福原遥＆林遣都、児童福祉司役でバディに「2人の掛け合いは面白くなると思います」＜明日はもっと、いい日になる＞

2025.07.05 12:00

7月7日(月)スタートの月9ドラマは、福原遥主演、林遣都共演のハートフルヒューマンドラマ「明日はもっと、いい日になる」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系／FOD・TVerにて配信※初回は夜9:00-10:24)。児童相談所を舞台に、刑事出身の新米児童福祉司・夏井翼を福原が、翼の指導係となるベテランの蔵田総介を林が演じる。そんな2人にインタビューを実施した。

福原遥＆林遣都が児童福祉司役に

今作への出演のため、2人は実際に児童相談所へ行き、児童福祉司から話を聞いたという。

福原「職員の方には子供や保護者の方との向き合い方や心の距離の縮め方などについてお話を伺い、子供たちにはどんな生活をしているかを教えてもらいました」

林「一見、どこにでもあるような幼稚園や学校と変わらないんです。子供たちはすっかり慣れた様子でほほ笑ましい瞬間もありましたが、彼らの背景を考えると…。子供たちのために時間をささげて頑張っている児童福祉司の方々を見て、よりドラマに対しての思いが深まりました」

劇中では、現実と同じように窮地に追いやられた子供を助け、日々の生活に苦しむ親子の力になるべく向き合っていくが、元刑事の翼は加減が分からず、苦戦。いざとなると周りが見えなくなる翼に、蔵田は厳しく指導する。

福原「翼は正義感が強くて、真っすぐで、たくさんの人を助けたいという思いで毎日を生きているかっこいい女性ですが、思い立ったら突き進んでしまう危なっかしいところもあります。人との向き合い方について、刑事時代とは違う接し方が必要だと知っていくのですが、そこからは児童福祉司として心を大切にする姿を演じていきたいです。そして、翼らしいがむしゃらに頑張るところはブレずに貫きたいと思います」

林「蔵田は“仕事人間”で、一見とっつきにくそうですが、翼に掛ける言葉に重みのあるかっこいい人です。ただ、思った以上に翼に厳しく指導するので、演じるのが少し難しいなと思いました。蔵田の中には長年培ってきた絶対的なルールがあって、例えば決して踏み込んではいけないご家族の領域などを伝えるために厳しく接します。そういった部分を軸にして演じていけたらと思っています」

福原「蔵田から厳しく指導されますが、翼も結構言うタイプなので、2人の掛け合いは面白くなると思います。中にはクスッと笑えるやりとりもあったりするので、いいコンビになるのではないかと思っています」

林「僕もそう思います。児童相談所内のシーンだけではなく、ご家庭に伺うシーンなど2人での場面も多いのでこれからの撮影が楽しみです」

温かい気持ちになれる作品を目指す

児童虐待や貧困など物語の中には目を背けたくなる事案も描かれるが、同時に共感できる愛や思いもあふれている。

福原「いろんな家族がいて、いろんな愛がある。その形は一つ一つ違いますが、脚本を読んで子供の親に対する愛などを感じたので、見終わった後に温かい気持ちになれる作品にしていきたいと思っています」

林「僕も子育て真っただ中なので、子育てに悩む話にはすごく共感できました。なので、劇中でも頭ごなしに親御さんを責めずに接することを大事に演じていければ。子育てに悩んでいる人の心がちょっとでも軽くなる物語になればいいなと思いますし、エネルギッシュで心温まるお話になると思いますので、絶対に見ていただきたいです！」

◆取材・文＝及川静

※「月刊ザテレビジョン8月号」より