花宮いのりさん(@inori_0118)

コスプレから水着グラビアデビュー、花宮いのり「最初は露出が少ない衣装にしようと思っていた」

2025.06.21 06:03
提供:ENTAME next

撮影会モデル、グラビア、そしてコスプレイヤーとして、多彩な活動で注目を集めてきた花宮いのり。惜しまれながら活動を終えた7人組アイドルグループ「Couleur Clarity(クルールクラリティ)」では、パフォーマーとしてだけでなく裏方業務も担い、セルフプロデュースの難しさと成長を実感したという。そんな彼女に当時の葛藤、そしてこれからの展望について語ってもらった。(前後編の後編)

――キャラもの以外でも、水着やグラビアもされていますが、何がキッカケだったのでしょうか。

花宮さん キャラコスをし始めてありがたいことに徐々にフォロワーさんが増えていって、撮影会の運営の人に誘われたんですよね。当時の神奈川県の時給って856円ぐらいだったんですよね。でも撮影会では数千円ってもらえたんです。私にとってはものすごく大金でしたし、正直言うと最初は割のいいバイト感覚でした。露出は少なめだし、可愛い服をたくさん着られるし、みんな喜んでくれるなんてハッピーでラッキー!みたいな(笑)。

――今は水着やバニーガールなどの露出度の高い衣装を着ることもあるそうですが、抵抗はありませんでしたか?

花宮さん 最初はかなりありましたね。コスプレの衣装を選ぶ時ですら、絶対露出がない衣装にしようって考えていたぐらいだったので。でも感覚って麻痺しちゃうんですよね。今は可愛く見えて、スタイルがよく見えるんだったら全然OK!と思っています(笑)。

――露出を増やして良かったと思いますか?

花宮さん 来て下さるお客さんが本当にいい人たちで、ポージングが決まると、すごく喜んでくれて、写真も綺麗に撮ってくれるんです。それってWinWinじゃないですか。だったら隠すより、堂々と見せたほうが潔いのかもしれないなって思いました。するとファンの人達ももっと撮りたくなって写真の技術も上がるし、より綺麗に撮ってもらえて、共に成長している感覚かもしれません。

――では、撮影で意識していることや大切にしていることは何ですか。

花宮さん いかにコスプレするキャラの解像度を高く仕上げて、キャラになりきれるかを大事にしています。なのでウィッグの自作は途中から諦めました。(笑)腕のいい友人にお願いしている方が早いし、完璧だし満足行くんですよね。グラビアの方はなるべく女性らしい曲線を綺麗に見せることと、いかに下品に見せないようにするかを意識しています。

――「綺麗」と「下品」の境界線は難しそうですね。

花宮さん そうなんですよね。しかも母が私のアカウントを見ているんですよ(笑)。だから「あんたやりすぎだよ」って言われないように気をつけて、逆に「綺麗になった」と思ってもらえるギリギリのラインを攻めています。――コスプレをお仕事にしようとしたとき、勉強や学歴に厳しいお母さんに反対されなかったですか?

花宮さん 最初は「これから先、何年もできないでしょ大丈夫なの?」と反対されましたね。母はすごく心配性なので(笑)でも安定して稼げるようになってきたり、アイドルをやったり、いろんなことに挑戦している姿を見て、「こんなに成長したなら、もう口出すことはないね」と、両親も心から認めてくれました。

――事務で働きながらコスプレだけでなくアイドル活動が重なっていたんですよね。会社と揉めることはなかったのでしょうか。

花宮さん 会社はコスプレとアイドル活動に対して理解してくれていたので、早上がりや休みの申請などかなり柔軟に対応していただいていたので、全然!なんなら会社の後に撮影がある日とかはアイドル衣装を持って会社に行っていました(笑)。

――そのアイドルユニット「Couleur Clarity」は、どのようにして誕生したのか簡単に教えて下さい。

花宮さん 3年前、リーダーの紗愛に「アイドルやりたいんだけど、どう?」って声をかけられて、私は軽い気持ちで「やる!」って返事したのを覚えています。そもそも、最初は1回きりのライブで解散する予定だったんですよ(笑)。でも「それはもったいないよね」って話になって、気づけば1年半も活動を続けていて。ファイナルライブを新宿ReNYという大きな会場でやるなんて、当初は想像もしてなかったですね。

――その1年半で、ご自身の中にどんな変化がありましたか?

花宮さん 一番はメンタル面の成長だと思います。コスプレもアイドルも、人気商売じゃないですか。ある日ふと「自分ってこのグループに必要なのかな」って思ってしまったんですよね。それがしんどくなったことがありました。

――なぜそう思ったのでしょうか。

花宮さん 特になにか大きな出来事があったわけじゃないんです。たとえば、チェキの列が他のメンバーより明らかに少ない日があったりすると、「あ、自分って人気ないんだな」って目に見えて分かってしまう。でも、それって本当にたまたまなことだと思うんです。でもそういう小さな不安が積み重なって、「私がいてもいなくても『クルクラ』は何も変わらないならいなくてもいいんじゃないか」って考えるようになって……。

あの時期は精神的にきつくて、1ヶ月くらい活動を休みました。そのとき、メンバーたちが支えてくれたから最後まで走り抜ることができたんです。あの経験があったからこそ、一皮むけたというか、強くなれた気がしますね。――セルフプロデュースのアイドルとして、運営面ではどのようなご苦労がありましたか?

花宮さん セルフプロデュースということは、つまり裏方がいないんですよね。事務的なパソコン業務からお金の管理、ライブ当日のタイムテーブル作成、役割の振り分けなど……パソコンでできる作業は、主に私が引き受けていました。

――まさに会社で働いた経験が活きたわけですね。

花宮さん そうですね。OL時代に身につけたパソコンのスキルはかなり役に立ちました。外部の方とのやり取りや正式な連絡も、基本的に私が代表としてやっていました。

――セルフプロデュースアイドルというと、経済面も気になるところですが、収益的にはどうだったのでしょうか?

花宮さん 本当に正直に言うと……完全に赤字の“貧乏アイドル”でした(笑)。やっぱり事務所に所属していないというのは、それだけでかなり大変なんです。チェキが一番利益になるんですけど、その売上もすべて運営費に充てていたので、自分たちの手元には残りませんでした。メンバー全員が撮影会で稼いだ分も何割かを固定で運営費に回していて、20万円近く天引きされるような月もあったくらい。

――撮影会が主な収入源なんですね。OLを辞めてから生活は安定していますか?

花宮さん 月に1回は必ず撮影会を開催すると決めているのですが、そのおかげで日々生活ができてます。本当に来て下さるみなさんには感謝しかないです。逆に言うと、撮影会がないとただのニートになっちゃいますね(笑)。

――では最後に、10年後どんな自分でいたいか教えて下さい。

花宮さん 元々スキンケアが好きなので、それは今後もずっと続けていきたいです。10年後も今のお肌を保って、体型もしっかり管理して「変わらないね」「綺麗だね」って思ってもらえるような自分でいられたらいいなって思います。

花宮いのりさん神奈川県出身、1月18日生まれ、O型。真面目な優等生だった中学時代から高校デビューで憧れのギャルに。その後専門学校を卒業して医療事務として勤務しながらコスプレイヤーとして活動を開始。7人組アイドルグループ「Couleur Clarity」のメンバーとしてもパフォーマンスを行いながら裏方業務も担当していた。なお同グループは2024年11月8日に活動を終了。現在は、月に1回撮影会を主催するほか、公式コスプレイヤーや同人グラビアモデルとして多岐にわたる表現活動を展開している。趣味はマシンピラティス。

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