2025 TBS バレーボールの応援サポーターに就任した宮世琉弥

宮世琉弥、間近で見た“世界レベル”のバレーに衝撃「実際にスパイクを受けたら『これは凄すぎる…』と思いました(笑)」

2025.07.05 09:00
2025 TBS バレーボールの応援サポーターに就任した宮世琉弥

6月5日に開幕し、現在熱戦が展開されている「バレーボールネーションズリーグ2025」。7月9日(水)からはいよいよ日本ラウンドがスタートするが、TBS系では日本代表の日本ラウンド全試合を生中継。さらに、8月23日(土)に開幕する「2025世界バレー」の日本代表全試合もTBS系にて放送が決定している。このほど、2025 TBSバレーボールの応援サポーターに就任した宮世琉弥にインタビューを敢行。応援サポーターへの意気込みや大会の見どころなどについて語ってもらった。

日本代表の快進撃に感涙

――応援サポーターに就任したお気持ちはいかがでしたか?

今までバレーボールは、自分の中で楽しんで見ていたスポーツだったので、今回応援サポーターに就任して、女子日本代表の皆さんを取材させていただいて、お話しする機会もいただいたんです。

お昼から夕方までずっと練習を見させていただいたんですが、選手の皆さんが「一緒に掛け声しましょう!」って言ってくれたり、秋本美空選手からは「8LOOM(※宮世が参加したボーイズグループ)の『Melody』が好きだから歌ってほしい!」とお願いを頂いたりして。

そんなこともあって、「ネーションズリーグ」の初戦でストレート勝ちした時はもう泣きました。(これまでとは)また違った形でバレーボールを応援できているのがすごくうれしいですし、応援サポーターとしていろんな方を巻き込んで、もっともっと盛り上げていきたいと思っています。

今はまだ予選ラウンドですが、7月9日(水)から日本ラウンドもありますし、8月には「世界バレー」も行われるので、僕ができる限り頑張って応援したいなと思います。

――以前同い年の甲斐優斗選手に注目されているとお話しされていましたが、甲斐選手の活躍はいかがですか?

カッコよかったです。日本代表の試合はリアルタイムで全部見ているのですが、リリーフサーバーとしてコートに入って、緊張感の中であのサーブを打てる甲斐選手は「メンタルがすごいんだな」と思いましたし、入ってきた時の安心感もすごくあって。ヒーローでした。

甲斐選手の入るタイミングは(チームの得点が)23点や24点の時が多かったんです。その局面で強いボールを外さずに相手のコートに打てるというのがすごいなと思いました。同い年には見えないです。

憧れたプレーは「変人速攻」

――宮世さんはもともとバレーボールをやられていたそうですが、バレーボールに興味を持った経緯や、実際に始められたきっかけを教えてください。

僕の親戚のお兄ちゃんが小さい時からバレーボールをやっていたんです。バレーボールを始めてからはすごく楽しくて。家族に「バレー部に入る」って言ったらお母さんも興味を持ってくれて、試合も見に来てくれたんですが、とりあえず「ボールが落ちたら1点」っていうルールなので「シンプルで見やすいから純粋に楽しめる」って言っていて。そこから家族やいとことバレーを見るようにもなりました。バレーボールと出会えて良かったなと本当に思っています。

――プレーされていた当時、憧れた選手ややってみたかったプレーなどはありましたか?

「変人速攻」です。(※人気バレー漫画「ハイキュー!!」のキャラクター、日向翔陽と影山飛雄が展開するコンビプレー)。ドンピシャのタイミングでセッターが速いトスを上げてドン! みたいな。

「ハイキュー!!」は宮城県が舞台なんです。僕は宮城県出身なので、中学校の時はもう全員が「ハイキュー!!」のアニメを見ているくらいブームでした。逆に「ハイキュー!!」を知らないと話の輪に入っていけないみたいなほどの感じで。僕はすごく見ていましたし、グッズもたくさん買っていました。

――以前「バレーボールが青春の一つだった」とお話しされていましたが、当時のエピソードについて教えてください。

中学1~2年の頃から、バレー部には在籍していたものの芸能活動との両立で東京に行ったりしていて、部活に参加できない時間が結構増えていて。3年生はほとんど部活に参加できていなくて、学校にもあまり行けていない状態だったんですが、そんな中で学校に行った時、僕の活動を見てくれている子たちが部活に誘ってくれたんです。

バレーボールが盛んな学校だったので部に入ってくる人数も多いし、後輩も増えてきて自分の存在が埋もれていったり、忘れられたりしてもおかしくないのに、同級生は放課後とかにすごく誘ってくれて。もちろん部員なので本来は行かなきゃいけないんですが、積極的に「行こうぜ!」って声をかけてくれたり。

お昼休みとかに対人のパス練習をする相手を決めておかないと、いざ部活が始まる時に相手が誰もいなくなっちゃうんです。なので、「誰からも誘われないんだろうな」と思っていたんですが、いろんな子が「対人パスやろう」って言ってくれて。「そこまで思ってくれているんだ」と感じてうれしかったですね。そういう同級生の子たちがいなかったら続けられなかったです。

先生もすごい方で、僕が東京に行っている時もクラスの子たちが「頑張れよ~!」って応援してくれている動画を送ってくれて。中学生だから友だちと遊びたい時期ですし、東京で一人だとやっぱり寂しいじゃないですか。そこを支えてくれていたのは学年のみんななので、バレーボールもそうですけど、全体的な学校生活が自分にとっては大きかったです。

芸能活動をしていると、青春ってどうしても少なくなってしまうはずなのに、その量を増やしてくれたというのは、すごくうれしかったです。

バレーボールは「駆け引き」と「頭脳戦」

――初めてバレーボールをご覧になる初心者の皆さんに向けて、「こういう風に見ると面白い」とか、「ここに注目すると通」といったポイントを教えてください。

コート上には駆け引きがあるんです。テレビで見ているとあまり気付けないと思うんですが、攻撃側も守備側も、どっちも「読み」の世界で。どこでブロックしようとか、誰を狙ってくるかとか、そういうことを一緒に考えながら見ていると面白いと思います。

あと、僕はセッターの方を見るのが好きで。トスを上げる人なのでコートを支配しているというか、チームの司令塔的な役割を果たしているので、テロップでも「頭脳派」と紹介されたりするんですが、選手の皆さんは「本能型」と「頭脳派」で分かれていると思うんです。

頭脳派が本能型をどう動かすかとか、スポーツでありながらも本当に頭脳戦なので、セッターに注目して見ていると、どこにボールを上げたとか駆け引きが見えてくるので面白いです。たまに2で返したりする(※)ので、それをやられた相手は「くぅ~!」ってなります。

(※バレーボールは通常レシーブ→トス→アタックという3回のタッチで相手コートにボールを返すが、セッターがトスを上げると見せかけてそのまま相手コートにボールを落とすこと)

セッターもそうですしスパイクを打つ時にどこを狙っているかだったり、わざと(相手ブロッカーの手に当てて)ブロックアウトさせるとか、リバウンドを取っていいボールを自分のコートに持ってきて立て直してきれいな形で打つとか、やり方がいろいろあって。

日本代表チームは、平均身長で他国と10センチくらい違うこともありますが、そういった中でどう戦っていくかがすごく面白いです。今の日本代表は男女とも強いので、試合が本当に盛り上がります。

――先ほど甲斐優斗選手の名前も上がりましたが、他にも宮世さんが個人的に推したい選手や注目してほしい選手などはいらっしゃいますか?

同い年なので甲斐選手には頑張ってほしいです。身長も2メートルあって武器だと思いますし、スパイクの威力も強いしサーブもすごいんです。サーブに関してはすでに世界トップレベルで、すでに世界に出て戦ってきている選手ですが、ここからどんな選手になっていくのか注目していただきたいです。

あとは秋本美空選手です。まだ18歳で僕の妹よりも年下なんですが、今世界を相手に戦って頑張っている姿を見ていると感動します。

(ネーションズリーグの初戦で)カナダに行く前にインタビューさせていただいた時、「どういうところを頑張っていきたいですか」と質問したら、「私はまだ(日本代表に)入ったばかりなので、このチームを盛り上げるために全力で声を出していきたいですし、サポートもしっかりやっていきたい」と仰っていて。

試合中のベンチを見ていたんですが、(出場している選手に)タオルとかを渡したり、しっかり自分から動いているんです。かつ試合にも出たらちゃんと得点を決めて活躍しているし、すごいなと思います。他にも注目している選手はたくさんいますが、このお二人に特に注目しています。

「『このレベルで戦ってるんだ』と肌で感じました」

――試合に関して、注目している対戦国などはありますか?

日本ラウンドだと強豪国との対戦も増えてくるので、男子チームはアメリカです。ドイツも強いですよね。女子チームはポーランドとブラジルが強いので、その2試合です。

――女子の練習に参加されたり、試合をご覧になったりした中で、代表レベルのすごさを特に感じた瞬間を教えてください。

全部です。実際にプロの試合を目の前で見たことは今までなかったんですが、初めてあんなに近くで練習を見ていて、実際にスパイクも受けさせていただいて、「このレベルで戦ってるんだ」と肌で感じました。

テレビで見ていると、試合の迫力というのはちゃんと伝わりにくいですが、実際にスパイクを受けたら「これは凄すぎる…」と思いました(笑)。取れていること自体が奇跡だって思うくらい、リベロの皆さんもしっかりそれを吸収してセッターにボールを送るんです。

男子チームの試合を見ていても、リベロの小川(智大)選手とかは神がかっているんです。もう圧倒されました。

――実際に女子の選手のスパイクを受けてみて、レシーブはできましたか?

全く追いつかないです。動体視力も選手の方々は普通の人より遥かに上だと思うんです。だからこそプロだと思うんですが、やっぱりすごいなと思いました。スパイクを受けてちょっと腕に当たったんですけど、余裕で弾かれてしまうくらいの威力で。

皆さんにも一回体験してもらいたいです。試合を見ていると「今のボール取れたんじゃないの?」みたいなコメントもたまにあると思うんですが、あのスピードで来られたら絶対に無理です(笑)。

サッカー界きっての“サポーター”の活躍に「僕はあんなにできるかな…?」

――バレーボールを見たり取り組んできたことで、今の仕事に生きていると感じる部分はありますか?

今回応援サポーターに就任できたことがうれしかったですし、自分がバレーボールを経験していて、選手側の気持ちにもなれるのは大事なことだなと思ったので、それは自分の今のお仕事に確実に生きていると思います。

リアルタイムで日本代表の試合を見ているんですが、やっぱり元気が出ます。勝った瞬間だけでなく、逆にうまく行かなくて選手たちが必死に頑張っている姿も感動しますし、次の日自分も頑張ろうと思える勇気と感動を与えてくれるというのは、スポーツのすごいところだと思うので。

試合を追っていると、「次の試合いつだろう」って次が楽しみになってくるんですよね。そういう楽しみを与えてくれるものですし、それをお仕事にできている自分も幸せだなと思うので、精一杯自分にできることをやっていきたいなと思います。

――いろんなスポーツがある中で“サポーター”をされている方もたくさんいると思いますが、憧れの方や「こんなサポーターになりたい」と思った方がいれば教えてください。

サッカーのサポーターとして影山優佳さんがよく出ていらっしゃいますが、(試合スコアの)予想が的中するのもすごいですし、W杯の時に一気に注目されていたじゃないですか。「僕はあんなにできるかな…?」とプレッシャーに感じています(笑)。僕も負けないように頑張ります。

「もしかしたら歴史に残る大会になるかも」

――宮世さんが考案された「VVポーズ」も、日本代表の皆さんが試合中早速やられているようですが、このポーズにはどういった意味が込められているのでしょうか?

日本の選手の皆さんは「つなぐ」意識がすごく高くて。ボールを落とさない粘り強さがすごいと思うので、そこにアタックの力、攻撃の力を足した時に、最強のチームになるなと思ったんです。なので、アタックする「GO!」という意味と、バレーの「跳ぶ」を象徴する羽と、親指と人差し指で「V」ができてるんです。これで最強だよねっていう思いが込められています。

――実際に選手の皆さんが試合中にやられているのをご覧になっていかがでしたか?

感動しましたし、とてもうれしくなりました。選手の皆さんがやってくれた瞬間、僕も一人で試合を見ながら一緒にポーズをやってましたし、声出して「ありがとう!」って言いました。

――最後に、視聴者の皆さんにメッセージをお願いします!

「ネーションズリーグ」第1週・第2週の試合を見れていない方もいると思うので、見れていない方は見逃し配信もあるのでぜひ見てほしいです。女子は第1週の4試合を全部ストレート勝ちしたんです。もしかしたら歴史に残る大会になるかもしれないので、その歴史を後々知るのではなく今見てほしいです。

今回女子チームは、新しい監督・体制になってバレーのやり方も変わっていて。中心にボールを運んでどっちに跳ぶかわからなくさせるような戦術を使っているので、そうした戦術的な部分も詳しく見たらもっと面白くなると思います。

7月9日からは「バレーボールネーションズリーグ2025」の“日本ラウンド”が開幕します。僕はバレーボールをやっていましたが、全然わかってない方だと思います。なので、バレーボールを知らない方に寄り添える人になりたいです。バレーボールを知らない方への“架け橋”になりたいので、みんなで全力で応援しましょう!

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