所ジョージ「目安で置いて、ドンピシャだったら俺の勝ち」単調な作業を楽しむコツは“ゲーム性”＜所さんの世田谷ベース＞

2025.06.08 12:00

所ジョージがMCを務める「所さんの世田谷ベース」(毎週土曜夜10:00-10:55、BSフジ)の第439回「日曜大工ゲーム。」が6月7日(土)に放送された。所ジョージ的モノの考え方や閃いた遊び、世の中の楽しみ方を発信する同番組。今回は所の仕事や作業をおこなう時の考えや、木材を用いて花壇をつくるようすが見られる。

作業に持たせるべきものは“ゲーム性”

放送が始まると、ガレージ前を片付け中の所が登場する。作業前まで「オブジェなのだ」と言っていたガレージのさまざまなアイテムを、片付けた後は「ウソ、ゴミ！」と一蹴。「片付けてみてわかった。“ゴミなんだこれ”と思って」と笑いながら、“今日やること”を説明し始める。

玄関先にある花壇が腐ってしまったため、作り直すという所。足元には大きく細い木材が寝かされていて、本日はこれが材料になる。サイズはあらかじめ測っているということだが、不透明な部分もあるようで“とんちんかんなこと”が起きてほしいと笑いながら作業がスタート。

ペンで印を付けながら作業するものの、ズレが生じても「どっかで帳尻を合わせるから大丈夫だよ！」と笑う所。“うまくいかないこと”を楽しむ姿勢は相変わらずのようで、帳尻合わせの補整ができると満足そうに笑っていた。そうして木材のカットが終わると、続いては木材を組んでネジで留めて形にしていく。

目分量で位置を調節しつつ、それでも思ったほどのハプニングは起きない。「作業感出るけどさあ、大した作業じゃねえよな！」とこぼしつつも、所の花壇製作は続く。唯一、作業中に木材が割れてしまったためカットをやり直すといった問題が起きた程度だ。

それでも作業を単調にしないために、組み上げた木材に塗料を塗っていた所からある言葉が。「目安で置いて、ドンピシャだったら俺の勝ち…みたいな」と、作業に“ゲーム性”を持たせることが大事なのだという。目の前にあるものに対して何らかのゲーム的要素を取り入れ、「達成できるか、できないか」を楽しむ。これが単調な作業で体や心が感じる疲労を忘れさせてくれるため、仕事が嫌にならない。

「道端の石を蹴り続けて家まで持ち帰られるか」「白線からはみ出ないように歩けるか」といった小さなころに経験のある小さなゲームを思い起こす所。そうしたゲームを自分で設定できれば、目的地まで道を歩くという単調な作業すら楽しめるようになる。

巨大すぎるトロフィー

「トロフィーをね、この間くりぃむしちゅーの上田(晋也)くんが持ってきたんですよ」と言って所が見せてくれたのは、所の身長より頭3つ分近く背が高い巨大なトロフィー。台座には「第66回日本レコード大賞　ま、ま、まさかの作曲賞」と書かれた所の受賞トロフィーだ。

ワゴンに乗せて持ってきた上田自身も「邪魔でしょ」感を出して笑っていたそうだが、もちろんその場はカメラも回っていない。先述のとおり巨大なトロフィーは赤と金で彩られ、最上部にはギターを持った所のデフォルメ像までついている。

費用が掛かったであろう立派すぎる代物だが、「ちゃんと撮らなくていいからね。こんなんでいいよ」「『こんなバカな物を上田が持ってきた』で」と所。「上田くんありがとう…ありがとうじゃねぇよ！バカ野郎こんなもん持ってきやがって！」とノリツッコミで、スタッフから笑いをさらう所だった。

さらにあまりにも巨大なので、「これアレだから、カメラがなくなった途端に俺は分解するからね!?二度と陽の目見ないからね！」と追撃。しかしトップに飾られた所くん人形だけは取っておくそうだ。

そんなひと幕を挟みつつ、最後には作り上げた花壇の柵を据え付けて完了。設えた横幅が実物よりも大きかったのか、「こんにゃろ」「なんだよ」と文句を言いながら修正を加えていく手際はさすがといったところ。

「神経質な人が見たらイライラすんだろうけど…」と謙遜する所の言葉に、番組スタッフが「ヒロミさんとか」と名前を挙げる。すると笑いながら「ヒロミくんとかイライラするんだろうけど、だからヒロミくんのものにはちょっとアジがないのよ！俺はメーカーじゃないんだからさ、いいんだよこれで！」と返答。最終的にできあがった柵の完成度に、「どうだよ、すごくね!?」と先ほどまでの謙遜を忘れて自画自賛していた。