

ウルフ アロン「過去の栄光にすがりたくない」 “地獄の特訓”で「赤く腫れた身体」に? 金メダリストのゼロからのプロレス挑戦に密着

東京オリンピック柔道金メダリスト、ウルフ アロン(29)。今は「新日本プロレスの練習生」として雑務や下積みを重ねている。オリンピアンのゼロからの挑戦に『ABEMA エンタメ』の密着企画「NO MAKE」が迫った。
【映像】赤く腫れた痛々しいウルフの身体&メディア初公開の新居
ウルフは2025年6月10日に柔道を引退し、そのわずか2週間後、プロレスラー転向を発表した。9月某日、ウルフは新日本プロレスリング野毛道場でトレーニングに励んでいた。
━━どのくらい練習されていますか?
ウルフ「基本的に月曜日から土曜日の10〜13時は練習です。先日は練習後に14時から21時まで(テレビの)仕事でした。あの時はけっこうやばかったですね」
━━どんな練習をしていますか?
ウルフ「基礎練から始まって体力をつけるための練習です。それが1時間半から2時間弱。そこからプロレスの練習をしています」
ウルフは週6日プロレスに打ち込みつつ、タレント業も並行する多忙な毎日を送っている。プロレスの練習は過酷を極め、練習後は身体が赤く腫れ上がるという。また、減量のために食事にも気を使っている。
ウルフ「練習を始めてから5〜6キロは痩せています。120キロくらいから減量を始めたので今は116キロ〜117キロくらい。110キロまでは落としたいですね」
体重管理のため自炊することが多く、魚を自ら捌くことも多いという。一人暮らしをする2LDK賃貸マンションには、いつでもトレーニングができるようエアロバイクも置かれている。
「プロレスは自分の心の奥底にずっとしまい込んでいた」

━━なぜ輝かしい経歴を持ちながら、30歳を目前にして柔道からプロレスへと転向したのか?
ウルフ「柔道でオリンピック優勝して結果を残したらいつかはプロレスの道に進みたいと思っていて。パリオリンピックが終わった時に『柔道でやり残したことがなくなった』と感じたので気持ちが強くなりました。(柔道現役時代から)プロレスは自分の心の奥底にずっとしまい込んでいた感情だった。引退すると決めて、その感情がぶわっと前面に出てきた時は自分でもびっくりしました。プロレスを好きになったきっかけは大学生の時にプロレスを見たこと。試合以外のところでも生き様を表現するという点でプロレスがトップ中のトップだと感じた。マイクパフォーマンスもSNSの発信とかも全て含めてプロレスで、そういったところに魅力を感じた」
大学生の頃からプロレスラーたちの生き様に心惹かれていたウルフ。しかし、プロレスの練習をする中で“柔道の癖”が抜けないという。
ウルフ「柔道は足を地面から離さないように『すり足』で動くので僕は無意識にやってしまう。また、柔道は構えが小さいですが、プロレスは組手ではなくヘッドロックをしたりするのでそれに見合った構えに変えていく必要があります」
━━柔道金メダリストという「過去の栄光」をどう捉えている?
ウルフ「これがなかったら今の自分はないと思っている。過去の栄光にすがるみたいな言葉あるじゃないですか。すがりたくはないなと思いますが、でもこれがあって今の自分がいると思う。プライドを持ちすぎて何かをする時にそれが足かせになることもあると思うが、でもこれがあって今自分がプロレスをやれているところもある」
「ちゃんと準備してきたところを皆さんにお見せしたい」

9月、千葉・東金アリーナで棚橋弘至VS永田裕志の試合を見た後、ウルフはデビューへの意気込みを語った。
ウルフ「しっかりとプロレスができる状態になって1月4日を迎え、全力でやっていきたいと思います。『ちゃんと準備してきた』ところを皆さんにお見せしたいです」
(『ABEMA NEWS』より)
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