

<一流シェフのファミリーレストラン>経営不振で閉店の危機…数々の試練に向き合う料理人たちの人生に「胸に刺さるシーンが多過ぎる」の声

ドラマシリーズ「一流シェフのファミリーレストラン」(原題:The Bear)のシーズン4が、6月26日に全話一挙配信された。同作はジェレミー・アレン・ホワイトが演じる主人公のシェフ・カーミー(ジェレミー)を中心に、個性豊かな料理人たちの人間模様やレストランの成長を描いたヒューマンドラマ。新作が登場するたびに、エミー賞をはじめとするアメリカの賞レースをにぎわせてきた注目作だ。最新シーズンは、苦労の末にリニューアルオープンした彼らのレストラン「ザ・ベアー」が新たな試練に直面し、閉店を迫られるところから始まった。(以下、ネタバレを含みます)
町の小さなサンドイッチ店が一流レストランへ
アメリカ・ニューヨークで一流シェフとして働いていたカーミーが、亡き兄・マイケル(ジョン・バーサル)の友人であるリッチー(エボン・モス=バクラック)や、カーミーの下で働きたくてやってきた若手優等生シェフ・シドニー(アイオウ・エディバリー)らと共に、マイケルが遺した借金だらけのサンドイッチ店を再生すべく奮闘するところから始まった同作。
シーズン1では、シカゴのサンドイッチ店がリニューアルする前の出来事を描き、シーズン2ではカーミーたちがリニューアルオープンに向けて切磋琢磨した。シーズン3ではリニューアルオープンしたレストラン「ザ・ベアー」での奮闘ぶりを中心に、各料理人たちの人生にもフォーカスが当てられ、彼らの人間模様がより濃く描かれている。
前作の終わりでは、彼らがそれぞれの過去やトラウマと向き合い、今後の自分の人生をどうやって生きていきたいのかをあらためて見つめ直すも、簡単には答えを導き出せず、まさに人生は続いていく…といった雰囲気で終幕を迎えた。大切なレストラン「ザ・ベアー」の運命と個々の人生をどのように選択していくのかが注目される最新シーズンでは、資金繰りが悪化の一途をたどり、閉店へのカウントダウンが始まってしまう。
評論家からの酷評に閉店危機…新たな試練と向き合う料理人たち
第1話「グラウンドホッグス」は、カーミーとマイケルが自宅のキッチンで会話をしている回想シーンから始まる。平穏な始まりかと思いきや、料理の良し悪しで揉め始めるカーミーとマイケル。彼らにとっては日常茶飯事とも言えるこの“口論”の中で、カーミーが兄にレストランをオープンさせたい思いを打ち明ける。
「全ての良い思い出がレストランとつながりがある。レストランは特別な所だから」と、レストランという場所に特別な感情を抱いていたカーミーの思いを聞き、マイケルも一緒にやりたいという気持ちを伝えた。過去のシーズンを振り返ってみても、あまり見せなかったカーミーの人間味を感じさせる温かな回想シーンだ。
映像はここで現実に戻り、レストランに出勤したカーミーとシドニーが不穏な雰囲気の中、とある出来事に悩まされていた。それはレストランにお忍びで訪れた料理評論家が書いた記事の内容だった。2人だけでなくリッチーやナタリー(アビー・エリオット)も酷評に頭を抱える。
そんな中、追い打ちをかけるように、資金を援助してきたジミー(オリヴァー・プラット)から経営難を理由に、「ザ・ベアー」は閉店までのカウントダウンに入ったことを告げられる。カーミーやリッチーは自己嫌悪に陥り、自分の非だと己を責めていくうちに言い合いに発展してしまう。
「もしミシュランの星をゲットしたら?」と、意を決した表情でカーミーがみんなに問い掛けると、リッチーが先手を打って思わぬ行動に出ていた。彼はかつて自分が研修で訪れた一流レストランの“師匠”たちを「ザ・ベアー」のスタッフとして雇っていたのだ。彼らの手を借りながら、スタッフ全員で一丸となって再スタートを切る。
じっくり煮込むスープのように緩やかに物語が進んでいた過去のシーズンと比べて、最新シーズンは、展開がスピーディーかつ新たな試練が次々とカーミーたちに立ちはだかり、まさに一筋縄ではいかない開幕となった。
愛するレストランの危機に直面したカーミーの心にも変化が訪れる
第2話「スービーズ」では、前回に引き続きリッチーの“師匠”らのスパルタ指導でレストランの欠点を徹底的に洗い出し、店の改革を目指していくスタッフたち。疲れ切ったシドニーやルーカス(ライオネル・ボイス)、カーミーはこれまで以上に自己嫌悪に陥る。
無駄遣いなど一切許されない徹底したコストカットをする状況の中、各所に仕入れに出掛けるスタッフたち。仕入れ先の農家が野菜の値上げを決め、思い通りに仕入れることができないなど、まさに泣きっ面に蜂状態。それでもめげずに食材の量を減らしてみようと提案したり、記者の再来店を予想してみたりと、このレストランに懸けている彼らの真摯(しんし)な姿には胸を打たれるばかりだ。
カーミーが姉のナタリーと電話するシーンでは、仕事仲間としてだけでなく家族としてお互いを気にかける姿も描かれ、これまで自分の思いや仲間、家族と向き合うことを避けてきたカーミーがグッと人間らしく成長しているところも感じさせられた。
料理人として完璧を目指し、自分勝手に突き進んでいたこれまでの彼から脱皮しようとしている新たな姿には心からエールを送りたくなる。
一方、カーミーの変化にはシドニーも驚いており、みんなが少しずつ軌道修正しながら同じ方向を向き、このレストランに人生の全てを懸けている、そんな一面が垣間見える第2話だった。
最新シーズンで描かれた彼らの奮闘ぶりに、視聴者からは「彼らの人生の続きが気になって仕方ない」「序盤から胸に刺さるシーンが多過ぎる」「新シーズンも濃いね」などの声が寄せられている。
シーズン4は既に全10話一挙配信されているが、1話ずつじっくりと堪能しながら視聴してみるのも良さそうだ。
「一流シェフのファミリーレストラン」はディズニープラスのスターで独占配信中。
◆文=suzuki
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