「あざとい彼女」人気ライバーねこみ。が芸能界を止めた理由「想像していたキラキラした世界とは違った」
TikTokで「あざとい彼女」として人気を集めるインフルエンサー・ねこみ。15歳で無所属ながら「根拠なき自信」を武器に「ミスマガジン2008(以下、ミスマガ)」に挑戦し、芸能界デビューを果たした。10代とは思えないメンタル、戦略により輝かしい舞台に立った彼女であったが、一度この世界から去った過去を持っていた。芸能界引退からインフルエンサーとして活躍するまでを聞いた。(前後編の前編)。
――最近「ミスマガ」出身であることを公表されて話題になっていました。芸能活動のスタートが「ミスマガ」だったんですね。
ねこみ。 そうなんです。15歳の時で、それがデビューでした。
――なぜ芸能界を目指されたんですか?
ねこみ。 モーニング娘。に入りたかったんです。幼稚園の頃からずっと芸能人になりたくて。人生で最初になりたかった職業が花屋さんで、その次がもう芸能人。そこから夢は一切ブレなかったです。
――15歳のときに「ミスマガ」のオーディションに参加されます。当時、事務所には所属されていたんですか?
ねこみ。 いえ、全くの素人でした。ミスマガって、ベスト16に残ると誌面に載るんですけど、その段階で素人だったのは私を含めて2人くらいだったと思います。周りはみんな芸能事務所に入っている子たちばかりでしたね。
――その中で勝ち上がっていくのは、相当な覚悟や自信が必要だったのではないでしょうか。
ねこみ。 あとからスタッフさんに聞いた話なんですけど、オーディションの書類に「グランプリ取ります」「勝ちます」みたいな一言しか書いてなかったらしいんです(笑)。普通、自己PRはびっしり書くのが当たり前なのに。しかも、写真は親に前髪をぐちゃぐちゃに切られた後、実家のガレージで撮ったものを送ったらしく「こいつ何だ?」となったみたいです。
――ある意味、審査員の目に留まったと。
ねこみ。 そうです。それで面白がって二次審査のカメラテストに呼んでくれたらしいんですけど、そこでも根拠もなく「グランプリ取ります」しか言わないから、スタッフさんたちは「この子をベスト16に入れたらどうなるんだろう?」と思って選出したらしいんです(笑)。
――ただ、ベスト16、全国から集まった精鋭たちの中に入っても、心が折れなかったと。
ねこみ。 折れなかったですね。ベスト16のみんなで表紙撮影をした時も、臆することなくセンターに立とうとしたりして(笑)。周りの子たちがすごくかわいくて、すでに芸能活動をたくさんしている子たちの中に入っても、自分を曲げないのが逆に面白いと思ってもらえたみたいです。その変に度胸がある感じが評価されて、最終的に審査員特別賞をいただくことができました。
――15歳とは思えないメンタルの強さです。審査中、あえてやっていたことは何かありましたか?
ねこみ。 当時は大阪出身だったので、撮影のたびに東京へ通っていたんですけど、普通は親が付き添いで来るんです。でも私は、親が東京に行きたがっていたのに「来ないで」と言っていました。
――それはまたどうしてですか?
ねこみ。 計算です(笑)。15歳で一人だったら、必然的に講談社やTBSの方が身の回りのサポートをしてくれるじゃないですか。そこでかわいがってもらえるだろうなって。今思うと子どもですけど、そういうのを全部計算したうえで、一人で仕事して一人で帰るようにしていました。
――その計算は当たりましたか?
ねこみ。 はい、めっちゃかわいがってもらいました(笑)。新幹線の駅まで迎えに来てくれたり、食事の心配をしてくれたり。本当に娘みたいに接していただいて、今でも気にかけてくれています。子どもの頃から「私は芸能人になるんだ」となぜか思い込んで生きてきたので、その根拠のない自信だけでやってきた感じですね。
――グラビアのお仕事も「ミスマガ」が初めてですよね。初めての水着に抵抗はなかったですか?
ねこみ。 全然なかったです。むしろ、勝ち気な感じでずっとやっていたのがよかったみたいです。それに、グラビアのお仕事は今も大好きです。今までやった仕事の中で一番好きかもしれない。ファッションの撮影は洋服がメインですけど、グラビアは自分がメインじゃないですか。カメラの向こうに、この姿を見て興奮してくれる人がいるっていうのが、なんだか面白くて、楽しかったんですよね。
――活動は順調だったように見えますが、一度引退されています。何があったんですか?
ねこみ。 デビューする時に「20歳までに売れなかったらやめる」って決めていたんです。でも、20歳を過ぎたのにそう決めたことをすっかり忘れて、ただ来たオーディションを受けて、もらった仕事をこなす……っていう、なーなーな感じになっている自分に気づいたんです。あんなに計算して大人にかわいがってもらおうと考えていたのに、思っていたのと違うなって。
――理想と現実のギャップがあったと。
ねこみ。 はい。自分が想像していたキラキラした世界とは違ったし、「上には上がいるな」と気づいたら、ちょっと冷めちゃって。そんな時に、芸能界じゃない一般の同年代の人たちと知り合って、自分のいる世界がめちゃくちゃ狭いんだって気づいたんです。
――世界の狭さ、ですか。
ねこみ。 普通の子は大学に行ったり就職したり、恋愛も普通にしてる。でも、私たちの世界はすごく狭くて、誰と誰が付き合ってるとか、そういう噂話ばかり。いろいろな制約に縛られていることにも気づいて、疑問に思い始めたらもうダメでした。私は「こうって決めたらこう」という性格なので、自分の中で「やめよう」って決めてからすぐにマネージャーさんや社長に相談しました。
――事務所の反応は?
ねこみ。 「お前は遅咲きだと思っているから今じゃない」みたいに引き留めてはくれたんですけど、私の決意は固くて。でも、社長には「お前は絶対に戻ってくる」と言われたんですけど、それがムカついて(笑)。「絶対に戻ってやるもんか」と思っていましたね。 結局戻ってきちゃいましたけどね(笑)。
――引退後は、全く違う生活を?
ねこみ。 はい。ずっとやりたかった子ども写真館で働いたり、貯金100万円を目標に貯めて、それを1ヶ月半で使い切るニート生活をしたりしていました。
――1ヶ月半で100万円はすごいですね。
ねこみ。 毎週ディズニーランドに行っていました(笑)。とにかく、自分のやりたかったことを全部やっていた感じです。
▽ねこみ。1992年7月13日生まれ。大阪府寝屋川市出身。2008年「ミスマガジン」審査員特別賞を受賞し、グラビア・女優として活動後、2014年に一度引退。2019年に「ねこみ。」名義で配信活動を再開し、321ライバーとしても発信を継続。2023年には、株式会社321が立ち上げたアイドルプロジェクト 321アイドル部のグループ「PALE TULLE」として再デビュー。現在は配信やSNSを軸にマルチに活動している。
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