

竹内涼真&木村文乃、賑やかな撮影現場を回顧「笑ってしまって撮影にならないシーンも」<看守の流儀>

竹内涼真が主演を務め、木村文乃が共演するテレビ朝日ドラマプレミアム「看守の流儀」(夜9:00-10:54、テレビ朝日系)が6月21日(土)に放送される。同作は、「このミステリーがすごい!」大賞受賞作家・城山真一氏による珠玉のヒューマンミステリーを、竹内主演で初映像化。竹内が情熱あふれる若き刑務官・宗片秋広を演じ、謎深き上級刑務官・火石司を演じる木村と“初タッグ”。そして、北村一輝、星野真里、小沢真珠、渡辺大、寺島進、内藤剛志、柄本明らが出演する。
このたびWEBザテレビジョンでは、竹内と木村にインタビューを実施。撮影現場での様子や見どころを語ってもらった。
撮影所スタッフの振る舞いに「キュンとしました」
ーー撮影当時を振り返ってみて、いかがでしたか?
竹内:初めての東映京都撮影所でしたが、僕らがロケ車で出発するときにお見送りしてくださって、胸がキュンとしました。
木村:そんなこと言ったら、京都の人たちみんな喜んじゃうよ!
竹内:こんな経験は初めてで、手を振ってくれるので「よっしゃ、やるか!」となりましたし、うれしかったです。
木村:自分を整えたりする作業に必死だった記憶があります。そうやって準備していったものを「そこでウインクするんですか?」や「そこで大きな声を張るんですか?」など、深川(栄洋)さんが演出で全部ぶち壊してくれたというか…。
竹内:ウインク、すごく良かったですよ。
木村:使われているのかな? ウインクができなすぎて何テイクも撮影したんです。仕舞いには、北村さんから「出来ないと思っているから顔に出てるよ」と言われて(笑)。
あとは、刑務所の中では女性は私だけということもあり、気持ち的にいつもよりも一歩引いている感じがあったのですが、竹内さんを始めとしたコミュニケーション能力の高い方がたくさんいたので、現場がとても楽しかったです。話に夢中になりすぎて、気づいたら「よーい、スタート」と言われ、全員で「あれ、どこからだっけ?」となったこともありました。
竹内:ありましたね。
木村:それをスタッフの方たちも「おしゃべりに夢中になって、忘れてはるわ」と、朗らかに見ているんですよ。家族感がとても強い撮影現場でした。
和やかな現場の様子も
ーー物語の重厚感とはまた違う、賑やかな撮影現場だったんですね。
竹内:みんな真面目にお芝居をしているのですが、思わず笑ってしまって撮影にならないシーンもありました。
木村:ある方が怒られるシーンで、本人は真剣に怒られているのに、それがどうしても滑稽に見えてしまって…。
竹内:収拾がつかなくなっていましたよね。あとは、ずっと真面目な顔でとぼけている内藤さんとか(笑)。内藤さんが刑務所長という一番偉い役なのですが、問題を誤魔化すときに急に関西弁に切り替えてきたのがすごく面白かったです。
木村:平静を保つのが大変でしたけど、こういった雰囲気があったからこそ、刑務所を舞台にした内容ながら窮屈になりすぎなかったのだと思います。
全員が「こんなシーンになるとは思わなかった」という仕上がりに
ーー今作で初共演とのことですが、お互いの印象はいかがでしたか?
竹内:木村さんが出演されている作品を前から拝見していたので「このタイミングでご一緒できるんだ、やったー!」と思いました。普段はあまりお話されない方だと聞いていたのですが、「撮影のときは結構喋ってたよな…?」と。少し心を開けたのかなとうれしく思っています。
木村:ありがたいです、本当に。
竹内:大声いっぱい出しましたもんね?
木村:長ぜりふばっかりで(笑)。
竹内:木村さんが一番せりふが長かったですもんね。
木村:長かった…。ただでさえせりふが長いのに、深川さんが普通に言わせてくれないので、全員が「こんなシーンになるとは思わなかった」と感じるくらいシュールに仕上がっています。
竹内:そうですね。一部屋に大人が6人くらいいて、全員違うことを思っていて、全員違うところで着地させたいという気持ちが一気に発動するから、カオスなんですよ(笑)。感情の大運動会みたいな。かなりシュールでした。
木村:内容やテーマはしっかりあるけれど、カジュアルに見やすい気がします。
竹内さんは、一緒に撮影をしていく中で「すごく気のいいお兄ちゃんだな」と感じました。気づいたら本番直前まで話している…というように現場にいられたのは、私にとってなかなか珍しいことでした。
竹内:全然そんな感じがしなかったです。
木村:変に肩肘張って“一生懸命やらなきゃ”という思いよりも大事にできるものが多かったなと思います。
二人にとっての“いい日”とは?
ーー「刑務所長さん曰く、刑務所にとっては“何も起きない1日”こそが“いい日”なのだということ」という竹内さんのコメントがありましたが、お二人にとっての“いい日”とはどんな1日ですか?
竹内:僕は逆に、いろいろなことが起こった日が最高に楽しいと思っちゃうんですよね。
木村:予想してなかったことが、ってこと?
竹内:はい。休みの日でも何か起こしたいんです。
木村:すごいエネルギー!
竹内:「うわ、いろいろなことが起きたな」と興奮しながら夜を迎えるのが一番最高かもしれません。
それこそ、この「看守の流儀」の撮影はとても充実していました。さっき木村さんがおっしゃっていたように「まさかこんなシーンになるとは思わなかった」という場面がたくさんあったので、ニコニコしながら現場から帰っていました。
反対に、何もなかった日は「もったいないな」と思ってしまうんですよね。つい最近も、全く何にも気分が乗らない中、苦肉の策でアクションを起こした日があって、「めっちゃ時間はあったのに、これしかできなかった…」という気持ちになりました。いつも追い込まれているので、そろそろやめたいんですけどね(笑)。
木村:私は、“予定をちゃんとこなせた日”が“いい日”ですかね。サプライズが起きるのが当たり前になると、どう来てもいいようにと柔軟になってしまうので。「出来なくても仕方ない」と思うけど、実はやりたかった気持ちもあって、自分の中で折り合いをつけてしまうから、やりたいことを100%やり切れた日は最高にいい日だったなと思います。かつ、みんなが笑顔だったら最高ですね。
ーー最後に、この作品の見どころをお願いします。
竹内:刑務所内は何も起きてはいけない場所ではあるけれど、こんなユニークな人間模様が繰り広げられているんだというのが魅力として見てくださる皆さんに伝わるのではないかと思います。とても人間くさいんですよね。どの職業も人の心で繋がっているし、信じ合ってお互い高みを目指していく関係は切っても切り離せないものなのだと改めて感じました。
木村:ミステリー要素もあるので、そこの部分でも楽しんでもらえるのではないでしょうか。あとは、話の内容がとてもドラマチックだけどとてもリアルでもあります。刑務官たちは鬼ではないし、受刑者たちも人間だし、人間である限り絶対情があるというリアルも楽しんでもらえたらと思います。
テレビ朝日ドラマプレミアム「看守の流儀」あらすじ
約500人の受刑者を収容する地方刑務所“加賀刑務所”の看守部長・宗片(竹内涼真)は、受刑者と真摯に向き合う熱き刑務官。ある夜、受刑者のひとりで暴力団構成員・与崎(近藤公園)に自身の携帯電話を貸す。バレたら宗片自身が懲戒免職処分を受けかねない職務規定違反行為だが、与崎に幼い娘の声を聞かせることで更生への意欲を高め、組織との関係を断つための極秘更生プログラム“Gとれ講習”を受講してほしいという願いからだった。
その矢先、上級刑務官・火石(木村文乃)が“ある特命”を帯びて加賀刑務所に赴任してくる。火石は宗片が与崎に携帯を貸したところを目撃したようだったが、なぜか「今後は慎むように」と注意を促すだけだった。
その矢先、認知症の傾向があった受刑者・蛭川(柄本明)が薬を包装シートごと誤飲し意識不明の重体に陥る。宗片の部下・西門(井上祐貴)が目を離した隙の出来事で、このまま事故死となれば所内に調査が入り、所長の久世橋(内藤剛志)が会見で釈明する事態は免れない。
処遇部長の蒲田(北村一輝)は報告書を“自殺”としてねつ造するよう宗片に暗に迫る。この件の調査は火石が担うことになったが、宗片は火石が組織のために真実を隠ぺいするのではないかと疑い、反発する。
蛭川の事件と前後して、元受刑者・源田(渡辺大)が仮出所直後、更生保護施設から失踪する事態が発生。もしも源田が再び罪を犯したら模範囚として早期出所を認めた加賀刑務所のメンツは丸潰れとなる。
蒲田の指令で宗片は源田の行方を捜し、彼の叔父・剛男(寺島進)を訪ねるが、手掛かりは得られない。服役中、源田には電話番号だけ記された差出人不明の謎の手紙が届いていたが、それが失踪と関係しているのか!? 行方を追ううち、ミカゲ(星野真里)というひとりの女性の存在が浮かび上がる。
さらに、宗片が与崎のためを思って行ったあの夜の“小さな温情”が、加賀刑務所を大きく揺るがす事件へとつながっていく。
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