伊集院光、NHK子供番組の“ハードな裏側”を吐露「子供たちの目からどんどん輝きが失せて…」

2025.07.24 12:45

提供：Sirabee

昔はステージママの圧力がすごかった？　伊集院光が「天才てれびくん」出演時のハードな収録現場を振り返った。

21日放送のラジオ『伊集院光、深夜の馬鹿力』（TBSラジオ）に、タレントの伊集院光がメインパーソナリティとして出演。かつて『天才てれびくん』（NHK Eテレ）に出演した際の思い出を振り返った。

縛りの多い子供番組

土曜日にNHKの子供向け科学番組の生放送を見ていた伊集院は、自身がかつて『天才てれびくん』に音楽担当の「イジューマン」として出演していた際に感じた“ルールの厳しさ”を思い出す。

「ちょっと褒めてるように聞こえないかもしれないことを言うけど、テレビに出る子供たち、しかも生放送、さらにNHKってことが揃うと、子供をガチガチに縛ることが多いのね。俺は昔『天才てれびくん』に出てたんだけど、もう、子役たちが何回もリハーサルを繰り返すことで、えっと、全く自由がない感じだったの」と、当時の出来事について語った。

子供たちの目が死んでいく

リハーサルが多いのには理由もあり、「俺が出てた頃の『天才てれびくん』はそうならざるを得ない理由もあって、まだグリーンバックやブルーバックのある、CG合成のできるスタジオがほとんど無くて、機能もあんまり上手くできてないから、最初っからある程度カメラ割りを決めておかないと、CGが破綻しちゃうみたいな理由もあり、びっくりするほどたくさんリハーサルをして、子供たちの目からどんどん輝きが失せていくっていう」と、当時のスタジオの状況を説明。

「さらにはその頃、ステージママみたいなのがすごかったのよ、本当に。終わったら『なんでウチの子に話かけないんですか？』みたいな。でいて、（子供たちは）リハーサルが終わるとディレクターとかから『ここを絶対に動かないで』みたいなことも言われるし、今度はお母さんたちに『もっと元気よくこういうことを言わないとダメだ』みたいなことをすごい言われてて。まあ、当時は子役競争が今より激しかったんじゃないかな」と、保護者の圧力が強かったとも語った。

さんま御殿の楽屋で...

続けて伊集院は「昔さ、さんまさんの番組に出てた細山くんっているじゃん。インタビュー記事とか見て、立派な大人になれて良かったなって思ってるんだけど、あそこのお母さんすごくてさ」と、元タレントの細山貴嶺氏とその母親について言及。

「俺『さんま御殿』に出た時に、大きめの楽屋で一緒だったのよ。そしたらお母さんが“疑似さんまさん”になって『さんまさんはそんなこと言わない！』って。普通の東京のお母さんなんだけど『せやかて！』とか言ってんの。『え、今何の練習してんの？』って、これがおもしろくて、さんまさんに言いたくて仕方なかった」と爆笑。

「まあちょっと話はさておきで、土曜日に見た番組は割と子供がのびのび喋ってんだなって思った」と話の軌道を戻し、子供番組への印象の変化について話していた。

（文／Sirabee 編集部・びやじま）