藤原ちのさん

“お母さんの歯を11本入れるために”デビュー・藤原ちの「お父さんにはグラビア活動は内緒です」

2025.06.28 06:03
提供:ENTAME next

ABEMAのバラエティ番組『チャンスの時間』で、「母さんの前歯を入れるために芸能界で売れたい」というエピソードを披露し、千鳥の二人を唸らせたグラビアアイドルの藤原ちの。清楚なルックスから放たれる、衝撃的なエピソードの数々で、今注目を集めている。しかし、その破天荒なイメージとは裏腹に、学生時代は極度の人見知りだったという。内気な少女が芸能界、そしてグラビアの世界へ足を踏み入れた背景には、一体何があったのか。その数奇な半生を追った。(前後編の前編)

――先日ご出演された『チャンスの時間』、大変面白かったです。番組出演の反響はいかがでしたか?

藤原 ありがとうございます!すごく緊張しました。でも、反響は結構あったと思います。取材のお話も初めていただきましたし、ラジオ出演の依頼もいくつかいただきました。あと、まだ実現はしていないのですが、著名な整体YouTuberの方から「体、悪くないですか? もし悪かったら出てください」というようなお話もいただきました。多分、番組で縄跳びがうまく飛べていなかったからだと思います(笑)。

――フォロワー数に変化はありましたか?

藤原 X(旧Twitter)はそこまで大きくは増えていないのですが、Instagramは1,000人近く増えました。若い方から「見ました!」というDMもたくさんいただきましたね。

――そもそも、どういった経緯で『チャンスの時間』に出演されることになったのでしょうか?

藤原 最初はオーディションだったんです。でも、事務所にちょっと嘘をつかれていまして(笑)。「これはもう受かっている形式上のオーディションだから、何も気にせず言っていいよ」と言われていたんです。それを信じきっていたので、オーディション中も特技として「水の早飲みが得意です」と言って、水を自分にぶっかけたり、かなり好き勝手やってしまいました。床もびっしょびしょにしてしまって。

――受かっていると思っていたから、大胆なことができたと。

藤原 そうなんです。それで事務所に帰って「こんなことしてきました」って報告したら、「え、あれ嘘だよ。本当のオーディションだよ」って言われて、「ええーっ!?」って。もうどうしようかと思っていたら、なぜか受かっていた、という流れです。本当にびっくりしました。

――オーディションでは、番組でも話題になった「お母さんの歯」のお話もされたのですか?

藤原 はい、話したと思います。それが面白がってもらえたのかもしれません。

――その「お母さんの歯」のエピソードは衝撃的でしたが、詳しく教えていただけますか? グラビアを始められたきっかけにも繋がっているとか。

藤原 そうなんです。もともとアイドル活動をしていたのですが、コロナ禍で3年くらい芸能活動をしていなくて、普通にアルバイトをしていました。その後、舞台で復帰したのですが、その頃にお母さんの歯が抜け出しちゃったんです。――歯が抜けてしまった原因は何だったのでしょうか?

藤原 それが、はっきりとは分からなくて…。歯茎が弱っていたのか、年齢的なものなのか、ストレスなのか…。歯医者さんにも通っていて、何度もレントゲンを撮っているのですが、原因は特定できていません。最初は少しだったのですが、今は合計で11本ない状態です。

――それは大変ですね…

藤原 はい。新潟から東京まで車で送ってもらう道中で歯が抜けちゃったりもしたくらいで。家でポロッと抜けた歯を、飼っているポメラニアンがおやつと間違えて食べちゃったこともありました。8キロある大きい子なんですけど(苦笑)。

――歯を犬が!?

藤原 そうなんです。飲み込んじゃったみたいで。もう、どうしようもないですよね。

――お母様ご自身は、歯がないことを気にされているのでしょうか?

藤原 それが、あまり気にしていないみたいなんです。私が出かける時に「マスクした方がいいよ」と言っても、「あ、ごめん、忘れちゃった」くらいの感じで。だから、番組でネタにすることも「いいよ」って言ってくれました。新潟で特に話題になっているということもないみたいです。

――そのお母様の歯の治療費を稼ぐために、グラビアを始められたのですね。

藤原 はい。それが一番大きな理由です。DVDを出したり、撮影会に出たりすることで、少しでも足しになればと。DVDを出すと、それで私を知ってくださる方が増えて、撮影会に来てくれる方も増えるので、それが大きいです。

――グラビアのお仕事に抵抗はありましたか?

藤原 最初はありました。私服での撮影会には出ていたのですが、水着になることには抵抗があって。でも、お母さんのためだと思ったら、やるしかないなと。事務所からも「グラビア向いているよ」と後押ししてもらっていたので、頑張ろうと決心しました。もしお母さんの歯のことがなかったら、やっていなかったかもしれません。

――ご家族はグラビア活動について、どのように反応されていますか?

藤原 お父さんは今も知らないんです。お母さんは最初、DVDを出すタイミングでお兄ちゃん経由で知って、すごく怒っていました。電話で「こんなことしてるの!?」って。でも、「これはこういう風にやっていくためだから」と説明して、納得してくれました。今は応援してくれています。

――ちなみに、お父様にはバレそうになったことは?

藤原 今のところないですね。でも、いつかバレるんじゃないかとヒヤヒヤしています。

――芸能界に入る前は、どのようなことをされていたのですか?

藤原 新潟で食堂のアルバイトをしていました。ホール担当だったのですが、ある時、お客さんにラーメンを運んでいる途中で、気づいたらそのラーメンをお客さんに全部かけちゃっていたんです。本当に、吸い込まれるように。――どういうことですか?

藤原 それが自分でも分からないんです。本当に吸い込まれるように。ただ、かけた後もなぜか全然焦らなくて。同じ店で働いていたおばあちゃんが代わりに謝ってくれていたみたいです。お客さんも、そこまで怒ってはいなかったと思うのですが…。その時、「あ、私、意外と度胸あるんだな」って思ったんです。それで、自分も成長したいし、厳しい世界に飛び込んでみようかな、と。それが芸能界を目指すきっかけの一つです。

――ラーメンをかけたことがきっかけで、度胸に気づいたと(笑)。それは何歳くらいの時ですか?

藤原 18か19歳、高校を卒業して1年間、東京に出るためのお金を貯めようと働いていた時です。

――他にも、そういった「やらかし」エピソードはありますか?

藤原 パン工場で働いたことがあるのですが、そこでは流れ作業で消毒スプレーをかけるのが私の担当でした。でも、作業中に「これ、本当にかけていいものなのかな?」と不安になってしまって、かけるのをやめてしまったんです。そうしたら、みんなの作業が止まってしまって、1日でクビになりました(苦笑)。

――それはまた…(笑)。真面目にやっているつもりでも、どこか抜けている部分があるのでしょうか。

藤原 自分ではしっかりしているつもりなんですけどね…。よく分かりません。

――東京に出てこられてからは、すぐに芸能活動を?

藤原 いえ、上京して1、2年は普通にアルバイトだけしていました。タコライス屋さんやタイ料理屋さんで働いていましたね。その時に、前の事務所の方から「アイドルやらないか」と誘われたんです。最初は地下アイドルグループでした。

――子供の頃、アニメの影響で歌手になりたいと思っていた時期があったそうですが、思わぬ形で夢が叶ったわけですね。

藤原 そうですね、確かに! でも、私が想像していた王道のアイドルグループではなくて、お客さんにマシュマロを投げたり、口に突っ込んだりするような、コミカルな感じのグループでした。ちょっと複雑な気持ちもありましたが、歌は歌えたので、それは良かったです。1年半か2年くらい活動しました。

――その後はソロでアイドル活動をされたんですか?

藤原 はい、ソロで少し活動して、その後、コロナ禍に入ってしまって。3年くらい芸能活動から離れていました。そして、お母さんの歯のことがあって、グラビアを始めたという流れです。

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