崎山つばさらが追加キャストにドラマ「被写界深度」OP＆ED曲決定、予告動画も公開

2025.06.09 19:03

宇佐卓真＆平野宏周がダブル主演を務めるドラマ「被写界深度」が6月20日(金)夜8時より、FODにて独占配信される。この度、オープニング＆エンディングテーマが決定。あわせて、本作の追記キャストと予告動画が公開された。

切なくもいとおしい、モラトリアム・ラブ・ストーリー

本作は、原作者・苑生による初のWEB連載作品で、年間920万PVを記録し、2017年には大洋図書よりコミックス化もされた話題作をドラマ化するモラトリアム・ラブ・ストーリー。大好きな音楽を自ら手放した早川と大好きなカメラに真っすぐ向き合う紺野、正反対の2人が少年から大人へと変わる狭間で揺れ動く模様を描く。

明るく人気者だが、どこかむなしさを抱えながら日々を過ごす早川秀一郎役を宇佐卓真が、クールで無愛想だが大好きなカメラにいちずに向き合う紺野遼平役を平野宏周がそれぞれ務める。メガホンをとったのは「25時、赤坂で」や「みなと商事コインランドリー2」(ともにテレ東系)などの川崎僚監督。脚本は「ライオンの隠れ家」(TBS系)などの一戸慶乃氏が手掛ける。

OP曲はHakubi、ED曲はYOURNESSに決定！

オープニングテーマは京都発のロックバンドHakubiが歌う「2025」、エンディングテーマは福岡で結成された4人組ロックバンドYOURNESSが歌う「眩」に決定した。

崎山つばさ、霧島れいからが追加キャストに

またこのたび発表された追加キャストは、自由な考えの持ち主で、大学生になった紺野に影響を与えるメイクアップアーティスト・梅さん役の崎山つばさ、自宅でピアノ教室を開き、孤立していた幼少期の早川にピアノを学ぶことを提案した、息子を見守る早川の母・早川みちえ役の霧島れいか。ほか、キャストとして、早川の幼なじみで一緒にバンドを組み、周囲から孤立した早川の理解者となる山下隼役に八神慶仁郎、早川の中学時代からの後輩・杏役に佐月絵美、カメラマンを目指す紺野の大学の同期・南役に久保乃々花、早川の大学時代の友人・三ノ輪役に橋本和太琉らが名を連ねる。

「被写界深度」ストーリー

高校生の早川秀一郎(宇佐卓真)は、ある過去の出来事のために、大好きだった音楽を自ら捨て、心を閉ざしてしまっていた。ときには、その空白を埋めるために、誰かれ構わず身体を重ねることも。それでも心は満たされず、息が詰まるような苦しさに襲われたある日、早川は校舎の屋上へと向かう。空と海が美しく溶け合う誰もいないその場所では、捨てたはずの音楽を自然に口ずさむことができた。

そんな屋上で出会ったのは、同級生の紺野遼平(平野宏周)。無愛想だけれど、大好きなカメラに真っすぐ向き合う紺野に、早川は強烈に引かれていく。けれど同時に、好きなことや夢に対して全くブレない紺野と自分を比べ、どうしようもない嫉妬と劣等感を募らせていった。複雑な感情に押しつぶされそうになった早川は、ままならない思いをぶつけてしまう。その日以来、2人の関係は友情から別のものへと変化していく。

そして、物語は大学生編へ。紺野は希望通りに美大でカメラを学んでいるが、早川とは疎遠になってしまっていた。しかし、ある出来事がきっかけとなり、彼らの運命が再び交わり始める。

「被写界深度」第1話あらすじ

高校生の早川は、心にぽっかりと穴が空いたような虚しさを抱えていた。クラスの中心的存在である友人たちにも恵まれ、遊び相手もいる。けれど、大好きだった音楽を捨てた“あのとき”から、まるで息をしていないように感じていた。ある朝、教室で強烈な息苦しさを感じた早川は、逃げるように校舎の屋上に駆け込む。

他人の目など気にする必要もない、誰もいない屋上で、早川はようやく、自分を取り戻せた。無意識に、歌を口ずさむ。次の瞬間、シャッターを切る音がした。カメラを構えていたのは、同級生・紺野だった。「いい顔してたから撮った」。紺野の真っ直ぐな眼差しに、早川はなぜか心を奪われる。

その日以来、2人は屋上だけで言葉をかわす“屋上友達”になった。

好きなカメラに夢中な紺野は、早川の友人にはいないタイプ。早川は、紺野に憧れにも似た感情を持ちながらも、同時に強い劣等感を持つようになる。そんなある日の放課後、人気のない科学準備室でのある出来事をきっかけに、早川は紺野への気持ちが“ただの友情”ではない特別な感情であることに気づいてしまう。

Hakubi・片桐(Vocal&Guitar)コメント

なにかいろんなものに押しつぶされそうになって、呼吸ができない。自分が何をしたいのかもわからない。そんな悲しみの中で、訪れた場所で出会った景色や出会った人との関わりで、自分に素直になれた。もう一度、深呼吸ができた。そんな瞬間を切り取ったのが「2025」という楽曲です。ちょうどこの楽曲を制作しているときに「被写界深度」のお話をいただいたのですが、楽曲で描いている情景と作品とが不思議と繋がっているように感じました。ドラマ配信がとても、とても楽しみです。

YOURNESS・古閑翔平(Guitar&Programming)コメント

今回の楽曲「眩」は、タイトルにもあるように“眩しい”という言葉をテーマに制作させていただきました。YOURNESSとしては初のドラマEDということでバンドの強さでもある“歌”“歌詞”にフォーカスを当て「被写界深度」という作品を表現しています。2人の主人公が互いの生き方に対し、眩しさを感じて、惹かれ合い、眩惑されていく。“自分もあなたのようになれたら”という感情を青春の時間の中で感じてしまうのは、人の考え方や価値観を大きく変えるきっかけの一つだとも思っています。そういった背景を自由に想像してもらえるような歌詞を心がけましたのでぜひ、ドラマと共にED楽曲「眩」を楽しんでいただければ幸いです。