

日本で一番登録数が多い犬種、実は「柴犬」じゃなかった 15年間不動の王者が「最強すぎる」と判明
近年、日本で最も犬籍登録頭数が多い犬種は「柴犬ではない」と判明。ジャパンケネルクラブのデータによると、2008年から「プードルの1強」と分かった。

今や日本国内だけでなく、世界中でそのかわいらしさが認知されている柴犬。「日本を代表する犬種」と言って差し支えないだろう。
ところで読者諸君は、日本で最も「犬籍登録」頭数が多い犬種をご存知だろうか。
「柴犬」が圧倒的に人気?
Sirabee編集部では以前、全国の10~60代の男女590名を対象としたアンケートにて、「犬籍登録頭数が最も多い犬種」について調査したことがある。

その結果、全体の53.1%が「柴(犬)」と回答したことが明らかになったのだ。その後は「プードル」(20.2%)、「チワワ」(19.8%)が続く。
そこで今回は、純粋犬種の犬籍登録や有能・優良犬の普及、畜犬の飼育の指導奨励、動物愛護精神の高揚のために活動し、様々な協議会を通じて「犬の素晴らしさ」「犬と暮らす楽しさ」を広く伝える国際的愛犬団体「一般社団法人ジャパンケネルクラブ」(JKC)に、日本における「犬籍登録頭数」の推移について話を聞いてみることに。
1位と2位の差がデカすぎる...
まずは、2023年の犬籍登録頭数TOP3を見てみよう。
3位は「ダックスフンド」の29,082頭、2位は「チワワ」の48,865頭、そして1位は「プードル」の80,631頭。
なお、4位以降は「ポメラニアン」、「ミニチュア・シュナウザー」、「フレンチ・ブルドッグ」と続き、「柴」の名前が現れるのは11位(6,159頭)である。つまり、直近の犬籍登録頭数ではではプードルと柴犬に、10倍以上もの差があるワケだ。
ちなみにJKCでは「プードル」をトイ、ミニチュア、ミディアム、スタンダードの4サイズに分類しており、前出の「プードル:80,631頭」の内訳は、「トイ:77,908頭、ミニチュア:233頭、ミディアム:308頭、スタンダード:2,182頭」となっている。
なんと「プードル」の中の「トイプードル」に限定しても、2位のチワワに圧倒的な差をつけていると判明したのだ。トイプー人気、恐るべし...。
しかし、そんな圧倒的王者であるプードルの回答率が今回のアンケートではわずか20.2%。ひょっとしたら「プードル=スタンダードプードル」と認識していた人も、少なくなかったのかもしれない。
過去70年の犬籍登録頭数を遡って驚き
プードル、およびトイプードルの登録数がここまで上昇したのは、いつ頃からなのだろうか。
JKCが公開する過去の犬籍登録頭数データを確認すると、1955年〜58年度は「日本スピッツ」、59〜66年度は「アメリカン・コッカー・スパニエル」、そしてその後は「マルチーズ」が67〜84年度の長きに渡って首位となっていることが判明。
続く85〜89年度は「シェットランド・シープドッグ」がトップとなり、90〜96年度は「シー・ズー」と「シベリアン・ハスキー」が鎬を削り合う。
そして97年〜07年度は(記者が最もかわいい犬種として認識している)「ダックスフンド」が、その短い足でトップに躍り出る。だが、なんと08年度以降は今日まで「プードル」が首位の座をキープしていると分かったのだ。
ちなみにチワワは00年度以降からずっと「2位」を維持し続けており、こちらも非常に安定している。
「犬籍登録頭数」=「人気ランキング」ではない?
...と、ここで改めて気をつけたいのが「犬種別犬籍登録頭数」の定義。
こちらについて、JKCの担当者は「1~12月までの1年間に本会の血統データに新規に血統登録され、血統証明書が発行された犬の頭数です。1年間分の頭数しか日本にいない、という意味ではありません。犬の寿命を10~15年と仮定した場合、その期間の登録数を積算することにより、おおよその頭数は把握できると思われます。ただし、登録後の死亡・輸出の頭数は含まれません」と、説明している。
つまり、こちらは「新たに血統登録された犬種」を指すデータであり、その数値がそのまま「人気犬種ランキング」に直結するようなものではないのだ。
JKCの担当者も、今回のアンケート結果を受けて「『犬籍登録頭数』という用語は、『犬の登録頭数である』という事実と結びつきにくいのかもしれません。『日本に今いる犬の数である』『人気ランキングである』などの誤った解釈により、発信されているのも要因と思われます」と、分析していた。
とは言え、犬種の人気度合いと犬種別犬籍登録頭数が「全くの無関係」とは言い切れないだろう。不動の王者「プードル」から首位を奪還する犬種は、現れるのだろうか...。
執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)
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