

その先は危険だ…水族館を舞台にした人気ゲームのコミカライズに「臨場感がたっぷり」の声【ホラー漫画】

コミックの映像化や、小説のコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、大人気ホラーゲームのコミカライズ版『アクアリウムは踊らない』(原作:橙々、漫画:冬眠結)をピックアップ。
ニコニコ漫画の公式X(旧Twitter)が4月30日に本作を投稿したところ、5,000件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、ゲームクリエイターで原作の橙々さんとコミカライズを担当した冬眠結さんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについて語ってもらった。
謎の水族館で巻き起こるミステリー
主人公の少女・スーズは、ある時入院中の友人から「ビアンカ水族館」のプレミアムチケットを貰う。スーズは、行きたがっていた親友のルルを誘い、「ビアンカ水族館」へ行くことに。過去に海で溺れた経験から水が苦手なスーズに、「こうしていたら怖くないかも~」と手を繋いでくれるルル。
水族館につくと館長の妻・クリスに迎えられ、プレミアムチケットの特典を教わり期待が高まる二人。館内を案内してもらっている途中、スーズは「危険だ 逃げろ」という声を聴く。さらに「人間に戻れなくなる」「その先は危険だ」との警告が続く。
ルルに呼びかけられ我に返ったスーズ。その後、館内で年間パスポートを持ったトイという少女と出会う。トイと別れた後も、クリスに案内されながら水族館を進むスーズとルル。
大水槽エリアに来ると、その水槽には1匹も生き物がいなかった。クリスによると以前この水族館を人気にしてくれたホオジロザメがいたとのこと。ホオジロザメの過去の話を聞いていると突然ルルがいないことに気づき、クリスと手分けしてルルを探すことに。
探しているうちにスーズは大きな水槽に落ちてしまい、気付くと元いた水族館とよく似た、でもどこか不穏な空気に包まれた水族館に迷い込んでいた。そして、ルルを探し進んでいくと、そこには血だらけで“人間の足じゃない”トイが座り込んでいるのだった…。
作品を読んだ読者からは、「よりアクおどの世界に入り込めて面白い…」「この謎解きやった!ってシーンが漫画になっててすごい面白かった!」など、反響の声が多く寄せられている。
橙々さん「目標はアニメ化」、冬眠結さん「アクおどの隅々まで描ききろうの精神で…」
■原作・橙々さん
――『アクアリウムは踊らない』を創作されたきっかけや理由などをお教えください。
ゲーム制作仲間の蒸発がきっかけですね!元々5人で1つのゲームを作ろうと立ち上がったプロジェクトで、私はキャラクターデザインとイラスト担当予定でした。
でも、私のやる気があまりにも凄すぎた余り、最後に立っているのは私だけという状況……。しかも全員無言でいなくなったのでなにくそ……と思って私一人で完成させました。
ゲーム制作は完全に初めてで、0からのスタートでした。最初にグーグルで「ゲーム 作り方」で検索したのはいい思い出です……。
――今作はホラーゲームとなっていますが、創作過程で特にこだわった点や心がけた点があればお教えください。
とにかく分かりやすく、というのは意識していました。プレイヤーの方にじっくりと考察をしていただけるような深みのある作品にしたいと思っていたので「難しい・分かりにくい」と隣り合わせだったためです。ゲーム作家になって学んだのですが、こちらの意図しない行動や考えを持つプレイヤーが本当に多いです!
特に謎解きは、自分が思っている数歩先までヒントを出したりしておりました。あとは、どんなモブキャラクターであっても主役級の魅力を引き出せるようにしていました。
少ししか登場場面がないキャラでも、しっかり過去を作り込んでいます。
――今回コミカライズされた『アクアリウムは踊らない』第1話をご覧になった時の感想をお聞かせください。
「ゲームを漫画にするとこういう表現になるのか!」と驚いていました。想像以上のものが出来上がり、感動していました。
実はアクおどはゲームの物語を漫画にする際のストーリー改定や表現については全てお任せしています。つじつまが合わない箇所はないかの確認のみです。
ゲームをプレイした方はご存じかと思うのですが、ゲームと漫画で演出が違う箇所は意外と多いです。
でもうま~くまとまっており、回を追うごとにファンの方からこの点を褒めていただくことが増えました。
――累計60万ダウンロードを突破している本作ですが、ゲームリリース後の反響について率直なご感想をお聞かせください。
大変ありがたく、そしてドン引きしていました。反響の多さのあまりメールがパンクしました。公開直後、私は新婚旅行のためイタリアにおりまして……。
常にメールの通知が止まず、パスタをモリモリ食いながら滝汗をかいておりました。実は公開直前にブラック企業を退職しており、普通に次の職を探すため就活をしていました。
そんな中、私を救ってくれた……もとい、ゲームクリエイターで食べていくという選択肢をくれたのがアクおどでした。盛り上げてくださったファンの方のおかげで命拾いしました。
――橙々さんご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。
目標はアニメ化です。これはゲームを作ろうと決意した時から変わっていません。この目標を掲げつつ、さらにやりたいと思っているのは次回作です。
またゲームを作りたいです。過去編になるのか、全くの新作になるのか……まだ決められてはおりませんが、作ります。そして絶対に一人で作ります。
これ以上、蒸発人数記録を増やすわけにはいかないので!!大好きなアクおどキャラとファンの皆様への恩返しができればと思います。
――最後にファンの方へメッセージをお願いします。
時にTwitterで橙々をイジり、時に新情報に楽しく騒ぎ涙し、時にリアルイベントになると紳士的でTwitterと同一人物か疑わしい皆さんへ。
まだ公開していない新情報が大量にございますのでご安心ください。今年も来年も話題は尽きないと思います。
これは皆様がいつも楽しそうにしてくださっているおかげです。企業様も皆様の反応を見て喜んでおりました。これからもアクおどで、わいわいしていただければと思います。
一緒にアニメ化目指しましょう。
■漫画・冬眠結さん
――『アクアリウムは踊らない』のコミカライズを担当されたきっかけや理由などをお教えください。
初めは担当編集様との雑談内で私が好きそうだからとタイトルだけ教えていただきまして、調べてひと目でキャラクターデザインに強く惹かれ、ゲームプレイ後はもう転がり落ちるようにアクおどの世界観とストーリー、個性豊かなキャラクターたちの虜になり……。
とっても素敵でした〜と編集者様にお伝えしたところ、コミカライズ企画のお話をいただきまして担当させていただけることになりました。
今でもなぜ私が担当させていただけているのだろうと思っております……きっかけをくださった編集様と橙々先生には感謝しかありません。
――今作を描くうえで、特に心がけているところ、大切にしていることなどをお教えください。
特に心がけていることとして一番は安直なのですが、キャラクターを可愛く描くことです。橙々先生の描かれたゲーム内イラスト全て素晴らしく可愛いので、私の絵柄でもスーズ達の可愛さを目一杯表現できていればと思います。
また水族館を舞台にしたアクおどならではの世界観を損なわずに描くこと、ゲーム内ストーリーからブレることなくキャラクターの解像度をよりはっきり読者様に見せられるよう、心理描写も丁寧に描くことも私自身の技量が試される部分ではありますが、今後の課題としても心がけて描きたいと思っております。
――『アクアリウムは踊らない』の第1話のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
特に1話最後のシーン、モノローグ部分は自分でも気に入っています!
スーズとレトロの出会いのシーンなので、ゲームのように時が止まったような……ドラマチックに描けたのではないかと……!
またネームの時点ではスーズを何度か笑わせて描いていたのですが、橙々先生からスーズの笑顔は最後まで無しの方向でと言っていただきまして、こちらかなり強い興奮と衝撃をくらいました……徹底させております。スーズの細かな表情は1話だけでなくこれからも見ていただきたい部分です。
1話同様に1巻は読者の皆様もゲームの追体験のように恐怖の水族館に迷い込んだスーズ目線で読んでいただけたら幸いです。
――冬眠結さんご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。
正直アクおどに出会っていなければ、漫画家としてデビューするという連載のお話を白紙にと思っておりました。
同人活動も片手で収まる回数しか経験がなく、全く筆を取らなかった時期も間にあるほどの人間でしたので軽率にお返事してしまったなと、当時はお声かけいただいた担当編集者様に申し訳なさしかありませんでした。
この出会いに感謝して、具体的な展望はまだ書けるほどの者では無いのですが、引き続き漫画家として頑張りたいですね。
――最後にファンの方へメッセージをお願いします。
アクおどに携われること、本当に嬉しく思っております。
今後もアクおどの隅々まで描ききろうの精神で担当させていただきますので、これからもアクおど並びにコミカライズをよろしくお願いします!
関連記事
「ニュース」カテゴリーの最新記事
-
佐野なぎさ、もちもちボディ炸裂!セクシービキニカット披露WWS channel
-
桃里れあ、五感を刺激!!豊満ボディでファン悩殺WWS channel
-
由良ゆら、清楚白ビキニ姿がチラ見え!?魅惑的ビキニカット公開WWS channel
-
宮瀬七海、アイドルに変身!キュートすぎるSHOTにファンメロメロWWS channel
-
くまだまさし、娘の18歳誕生日に思いがこみ上げる「色々思い出し、急に奥さん涙ポロポロ流しやがって〜」ENTAME next
-
9頭身美女・倉木華、圧巻のビキニ姿を披露WWS channel
-
Hey! Say! JUMP八乙女光、バラエティーでナレーション初挑戦「かのサンド」7月マンスリーナレーターに決定モデルプレス
-
姉は山田優、元人気タレントが“きょうだい写真”公開「ゆうちゃんしんたろちゃん」ENTAME next
-
北野瑠華、連ドラ初配信「脱ぐだけじゃないグラビアの美しさ」ENTAME next