ドラマ「リベンジ・スパイ」記者会見に大橋和也、渋谷凪咲、高橋光臣、織山尚大、高嶋政伸が出席

なにわ男子・大橋和也、劇中さながら“潜入成功”も「アイドルなのでちょっとは気づかれたかったなと…」＜リベンジ・スパイ＞

2025.06.28 05:00

なにわ男子・大橋和也が主演を務めるドラマ「リベンジ・スパイ」(7月5日[土]スタート、毎週土曜夜11:00-11:30、テレビ朝日系)の記者会見が6月16日に行われ、大橋のほか渋谷凪咲、高橋光臣、織山尚大、高嶋政伸が出席した。

大橋和也がさまざまな顔を使い分ける“スパイ・ラブコメ”

同作は、大橋がさまざまな顔を持ち合わせたスパイに扮するスパイ・ラブコメ。大橋が、何者かの策略のせいでこの世を去った兄・尚之(溝端淳平)の復讐のため、表では持ち前の明るさと人懐っこさをフル活用し人脈を次々と広げていく一方、裏では、亡き兄のもとから大切な情報を奪った犯人を捜すスパイとして暗躍する菅原優我役を務める。

また、優我が情報を得るために近づく社長令嬢・藺牟田花を渋谷が、藺牟田メディカルデータの専務で、優我とともに"二大モテ巨頭”と称されている優男・桜小路章を高橋が、優我の右腕的存在で、ゲームクリエイターとしても天才的な才能がある岡山真之介を織山が、そして、藺牟田メディカルデータの社長で花の父親・藺牟田隆一を高嶋が演じる。

潜入成功も複雑な心境を明かす

キャスト陣が登壇する中、主演を務める大橋の姿だけ不在。渋谷や高橋らが「あれ？」と戸惑っていると、大橋は作中で演じる“スパイ”さながら、会場にすでに潜入していると発表される。

全員で探すがなかなか見つからず、結果、大橋のヒントを元に、記者に扮して会見前から記者席に紛れ込んでいた大橋の姿を発見。“潜入”は大成功するも、渋谷らは口々に「アクシデントかと」「お腹痛いのかと」と言い、大橋も「全然気づいてくれへんやん！(笑)」とコメント。見事な隠れっぷりを見せた大橋だったが「気づかれていないのがうれしかったんですけど、アイドルなのでちょっとは気づかれたかったなと…」と、複雑な心境を明かした。

現場は「二次会ちゃうかってくらい楽しい」

全員がそろっての冒頭のあいさつでは、「すごく楽しい作品になっています！」(大橋)、「この夏、皆さんの心のビタミンになるようなドラマです」(渋谷)、「暑い夏をもっともっと熱くしてやろうと思っています！」(高橋)、「テーマである多面性に注目して楽しんでください！」(織山)、「真心を込めて演じさせていただきます！」(高嶋)とそれぞれがアピールする。

さらに、現場の雰囲気を問われると大橋は「二次会ちゃうかってくらい楽しい現場です、毎日」と笑顔に。

渋谷も「大橋さんは現場を盛り上げてくださっています。何にでも返事をされていて、照明さんやカメラマンさんへの指示にも『はい！』って(笑)」と、現場での“座長”の姿を告白する。さらに「OKが出た後でも同じシーンをひとりで練習されてらっしゃったんです。ひとつひとつに真剣に取り組んでいる姿も見せてくれています」と頼もしい姿も明かしていた。

渋谷が明かした“正義感の強さ”エピソードに会場は爆笑

また、作品のテーマとなっている多面性にちなみ、役柄と自身の似ている部分を語ることに。

織山が「真之介は弟キャラですが、現実世界でも大橋くんにそのように接しています」と語ると、大橋は「いつもよく喋ってくれますし、喋りやすい弟気質な面はあります。でも、いざ演技になるとプランをいくつも考えていて、勉強熱心。すごくいい子です」と反応。すてきな先輩・後輩関係をのぞかせた。

続く渋谷は「花ちゃんは社長令嬢なので、一見おとなしく見えるのですが、心の中に熱い魂を持ち合わせています。すごく正義感が強い女の子ですが、私も同じで。というのも父親が正義感が強く、以前のメールアドレスが“dakyounashi(妥協なし)＠〜”だったんです。父親譲りの私の正義感は、花ちゃんに通ずる部分があります(笑)」と話し、会場の笑いを誘う。

これには大橋も「熱い部分は似ています」と同意。ただ「花ちゃんはあまり笑わないキャラなんですが、渋谷さんはずっと笑顔」と違いも発表する。渋谷は「笑顔がキーポイントになる展開もあって、我慢しないといけなくて…。大橋さんがテストと本番とギャグを変えてくださるんですよね。頑張って笑わないという正義感を持って挑んでいます」と努力を明かしていた。

そして大橋が「優我の陰と陽の部分、どちらも似ているところがあります。皆さんに対してずっと笑顔でいたいですし、片やクールに接するときもあります」と話すと、織山は「現場では、どんなときでもアイドル・大橋なんです」とコメント。「ずっと探しているんですが、粗がない！」と、尊敬のまなざしを向けていた。

それぞれが裏の姿をリーク「読み合わせは中断になりました(笑)」

会見では、「自分だけが知っている“あの人”のウラの顔」と題し、撮影現場の情報をリークするフリップトークを繰り広げる一幕も。

織山は「大橋くん、実は本当にプリン好き」、高橋は「和也さんはコミュ力おばけ界のトップ・オブ・トップ」、高嶋は「渋谷さんは本番前に一球入魂している」、渋谷は「スーパーアイドルの大橋さん、実は…」、そして大橋は「(ジャック役の)ボナは僕のことが大好き」とフリップに記し発表する。

高橋は、初対面のエピソードとして「あいさつの途中で、自分が食べかけの激辛カレーを差し出された」という大橋の“距離感”にまつわる話をリーク。大橋は「辛さを共有したかったんです！」と弁明し、高橋は「心をグッと持っていかれました。一瞬で大ファンになりました」とその人懐っこさにメロメロになっている様子を見せた。

また、高嶋は「『パパ、いってらっしゃい』というシーンがあったのですが『本番、よーい！』と声が掛かると、“フーフー”と渋谷さんのすごい鼻息が聞こえた」と渋谷の裏側をリーク。「本番は花ちゃんに入るために目をつむって深呼吸するんです。そのときにひょっとしたら無意識で“フーフー”となっていたかもしれません(笑)」と笑顔で説明する。

そんな渋谷は、「台本の読み合わせの際に、ほとんど全部の漢字につまずかれていたんです。腕白(わんぱく)を“うでしろ”と読まれた段階で、読み合わせは中断になりました(笑)」と、大橋の裏の姿をリークする。

すると、先ほどまで「粗がない！」と慕っていた織山が「ダサくないですか？ちょっと粗が…」とポツリ。渋谷が「キュートな粗がね？」とフォローするも、キャスト・会場ともに笑いの渦に包まれていた。

大橋＆渋谷が“ボナくん”を巡って対決

最後は、大橋が劇中での花の愛犬・ジャックを演じる“ボナくん”について、「花ちゃんにもなついているのですが、ボナは僕のことが大好き！」とリーク。

渋谷も「ボナくんは私にしか見せない顔がある」と反論していると、会場にボナくんが登場。離れた距離に座ったボナくんが、大橋と渋谷、どちらに向かっていくのかを競うことに。

結果は、ボナくんは大橋には見向きもせず、あっさりと渋谷が勝利。加えて渋谷から「大橋さんはボナくんと接するとき、いつもお菓子を持ってらっしゃるんです(笑)」と好かれている理由を暴露されていた。

「ワチャワチャとしたいい現場」「いいものを作れたら」とアピール

また、記者からの「今回、人間の多面性がテーマですが、今までにないこんな自分を見てほしいというところがあれば」という質問に大橋は「兄の死の真相を探るために優我はスパイをすることになりますが、初めてスパイ役を演じさせていただきますので、動きであったり、機敏性を見てほしいです。またテーマが多面性ということで、さまざまな表情をお見せしますので、『大橋和也はこんな顔もするんだ』とたくさんの人に見てほしいです！」とアピールする。

さらに「本日の会見でもお分かりだと思いますが、本当にワチャワチャとしたいい現場です。キャストの皆さん、スタッフさんといいものを作れたらと思っています。たくさんの方に見ていただければうれしいです、よろしくお願いします！」と意気込みを伝え、会の幕を引いた。

※高嶋政伸の高、正しくははしごだか