています。特にグラビアのお仕事は、自分の中で大きな転機になりました。
大きなきっかけは、卒業後に発表したファースト写真集です。「今までできなかったことをやりたい」という思いで、かなり振り切った表現に挑戦しました。私の中で、「中途半端にはなりたくない」という気持ちが強くあります。変に恥ずかしがったり、自分に躊躇したりしていては、いい作品にはならないなと。
写真集をきっかけに、いろいろな方に見てもらえる機会が増え、そこからまた新しいグラビアのお仕事につながっていきました。ただ「いいものを届けたい」という一心でやったことが、今につながっているんだと思います。
グラビアの撮影は、毎回本当にいい雰囲気で、どの雑誌でも、どんなシチュエーションでも「やっぱりグラビアっていいな、楽しいな」と感じます。
今回、写真家の青山裕企さんと久しぶりにご一緒させていただきました。しかも、青山さんの代表作である「スクールガール・コンプレックス」の世界観での撮影でした。
何年か前に青山さんに撮っていただいた時も制服を着たのですが、当時はリアル高校生だったので、ただただ楽しんでいました。まさかこの年でまた制服を着るとは思ってもみなくて、少し「きついかな?」と思いましたが(笑)、作品としてなので、楽しんで撮影に臨みました。
学校を卒業してからは制服を着る機会は全くなかったです。特に、今回のようなしっかりとしたセーラー服は、それこそ以前青山さんに撮っていただいた時以来かもしれません。アイドル時代の制服風衣装は、もっとカジュアルなものが多かったので。
中学時代はセーラー服で、当時は「スカートは短い方が可愛い」と思っていた世代です。でも、私の学校は田舎だったので校則が厳しくて、どうにかしてスカートを短くしようと、友達と試行錯誤していました。ベルトで折ったり、切った部分がほつれてバレないようにライターで炙ったり。先生のチェックの時だけ膝を曲げて長く見せたりとか、今思うと可愛い頑張りをしていましたね。靴下も、足が一番細く見える丈のものを探して、校則をくぐり抜けようと必死でした(笑)。
アイドルを卒業した去年は、前半がアイドル、後半がソロ活動と、2つの道を歩んだ1年でした。そして今年は、丸1年間を一人で駆け抜けた年になりました。グラビアもお芝居も、本当にいろいろな経験をさせていただき、「楽しかったな」という思いでいっぱいです。これからの目標は、一つひとつのお仕事を安定して、確実にやっていきたいなと思っています。
実は、来年は私の運勢がいいらしいんです。ゲッターズ飯田さんの占いしか信じていないのですが(笑)、その占いで一番いい年だと言われているので、それを信じて、また楽しく1年を過ごせたらいいなと思っています。
▽profile1999年5月25日生まれ。岐阜県出身。2012年11月にSKE48の6期生として加入し、2024年6月30日をもってグループを卒業。 その後は女優・タレントとして活動の場を移し、2024年9月11日1st写真集『触れて、みる?』を発売。2025年7月にはABCテレビ(関西ローカル)『グラぱらっ!』で地上波連ドラ初主演を果たし、ドラマコラボ写真集も発売。12月19日には2nd写真集『ヴィーナスの、誕生』(白夜書房)が発売。
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