

城桧吏『おっパン』の影響で「自分に自信がついた」 今後はアクション作品への出演を熱望

「TVer」で記録的な再生回数を誇った「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」(通称:おっパン)がオリジナルストーリーで映画化。古い常識や偏見で凝り固まった昭和の“おっさん”が周囲の影響でアップデートしていくさまを描いたヒューマンコメディーで、映画「万引き家族」で一躍注目を集めた城桧吏が主人公・沖田誠(原田泰造)の息子・翔役で出演。
映画版でもメイクやカワイイもの好きの高校生・翔をキュートに演じている彼が、映画の見どころや“家族”との再会、自身が“アップデート”したいと思っていることまで、たっぷりと語ってくれた。
ドラマからの成長は「支える側になったこと」
――映画化が決まったときの率直な感想を教えてください
まず、とてもうれしかったです。ドラマが終わったときに、みんなで「次もあったらいいね」という話をしていたのですが、まさかすぐに実現するとは思っていなくて。
だから、映画化が決まったときは「またみなさんに会える!」と思ってワクワクしましたし、実際に現場に入ったときも、みなさんが「おかえりなさい」と出迎えてくださって、本当に温かい現場だなと改めて思いました。
――城さんが演じる翔は、かわいいものが大好きな男の子です。ドラマの中盤までは学校生活になじめず、ひきこもり生活を続けていましたが、ギャルの友達ができてからはどんどん変わっていきました。今回の映画ではさらなる成長が見られるようですね
翔の一番の魅力は、誰に何を言われてもブレない芯があることだと思います。それは映画でも変わらないのですが、ドラマからの一番の成長は支えられる側だった翔が、今度は支える側になっているかなと思っています。
沖田家は「固いきずなで結ばれている」
――連続ドラマ、そして今回の映画版を通して翔を演じることで、城さんの中で変わった部分や気づきを得たところはありますか?
僕は、これまで自分から初対面の方に話しかけに行くのがあまり得意ではなかったんです。とくに自分と同世代の人と話すのに苦手意識があったのですが、翔の性格が自分にも影響してきているのか、自分から話しかけるようになりました。
というのも、映画版の翔は自分が気になる人にはどんどん声をかけていて。それは翔の成長だと思いますし、僕自身も翔からいい影響を与えてもらったと思っています。
――沖田家の愛犬・カルロスとの再会は?
カルロスの本名は“こまち”と言うんですけど、久しぶりに会ったのに、僕のことを覚えていてくれたみたいで。「こまち!」と名前を呼ぶと寄って来てくれて、めちゃくちゃかわいかったです。
映画の公開前に放送されるスペシャルドラマでは、こまち(=カルロス)がものすごく活躍するので、そこも注目して観てください!
――城さんは沖田家の家族をどのように見ていますか?
本当に固いきずなで結ばれているなと思います。ドラマの最初のときからは想像できないくらい仲よくなっていて、いい関係性が築けていると思いますね。
あと、やっぱり個性のある家族だなと思っていて。みんなそれぞれに自分の好きなことを頑張っていて、本当に生き生きとしたステキな家族だなと思います。
城、おっパンは「温かい気持ちになれる作品」
――ちなみに、ドラマのクランクアップ時に号泣されていて、映画のときは「絶対に泣かない!」と宣言されていたようですが、実際はどうでしたか?
泣いちゃいましたね(笑)。自分がクランクアップのコメントをするときは大丈夫だったんですけど、その後に監督やスタッフさんの言葉を聞いていると、自然と涙があふれてきてしまい…。
本当にキャストもスタッフのみなさんも仲の良い現場だったので、別れるのが寂しくなってしまって、結局、最後は号泣してしまいました(笑)。
――そんな城さんにとって、この作品はどんな存在になっていますか?
僕自身、このドラマが大好きで見ていても楽しいですし、翔を演じたことで自分に自信がついたように思います。沖田家に限らず、魅力的なキャラクターが多いですし、本当に温かい気持ちになれる作品なので、僕もちょっと落ち込んだりしたときは「おっパン」を見返して元気をもらっています。
高校を卒業し「大人っぽくなりたい」
――このドラマは主人公の誠が価値観をアップデートしていくお話ですが、城さん自身、自分の中でアップデートしたいところはありますか?
僕は昔から話し出すと、めちゃくちゃ子どもっぽいと言われるんですよ。それは僕がわざとしょうもない小ボケをはさんで話すからだと思うんですが、友達からよく「小学生みたい」と言われます(笑)。
でも、僕もこの春高校を卒業したので、大人っぽくふるまえるようになりたいです。とはいえ、僕には小学5年生の弟がいるんですけど、弟とすごく話が合うから、今のところみんなが言うように“小学生”なんだなと思います(笑)。
――弟さんとは少し年齢が離れているようですが、ジェネレーションギャップを感じることはないですか?
それがないんですよね(笑)。でも、弟はYouTubeやTikTokを見るのが好きで、僕はそれよりもゲームをするほうが好きなので、最近のはやりは弟に教えてもらっています。
ぬいぐるみ集めに夢中「12体います」
――昔からゲーム好きだと話されてましたよね。そういえば、以前の取材で同じペンギンのぬいぐるみを集めていると言われていましたが、それは今も続いていますか?
継続中です。弟と一緒に集めているんですけど、母からしたら全部同じ顔に見えるらしくて。でも、1つ1つに名前をつけていたりするので、僕と弟からしたら全然違うんですけどね(笑)。
――今、同じぬいぐるみが何体あるんですか?
12個くらいあります(笑)。ペンギン以外でもぬいぐるみは好きなので、結構買っちゃいますね。
――そこはかわいいもの好きの翔と同じですね
そうですね。自分でも似ていると思います(笑)。
いい影響を与えてくれたのは「家族」
――翔が引きこもりから抜け出すきっかけとなった大地(中島颯太)との出会いのように、城さんの人生にいい影響を与えてくれた方はいますか?
一番大きいのは家族ですね。小さい頃から父や母を見て育ってきたので、僕も両親のような大人になりたいなと思います。
――どういうご両親なのでしょうか?
母は僕のしょうもないボケに笑ってくれる人で、父は大人な感じの落ち着いた人なんですけど、たまに僕と同じでいきなりボケたりします(笑)。
二人とも誰とでもわけへだてなく話ができて、それぞれのいいところを尊重できる人なので、僕もそういう心の広い大人になりたいです。
城、やってみたい役は「強い役」
――城さんといえば、是枝裕和監督の「万引き家族」が印象に残っている人も多いと思います。当時は小学生だったと思いますが、そこから俳優としての意識は変わってきましたか?
昔からお芝居が大好きで、今後も俳優としてやっていきたいという気持ちは変わらずにあります。やってみたい役柄や、どういう作品に出たいのかは、これから徐々に広がっていくのではないかなと思っています。
――今のやってみたい役は?
強い役がやってみたいです。僕は繊細な役とか、誰かの後ろに隠れて誰かを応援するような役が多かったので、強い役にはあこがれがあります。あと、アクションにも挑戦してみたいので、筋トレから始めようかなと。
――最後に、映画の公開を楽しみにしている方にメッセージをお願いします。
ドラマ版からずっと「好きを大切にする」がテーマになっていますが、映画版ではそこからさらに進んで「好きだけでは難しい」ということも描いています。
それこそ翔だけでなくキャラクター全員が成長していますし、そのうえで新たな壁にぶつかったりするので、それをどう乗り越えていくのかに注目して観ていただけたらなと思います。
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