

ウエンツ瑛士「辞めたくないって思わなくてよかった」芸能界に身を置く“覚悟”を振り返る<ダウンタウンDX>

6月12日(木)放送の「ダウンタウンDX」(毎週木曜夜10:00-11:00、日本テレビ系)は「芸能人の大損小損DX」がテーマ。代打MCは南海キャンディーズ・山里亮太。ゲストに、ウエンツ瑛士、梅沢富美男、銀シャリ・鰻和弘&橋本直、OCTOPATH・栗田航兵、さや香・新山、重盛さと美、高田真希、サバンナ・八木真澄が登場する。
WEBザテレビジョンでは、収録を終えたウエンツ瑛士に独占インタビューを実施。収録の感想や印象に残ったエピソード、今後の展望について話を聞いた。
思い出は「席順が内側になれたこと」
――収録を終えた率直な感想を教えてください。
山里(亮太)さんのMCになると、また違った「ダウンタウンDX」の雰囲気になり、楽しみながら収録できました。
――ウエンツさんは今回8回目の出演でしたが、「ダウンタウンDX」の印象は?
長く続いている番組ですし、僕がデビューさせていただいてからずっとお世話になっている番組というイメージはすごくあります。なので、ほかの番組とは違った緊張感というか、昔出演させていただいた時の緊張感も同時に蘇ってきますね。
――6月末で番組が終わってしまいますが、ダウンタウンお二人との思い出はありますか?
デビューしてから数年、この番組にお世話になるときは当然1番端っこの位置だったり、ひな壇の3段目だったり…。とにかく後ろの方だったので、回を重ねるごとに前の方(内側)になれた時はうれしかったです。
特に浜田さんから直接ツッコんでもらえたり、手が届く距離感にいて頭を叩いてもらう瞬間は思い出として残っています。
お金の使い道は「人に使うことが多い」
――「芸能人の大損小損DX」というテーマでしたが、共演されたゲストの皆さんのエピソードで、印象に残ったものはありますか?
梅沢さんが映画を断った、みたいな話ってどこかタレントあるあるだなと思いながら聞いていました。何かを選べば何かを選べないという現実は常に芸能界には存在するので、僕だけの力だけではどうにもできないし、周りはどんどんスターになっていったり。
その過程の選択肢ってたくさんあるんだな…って思いながら、他人事ではなく同じような目線で共感しました。ただ、それを今回皆さんが笑い話に出来ているっていうことは、もうすでに成功されているっていうことなんでしょうから、それはそれでステキだなと思いましたね。
――ウエンツさんは普段何にお金を使うことが多いですか?
人に使うことが圧倒的に多いですね。僕はあまり洋服とかアクセサリーとかにも興味がないので、食事やプレゼントが多いかも。
――経験にはお金を使うタイプ?
経験は、値段でいうとそんなにいかないかなと思っていて。ファーストクラス、ビジネスクラスに乗って…っていうこともないし、歩いてみたりとか、自転車や電車で移動することの方が僕はすごく好きなんです。なので、差し入れとか、プレゼントのほうが重視しがちですかね。
――ご自身のYouTubeでは、平愛梨さんと列車旅に出かけていましたね
まさに、ああいうのが好きですね(笑)。普段、個室のグリーン車みたいなところを買うこともないですし、寝台列車や夜行バスに乗るのも楽しい。誰かにお土産とか渡したり、差し入れを買ったり、比率でいうとそっちが経験より大きいかな。
イギリス留学のきっかけは「演出家との出会い」
――「イギリス留学は20歳ぐらいから行きたかった」と収録では仰っていましたが、思い立ったきっかけは?
小さい頃、お金を貯めたら海外に行けるし、世界1周とかもしてみたいなって漠然と思っていたんです。でも、よく考えたら仕事をすればするほど休みは取れないんだなって実感して(笑)。
お金は稼げれば稼ぐほど、使い道がどんどんなくなっていくんだ…みたいなのはずっと思っていたので、これは誰かに迷惑をかけてしまうかもしれないけれど、どこかで自分の思いを優先する瞬間を作ってもいいんじゃないかなって思いました。
――ウエンツさんはバラエティーやMC、歌などマルチに活躍されていますが、その中でも特に演劇に刺激を受けて、留学に行かれたのでしょうか?
元々は芝居が好きで、本格的にやりたかったのは大前提ですけれど、僕がまだ20歳前後の時代って、テレビに外国人が出ているのが珍しかったんです。今は、ヨーロッパ・アメリカ系の顔だけじゃなくて、アジア系だったりいろんな方が出ているけれど、当時はやりたいと思っても当然口にも出してなかったし、出した時もあったけど一瞬でそれが終わったというか。
どこか悔しい思いがあって仕事を続けてきた中で、いろんな演出家の方と出会う機会があって。とにかくコミュニケーションの豊かさに感動したんです。僕は3才の頃からこの世界にいたので、もうちょっといろんな常識や知識を蓄えたい気持ちがあって、結局留学をスタートさせる大きな目的は演劇でしたけれど、付随するものもいっぱいあったかな。
――芸能界しか知らないからこそ、視野を広げて別の世界が見たかった?
そうですね。それは逆に還元できるものもあると思ったので、外に行きたいというよりかは、外をもっと知った上で、楽しいエンタメができるんじゃないかなっていうのはありました。
留学後は「人との縁を感じた」
――当時も色んな番組・人から求められていたと思いますが、周りの環境とかも整って30歳で思い切ることができた?
うーん、そういう気持ちの人はいても、立場上言えないっていう人の方が多かったのかなとも思います。当然、僕の地元の友達とかは「マジですぐ行きなよ!」みたいに言ってくれていて。ただ、立場によって言える言葉って違うなって後々分かりました。
ただ、それ以前に自分の人生に責任を取るのは自分自身しかいないので、周りの意見を聞いてどうするか左右されるということはないようにしましたね。自分の意思決断だけでなるべく動く、決断で何かをやめるということもやれるようにならないと、今後もそういうのに縛られるなと思ったんです。
――「留学自体が損だったんじゃないか」とのお話もありましたが、実際留学前と後で変わった事はありますか?
帰ってきて丸3年コロナ禍だったので、いろいろ難しかったところもありましたが、僕の中ではたくさん変わったこともありました。まず、声をかけてくれるスタッフさんがいっぱい変わったかな。自分が何をやりたいんだろう、とか、自分がこういうことをやってきたっていうことに興味を持って下さって。今まで出会わなかった人たちと出会えるっていうことが、圧倒的に増えましたね。
――人の縁をすごく感じた?
自分自身はそんなに変わったっていうことを提示しなくても、周りが勝手に変わり始めているな、と感じました。
「求められていること以上に」がモットー
――シンプルな質問ですが、ウエンツさんはできないことはあるんですか?
何かができると思ったことは全然ないですよ(笑)。多分、それこそ「ダウンタウンDX」さんとかは、昔の映像とか引っ張り出してもらったらよくわかると思うんですけれど。
むしろ何も出来ていないので、全部経験させてもらって、積み重ねている最中っていう感じ。トライアンドエラーは全てに対してやっていますし、何かをやれるなと思ってこの世界にいるってことはあんまりないです。
――求められたことは全力で答える、がウエンツさんなりのモットー?
そうですね。求められているかどうかも自分ではよく分かっていないんですけれど(笑)。どちらかというと、求められていること以上のことをやったときに、初めて評価されるなと思うので。求められていることをやる、だとあんまり意味ないかなという考えです。
芸能界は「ずっと辞めたい」
――コロナ禍を機会にYouTube始められて、最近再開されましたよね。指原莉乃さんとの回も話題になっていましたが「芸能界をずっと辞めたい」っていうのは本当ですか?
本当ですね。だからこそ全力でやれるんだなと、僕は彼女の話を聞いていてすごく思いました。「いつ辞めてもいいように」っていう覚悟があるから、悔いを残さないように1個1個の仕事をやる、っていう。言っていることは真逆なような気もするけれど、そのモチベーションが、全力でやれるに繋がるんじゃないかな。
むしろ、絶対辞めたくないって思っていたら、どこかで飽きてしまったり休憩しちゃったり、なめちゃうみたいな瞬間ってあったのかもしれない。指原の話を聞いていて、別に嫌で辞めるとかじゃなく、全力でやっているからこそいつでもかかってこいよっていうね、覚悟みたいなところが振り返れた回になったなと思います。
――指原さんは、アイドルっていうなりたいものがあったけれど、ウエンツさんは自分の中でビッグタワーがなかった?
大きい目標みたいなのがなかったからこそ、全部フラットになんでもやってきたし、逆になくてよかった。あったらどうなっていたのか、本当に分かんないです(笑)。それこそ今回のテーマじゃないですけれど、機会損失みたいな話で、正直もうタラればは何にでも言えちゃうから。
それはこの芸能界に限らず、何か目標に向かって頑張っている人と、目標がない人も当然いるし。でも、日々の生き方で目標がある人だけが全てじゃなく、世の中のためのお仕事もいっぱいあるし、見えない仕事もいっぱいある。僕は夜中に働いている人に注目する番組をやっているから余計思うんですけれど、人が頑張るモチベーションって、それぞれだなって思います。
YouTubeで「僕の大好きな人たちを知ってもらいたい」
――ウエンツさんが今一番やりたいこと、今後の展望は?
近いところではもうあるんですよ。それは割と僕自身のためでもあるんですけど、僕が大好きな人たちをもうちょっと世に知ってほしいというか、その人たちの素晴らしいところ、こんなとこありますよみたいなのを伝えたい。YouTubeを始めたのも、割とそういう意図があるんです。
今後もいろんな方がゲストで来てくれますし、それは後々発表があるので楽しみにしてほしいかな。
――YouTubeにおいて、自分の良さを発信していくよりも、誰かの良さを発信していくって新しいですよね。すごくステキなことだと思います
それが楽しいんですよね(笑)。テレビに出ていてよく思うことがあって、もうちょっとこの人に時間を取ってあげれば、もっとこういう良さがあるよな…とか。
バラエティーだけでいえば、芸人さんとかも1個の笑いを取るために、ちょっと本質を隠したり、っていう瞬間もあって。伝わっている人には、もちろん伝わっていると思うんですけれど、もっとわかりやすく伝えられる方法や、時間さえ取れればなってよく思う。
――テレビはテーマも決まっているし、人数も尺もある。1人にフォーカスするのってなかなか難しいですね。
そうなんです。あとは相性もあるだろうし、時間制限もある、この1分で結果を出してくださいっていうのが向いている人と向いてない人もいるじゃないですか。いろんなタイプの人がいる中で、その1つの選択肢にYouTubeがなったらいいなと思います。
「働き方改革」が業界の成長につながる
――3歳の頃から芸能堺にいて、やっぱり昔と今の芸能界は違いますか?
本質的には、僕は何にも変わってないと思っています。時代と共に新しいメディアが台頭してくるのは当然の流れというか、権力は長続きしないじゃないですけれど、ずっとトップにいることはとてと難しい。誰だってずっとちやほやされていたら、気持ちが緩んで…っていうことを繰り返してしまうのだと思います。
歴史を遡れば、テレビがすべてだって業界が盛り上がった瞬間があって。でも、当然いろんな媒体が出てきて、そっちにお客さんが流れるようになってきて。でも、やっぱりもう1回頑張ろうっていうその気持ちって、人としては当たり前じゃないですか。
ずっと 1強だったら、そのモチベーションって絶対に保てないから。そういう意味での変化は、やっぱり目の色を変えて、スタッフさんも演者も、今取り組んでいると思います。
――その中でも変えなきゃいけないことはある?
同時に働き方だったり、ライフワークバランスだったり、男性優位になっちゃっている業界でどう変化するかは大切ですよね。そのおかげで、また新しいアイデアがいろんなとこからも出てきているから、固執的には変わってないけれど、やっぱり時代の流れ的には、テレビの成長につながっているなと感じます。
見えないところで働いているスタッフさんが報われるのって、僕にとっても幸せですし、あくまでも僕は仕事をいただいていて現場に行く立場なので、やっぱり見えないところでいろんな人が頑張っているっていう現実は忘れちゃいけないことかなと。
今回は「純粋に笑って見て欲しい」
――最後に番組の見どころと、視聴者へのメッセージをお願いします。
山里さんならではの切り口で、番組が進んでいくっていう新鮮さを楽しんで欲しいなと思いますし、「大損小損DX」というテーマですから、その人たちなりの損がたくさん出てきますので、もう純粋に笑って見てもらえたらうれしいなと思います。
※高田真希の「高」は正しくははしごだか
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